見守ってくれているOBの方々。
手前から、走れ家駄馬師匠、二代目杜の家とん平師匠、桂友楽師匠、そして一番奥が金研亭志ん昼さん。
まずは、走れ家駄馬師匠。
仙台にお住まいで、何でも頼りにさせていただいています。
今回の「ホームカミング寄席」でも、事務局との対応や現役部員との連絡など、欠くべからざる存在です。
さらに、私の「浜野矩随」を聴きたいというお知り合いを呼んでくださいました。
そして、桂友楽師匠。
今回は、ちょっと体調が優れず、高座には上がっていただけませんでしたが、創部当時の話題を随談風に語ってくださいました。
また、持って来ていただいたレアな扇子の数々も、雰囲気を大いに盛り上げてくれました。
二代目杜の家とん平師匠も、遠いところを来てくださいました。
我が落研で最も由緒ある高座名で、もう五代目ぐらいまで続いているはずです。
初代が「杜の家頓平」でしたから、「杜の家とん平」としては初代ということになります。
金研亭志ん昼さんは、前日は関西にいたはずです。
深夜バスに乗って、駆け付けてくれました。
現役(新入部員)への高座扇プレゼントに賛同してくれました。
杜の家くるみさん。
ちょうどご実家にお帰りだったようで、わざわざ顔を出してくれた上に、噺はしていただけませんでしたが、お得意の南京玉すだれを披露してくれました。
初めてのチャレンジで、試行錯誤、五里霧中の状態でしたが、OBの皆さんのご理解とご支援が、どれだけ心強かったか。
心から感謝したいと思います。
「ホームカミング寄席」の会場は片平北門会館。
2階の「萩友会ラウンジ」は、普段はこんな感じの談話室です。
それをこんなふうにレイアウトを変えて、落語会の会場にしました。
広さも雰囲気も良い会場になりました。
さらに雰囲気を出すために、受付の脇の壁には、「H先生」に寄席文字で書いていただいた「喰亭寝蔵十八番一覧」と「金願亭乱視十八番一覧」と、どさくさに紛れて「三流亭流三十八番一覧」を貼り、その横には「お江戸あおば亭」の演目一覧を掲示しました。
寄席文字はいいですね。
受付には、プログラムと11月の「お江戸あおば亭」のチラシとホームカミングデーのチラシを置きました。
その奥には、過去開催の「お江戸あおば亭」のチラシも貼ってみました。
さらに、ソファーテーブルには、創部50周年記念誌「仙都に笑いを」、OB会会報「あおば亭」の創刊号~第6号、学士会落語会報「まくら」、寝蔵師匠編の「落語の歴史と寄席」を並べました。
寛ぎながら、様々な資料をご覧いただいたり、落語を聴いていただいたりすることが出来たと思います。
客席は、このソファー席と中央の椅子席で約30席。
ソファー席から高座を見ると、こんな感じになります。
ゆったり落語を聴いていただくには、とても良い会場になりました。
今回の「ホームカミングデー」の最大の立役者は、やはり現役部員の皆さんです。
ツイッターで拡散してくれました。
鉄乃多々良さんは旬の「目黒のさんま」。
着物に慣れないので、先輩に手伝って着せてもらっていました。
かつての自分を見るようでした。
初日の開口一番を、大きな声で頑張ってくれました。
ご本人によれば、自身の高座名の説明から、イギリスやフランスの国王や女王の話題をマクラに振ったので、ネタ出ししていた「崇徳院」ではなく「寿限無」にしてしまおうと思ったとか・・・。
やはり上級生の貫禄ですね。
顔が漫才の内海好江師匠に似ている気がしました。
もう亡くなった方なので、ご本人はピンと来ないかもしれない。
今回は、OBも現役の皆さんの高座が聴きたいと思うと同様に、OBの噺にも耳を傾けてもらうのも目的でした。
少しは参考になったでしょうか?
お詫びをしなくてはいけないのは、天派亭来々さんの「松山鏡」の高座の写真が撮れなかったこと。
大変申し訳ない。
4年生ともなると、喋り方も雰囲気が出て来るものです。
そして、我捨臥舎ぽんさんは「加賀の千代」。
彼には2日間フルでお付き合いいただきました。
とても理論派で、ご自身の落語に対しても様々な思いを持っているようでした。
2日目も、ツイッターでの拡散をしてくれました。
まだ十代の水亭稔保さんは「親子酒」。
良し悪しは別にして、我々の頃と違って最近では、1~2年生は比較的軽くて短い噺、3~4年生がやや長い噺や人情噺・・なんていうことはないようです。
という訳で、森亜亭京樹さんは、典型的な前座噺「道灌」でした。
彼も真面目な性格が良く出ていて、とても楽しかった。
皆さんの高座を楽しませていただいたこともあり、出演してくださった方には、OBからということで、圓窓師匠の手拭いと高座扇をお礼にプレゼントしました。
本当に楽しかった。
ありがとうございました。
中入りでお昼休みにしていたら、女性の3人グループがご来場。
息子さんが大学院に進まれるというお母さんと、そのお母さんと叔母さまということでした。
新潟の上越市からいらっしゃったということで、越後の名人寝蔵師匠から、早速開演することになりました。
とにかく、なんでも柔らかく行こう、お客さま最優先ということで。
◇「味噌豆」 喰亭寝蔵
◇「つる」 喰亭寝蔵
◇「長短」 金願亭乱志
◇「加賀の千代」 我舎臥舎ぽん
◇「野ざらし」 談亭志ん志
◇「親子酒」 水亭稔保
◇「道灌」 森亜亭京樹
◇「宿屋の富」 喰亭寝蔵
2日目も、実に楽しい充実した1日になりました。
上越から来られた3人は、3時ちょっと前に秋保温泉に向かわれました。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |