千早亭

2017年10月10日 (火)

千早亭稽古会

発表会直後ですが、参加者もそこそこ。
千早亭稽古会
稽古場に着くと、逢手井さんがやっているところ。
千早亭稽古会
今日は全員が読み稽古(演読)でした。
千早亭稽古会
  ◇権助魚                 千早亭逢手井
  ◇厩火事                 千早亭大三九
  ◇試し酒            千早亭永久
  ◇松竹梅                 千早亭早千
  ◇貧乏神                 千早亭百人
千早亭稽古会
私も「試し酒」は初読みでしたが、かなりの手応えがありました。
上下で迷っていた部分を師匠に指摘されたのも良かった。
この噺は、語りの量より仕草が重要ですから、しっかり合わせるようにしたいと思います。

2017年10月 8日 (日)

落語会の案内を千早亭のMLに

event私は、あまり友人や稽古連のメンバーなどに、自分が出演する落語会の告知をしていません。
せいぜい、毎回来てくれる叔父ぐらいです。
それとても、叔父から「次の落語会のチラシは?」とリクエストされてからの場合が多いようです。
ただ、おかげさまで、このブログで知って・・という方がご来場くださることは度々あり、感謝にたえないところです。
扇子っ子連の皆さんには、チラシだけMLに投稿したことがありますが、それ以上の"情宣"・"勧誘"はして来ませんでした。
今回、初めて、以下のようなメールを出しました。
単に落語会に誘うのではなく、他の落語会の雰囲気やメンバーのスタンスを感じて欲しいと思いましたから。
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皆さま
永久です。
師匠がご指導されている様々な連の有志の方々が、連を越えて落語会に出演されている噂を聞くと、大変羨ましくなります。
さて、私は、「千早亭落語会」のほかに、門前仲町で師匠から稽古をつけていただく「落語っ子連」と大学の落研OB落語会の2つの定例発表会があります。(いずれも年2回のペースです)
今後、以下のとおり開催いたしますので、是非ご来場ください。
◇東北大学学友会落語研究部OB落語会「お江戸あおば亭」
  日時   11月25日(土)13時
  場所   東京堂ホール
       (神田神保町・すずらん通り・東京堂書店6階)
      ※永久は高座名「金願亭乱志」で出演
  間もなく創部60周年を迎える落研のOBが出演します。
  師匠には、二つ目の頃から接点があります。
  地方の田舎大学ですが、レベルは高いと自負しています。

落語会の案内を千早亭のMLに
◇落語っ子連「深川三流亭」
  日時    1月 6日(土)13時
  場所   江東区古石場文化センター
       (地下鉄「門前仲町」JR「越中島」徒歩7分)
      ※竜太楼さんは高座名「三流亭窓口」
       永久は高座名「三流亭流三」  で出演
  「落語っ子連」は師匠ご指南の最古参の連で、現在は
  第二次として活動していますが、今回が通算で20回目
  
の落語会になります。
  最近は、竜太楼さんのご縁でから、千葉県市川市内の
  公民館の講座や自治会のイベントとして、「深川三流亭」
  が全部そのまま出前をする落語会を開催し、今後も続け
  させていただけそうです

落語会の案内を千早亭のMLに
いずれも落語に真面目に取組んでいるグループで、噺の巧拙はともかく、雰囲気や姿勢など、皆さんの参考にしていただけるものと思います。
当然、「木戸銭無料」です。

2017年10月 2日 (月)

「おせつ徳三郎」の感想

scissorsご贔屓から、メールで寸評を頂戴しました。
「おせつ徳三郎」の感想
お節徳三郎、長い噺だったのですね。
聞いていて、その時間を感じませんでした。
終わって、時間を見てちょっと驚きました。
刀屋のキャラが、好きでした。
大きくて大人で…   徳三郎とのやり取りが良かった。
千早亭落語会
すごく良い噺でしたね。
お芝居のようで凄かった・・・。
刀の重さや長さがちゃんとわかったし。
刀屋さんが素敵でした。

叔父からもメールがありました。
声をかけた15名、皆さんが(永久の)演技を堪能されて帰って行きました。
また次を楽しみにしています。

おかげさまで、お褒めの言葉をいただきましたが、噺そのものが良く出来ているからだと思います。
意外に落語好きな人にも馴染みのない噺だったようです。
刀屋のキャラの演出は、優し目が好評だったようで、怪我の功名だったのかなぁ。
尤も、そんなに怖い、杓子定規な刀屋にはしませんが。
この噺は、元々は「鰍沢」と同じで「お題目(材木)で助かった」というのがオチですが、師匠が変えたオチでやりました。
後で師匠と楽屋で話した時に、「師匠、このオチなら"お題目(材木)"が入りませんから、途中の"南無妙法蓮華経・・・"もカット出来ますね」なんて。

