落語・噺・ネタ

2018年6月22日 (金)

ごひやく都々逸

shockく、く、苦しい・・・。
[鬼の涙]
・鬼夫婦 後生大事に 一人児抱いて
               やっと帰れる 寛ぎの場
[くしゃみ講釈]
・講釈師 強引に胡椒 火にかけられて
               やがて大きな くしゃみする
[首提灯]
・江戸っ子が ごね酔っ払い 酷い狼藉
               やっとう刀で 首切られ

2018年6月21日 (木)

「紺屋高尾」と「幾代餅」

sign05落語には、同じ演目でも東西でストーリーが違っていたり、違う演目でもストーリーが似ていたり、様々なパターンがあります。
「時そば」と「時うどん」、「蕎麦清」と「蛇含草」、「酢豆腐」と「ちりとてちん」・・・。
「紺屋高尾」と「幾代餅」(と「搗屋無間」)というのもあります。
「紺屋高尾」と「幾代餅」
この噺については、かなり以前に採り上げたことがありました。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2012/05/post-3199.html
これもちょっと前ですが、京須偕充さんが、触れていました。
「紺屋高尾」と「幾代餅」はどこが違うのか。  
そんな質問をよく受けます。
「紺屋高尾」は元来が講談で、落語より先に浪曲で大ブレークした噺、「幾代餅」は「紺屋高尾」を少し簡略化して、同工の「搗屋無間(つきやむげん)」 を加味したものではないか、と答える気もなくなるほど、近頃は「紺屋」と「幾代」の雑種化が進んで、もう題名を分ける意味もないほどです。
それが悪いとは一概に言えません。
落語三百年の歴史はこうしたムーヴメントを呑みこんできたわけで、かの圓生がいた時代よりはだいぶ「幾代餅」化しています。
こんな古風な噺が志ん生、圓生の時代よりしばしば演じられるようになったのは、純愛ストーリーの持つ力でしょう。
一介の職人と全盛の花魁の身分のちがいなどはもう平成のテーマではなく、噺は現代の 演者たちによっていつのまにか純恋愛物語に変身をとげてきたのです。

・・・なるほど、「紺屋高尾」の「幾代餅」化ですか。
強いて、この2つの噺の違いだけピックアップしてみました。
【紺屋高尾】
 ①男=久蔵:紺屋(染物屋)の職人
 ②お相手=高尾太夫
 ③後日談=夫婦で(同じ)紺屋の暖簾分け

「紺屋高尾」と「幾代餅」
【幾代餅】
 ①男=清蔵:米屋の奉公人
 ②お相手=幾代太夫
 ③後日談=夫婦で餅屋を開く

「紺屋高尾」と「幾代餅」
【搗屋無間】
 ①男=徳兵衛:米搗き屋の職人
 ②お相手=宵山太夫
 ③後日談=無し〜「オチ」がついて終わり

一般的には、「紺屋高尾」は三遊亭、「幾代餅」は古今亭・・などと言われていましたが、今はボーダーレス化している気がします。
例えば、柳家さん喬師匠は柳家ですが、「紺屋高尾」も「幾代餅も」両方お演りになるようです。
ある素人連で、志ん朝師匠に心酔している方が「紺屋高尾」をお演りになったそうなので、どうして「幾代餅」にしなかったのかをお聞きしたところ、男が花魁に若旦那ではなくただの奉公人だと告白する場面で、紺屋の染物職人の方が、藍で染まった手を見せた方がインパクトがあるからだと。
それでいて、それ以外は恐らく「幾代餅」っぽかったはずですから、私はどうも・・・?と思います。
どちらにしても、しっかりとした噺ですから、勝手にいい所取りをしても、パッチワークは邪道だと思いました。
受けや笑いを取るためなら、噺をぶち壊してしまいます。
人情噺やこういう類の噺は、滑稽噺とは違いますから、一本筋を通しておくことが必要だと思います。
ただ、京須さんが仰るように、純愛恋愛物語として「幾代餅」化しているのは、ある程度認めざるを得ません。
とは言え、誰がやってもいい噺というものでもないと思います。
最近は、女性が高座にかけることも多いようですが、これも「純愛」と捉えているからでしょう。
でも、これは「廓噺」なんですが・・・。
「紺屋高尾」と「幾代餅」
京須さんは、素直で妙に個性に走らない芸柄でないと、くすぐったくて聴いていられない噺だと仰っています。
私は、やるなら「紺屋高尾」で演ります。