2017年9月30日 (土)

満員御礼(^^)

coldsweats01扇子っ子連のメンバーだけでなく、館の方々も、勿論ご来場された方も、みんな予想だにしなかった数でした。
これはまだ開演前の状況。
満員御礼(^^)
今までの結果から、準備した110席のかなりが埋まるだろうとは想定していましたが。
とにかく、開演前からほぼ満席になり、折りたたみ椅子を補助的に追加しましたが、まだご入場の波が途切れません。
さらに、丸椅子を入口でお渡しして、会場内のスペースに座っていただくことにしました。
出囃子のCDプレーヤーやビデオカメラのスペースギリギリに座っていただきました。
満員御礼(^^)
途中で演芸を中断して椅子席全体を前に出していただくお願いをしようにも、私はCDプレーヤーの場所から動くことが出来ず、入口にいるメンバーとコミュニケーションが出来ませんでした。
満員御礼(^^)
二人が終わったところで、急遽「中入り」を入れることになりました。
立ち見の状態が続きました。
館によれば、のべ入場者数は178名だったということです。
ありがとうございました。

千早亭落語会グラフィティ

event開口一番から満席でした。
千早亭落語会も第15回となり、何とのべ178名もの皆さまにご来場いただきました。
千早亭落語会
ありがとうございます。
千早亭落語会
◇「道灌」     千早亭逢手井
千早亭落語会
◇「片棒」     千早亭三十一
千早亭落語会
◇「千早振る」    千早亭ワッフル
千早亭落語会
◇「明烏」     千早亭竜太楼
千早亭落語会
◇「お菊の皿」   千早亭大三九
千早亭落語会
◇「セロ弾きのゴーシュ」 千早亭早千
千早亭落語会
◇「おせつ徳三郎(刀屋)」 千早亭永久 千早亭落語会
◇「風呂敷」     千早亭百人
百人さんの写真
◇「青菜」      千早亭軽太
千早亭落語会
◇お楽しみ「権助魚」  三遊亭圓窓
千早亭落語会
扇子っ子連がスタートして8年目。
毎回、多くのお客さまにご来場いただき、毎回ご来場のご贔屓には「みんな上手くなりましたね」と褒めていただき、本当に感謝感激でした。
ご来場ありがとうござました。
会場が混雑いたしまして、まことに申し訳ありませんでした。

楽屋で師匠と

sweat01私が「おせつ徳三郎」を終えて、後ろの席に座っておられた師匠に会釈をして楽屋に戻り、着替えを始めていると、師匠も楽屋に戻って来られました。
楽屋で師匠と楽屋で師匠と
楽屋に入って来られての第一声。
「オチがダメ、また元の悪い癖が出た。ほかは完璧だったのに」・・・・。
ガ~ンsign01
またやってしまったか・・・と大ショック。
実は、確かに自覚はしていました。
言い訳にもなりませんが、優しい刀屋にしようとしていたので、オチが台詞でなく、地になってしまいました。
ll
8月の天祖亭の稽古の時には、「最近、本当に語尾が綺麗になったね」と褒めていただいたのに・・・、痛恨・゚゚・(≧д≦)・゚゚・
それから、暫く様々な話をしてから、さり気なく、「正面を切るというのは難しいね」と。
地噺では、正面をしっかり向いて、キョロキョロしないで語ることが大切です。
「あたしも苦労したよ。正面を向いて地を語るのは、なかなか怖くてね。小さん師匠(先代)は出来なかったなぁ。」
地語りでキョロキョロすると、観客はそれに釣られてしまって、落ち着かなくなる。
観客は、語り手の目と表情をしっかり見ているから、余計な仕草になってしまう。
地語りの中での会話部分は、上下を狭くして、別の空間を作る。
とにかく、正面を切ることが出来れば、噺がもっともっと上品になる。
これが本当に出来れば一人前だ。
・・・そんな言葉を頂戴しました。
次は、地語りのある噺に、文字通り正面からぶつかってみようと思いました。

三遊亭圓窓師匠

drama師匠のお楽しみは「権助魚」でした。
三遊亭圓窓師匠
マクラで、色々なお話をされましたが、ここでも嬉しい言葉をいただきました。
まずは、早千さんの「セロ弾きのゴーシュ」のこと。
ご自身が宮沢賢治の作品を翻案して作ったものの、音楽の部分など、自分ではなかなかやれなかった(これは謙遜だと思いますが)。
それを、早千さんが素晴らしい噺にしてくれた。
そして、「おせつ徳三郎」は、上(花見小僧)・下(刀屋)に分けて演じられる噺で、上は滑稽噺仕立て、下は純愛物語(人情噺)になっている。
プロでもあまりやらない、噺がしっかりしていなくては出来ない噺を、永久がしっかりやってくれた。
・・・本来ならば、狂喜乱舞するところなのでしょうが、実は、この前に楽屋で、師匠からご指導をいただいていたので・・・。
何度読み稽古(演読)を聴いていただいたでしょう・・・。
三流亭と千早亭の稽古だけではなく、天祖亭への交流稽古でも聴いていただきましたから。
「権助魚」も、師匠の工夫がふんだんに出ていて、とても楽しい噺になっていました。
今回は、会場が大入りだったため、師匠も全部の噺が聴けなかったこともあって、噺が終わってからの講評はなく、そのままお開きになりました。
のべ178名ものご来場者にもご満足いただけたものと思います。

千早亭軽太さん

bud仕事の都合で、最近は一番最後に高座に上がることが多い軽太さんは「青菜」。
千早亭軽太さん
この約7年間で、一番上達したのは軽太さんかもしれません。
最初は、一分線香即席噺の小噺すら出来ませんでした。
この間に結婚し、2人の子宝に恵まれたイクメンの軽太さん。
打上げでは、今までは「味噌豆」「転失気」「道具屋」などの滑稽噺(前座噺)が多かったが、これからはもう少し筋のある、登場人物の多い噺にチャレンジしてみてはと提案しました。
その代わりに、私や竜太楼さんのように、長い噺ばかりやるオジサンは自重するからと。
声も雰囲気もある軽太さんですから、きっと面白い噺を作り上げてくれると思います。
タイプも何も同じではありませんが、落語っ子連の三流亭百梅さんと重なる部分もあるので、大きなネタにチャレンジして欲しいと思いました。
落語を始めて約7年、結婚する時は落語をやめようと思ったこともあったようですが、ご本人が気がつかないうちに上達しているはずです。
その積み重ねを是非とも花開かせて欲しいものです。

千早亭百人さん

moneybag百人さんは「紙入れ」。
私が高座を下りて、楽屋へ戻って着替え始めると、師匠が楽屋に戻って来られました。
千早亭百人さん
そこで、師匠と色々な話が始まってしまいました。
百人さんの写真
・・・ということで、百人さんの高座だけ、聴くことが出来ませんでした。
メンバーからは、昨年、若くして亡くなられた柳家喜多八師匠に似ていると言われ、何となくやんごとない雰囲気のする百人さん。
ご本人は、軽妙な噺がお得意で、最初の頃は、オリジナルな噺にもチャレンジしていました。
最近は、「短命」だとか「反魂香」などを正面から語っています。

千早亭永久

heart03久しぶりに緊張した高座だったかもしれません。
冒頭、師匠から言われたことが、かなりの重みを持ちました。
まずは、満員のお客さまの前(ある意味で異常事態)で、我々がどう工夫して高座を務めるか?
そして、千早亭を始めた時に助っ人に来てもらったと、私と竜太楼さんの名前を挙げてくださったこと。
千早亭永久
落ち着いていたつもりでも、やはり絶対音階のない悲しさで、第一声(語りの入り)は、ややトーンが高くなりました。
このトーンをベースに噺を進めて行かなくてはいけない訳で、さらに稽古不足というネックを抱えて。
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やはり、狼狽しているのか、最初の部分で上下が逆になりました。
刀を抜く場面は、自身の心を落ち着かせることも含めて、かなり丁寧にやってみました。
師匠が「文楽師匠は、仕草を丁寧に、綺麗にやっていた」と話されたのを思い出しながら。
活字で噺を覚えないで、落語を覚えるという手法は、こんな状態から、リアルな語りや会話を作り上げて行くことが求められます。
まさに師匠の仰る、その場でどう工夫して高座を務めるかを発揮出来るか否かの次元です。
第一声が、想定よりも高めに出たこともあり、刀屋の旦那を優しめに表現することにしました。
徳三郎が店に入って来た時から、ある程度事情を慮りながら意見を言う・・そんなシチュエーションをイメージしました。
・・・しかし、稽古不足の悲しさで、途中で台詞が堂々巡りを始めそうになりました。
冷や汗が出て、口の中が乾きそう・・・。
こういう時は、自分の普段使っている言葉をさり気なく入れようと試みました。
何とか落ち着くことは出来たかもしれません。
後半では、徳三郎が鳶の頭を突き倒して行くところを、その場で別の形にしてみました。
「・・・頭・・・」
「お前は徳じゃないか。どうしたんだ、こんなところで・・・?」
「頭ぁ、お嬢さまが・・・」と言って、外に飛び出す。
のらりくらりと、何とか最後まで辿り着きました。

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