なぞかけと都々逸

bottle今日は、「禁酒番屋」のなぞかけと都々逸を考えました。
[禁酒番屋]
・「水カステラと偽って酒を持って来た」とかけて
 「夜中にお化けが出るぞと脅かす」と解く
  その心は「どちらも横丁の菓子屋(貸し屋)でしょう」
[禁酒番屋]
・番小屋で ご同役との 冷やの酒盛り
              やや三度目は 臭い燗

2018年6月20日 (水)

なぞかけと都々逸

crying今日は、「紀州」でなぞかけと都々逸を。
[紀州]
・「次の将軍選びの結果」とかけて
 「美人とブスが取っ組み合いの大喧嘩」と解く
  その心は「尾州(美醜)が泣きました」
[紀州]
・将軍は 互選で決めず 一人を指名
                野暮な見栄張り 悔いる尾州

2018年6月19日 (火)

なぞかけ

weepなかなか浮かぶものではありません。
[くしゃみ講釈]
・「講釈師に胡椒をかける」とかけて
 「最近脱毛に悩んでいるオヤジ」と解く
  その心は「覿面にくしゃみ(櫛止み)でしょう」
[首提灯]
・「首を手に持って、はいごめん、はいごめん」とかけて
 「コートレスイヤホン」と解く
  その心は「どちらも本体から離して使います」
[首屋]
・「首屋(張子の首を売る商売)」とかけて
 「高速道路のあおり運転」と解く
  その心は、「そんなのダミー(ダメ)でしょう」

ごひやく都々逸

sunrain今日は名作3題ということで。
[火焔太鼓]
・古太鼓 御前気に入り 百両3つ
            柳の下に 黄金(くがね)また
[掛け取り]
・掛け取りを 誤魔化そうにも 一筋縄では
            厄介払いに 苦心して
[鰍沢]
・身延へと ご難続きの 独り旅行き
            やつれた様は 苦行僧

2018年6月18日 (月)

なぞかけ

despairちょっと休んでいましたが、やめた訳ではありません。
[紀州]
・「次代の将軍様」とかけて
 「大切な家族が亡くなった家」と解く
  その心は「紀州(忌中)でしょう」
[伽羅の下駄]
・「豆腐屋さん」とかけて
 「吉原の廓通いの伊達の殿様」と解く
  その心は「どちらも"冷やかし"がつきものでしょう」
[禁酒番屋]
・「酒屋が届けた水カステラ」とかけて
 「駄作の絵が描かれた掛け軸」と解く
  その心は「水カステラ(見ず、カス捨てる)でしょう」

ごひやく都々逸

ring今日は「帯久」3連発ということで。
・帯屋では 五両十両 百両も借り
                   やっと返して 繰り回し
・本町の 呉服屋二軒 評判比べ 
                 
安売り店に 蔵が建ち
・和泉屋は 五十年後に 火あぶりの刑
                 役所の裁き 苦労報い

2018年6月17日 (日)

ごひやく都々逸

penguin今日は父の日だそうで。
[阿武松]
・稽古場で 豪快な投げ 捻りと張り手
                役相撲までの 苦しき身
[親子酒]
・約束を 誤魔化し隠れ 密かに飲んで
                やがては家が くるくる回る
[お見立て]
・黄瀬川に ご贔屓大尽 ひたむき惚れて
                病に逝くを 供養する

私には関係ありませんが。

2018年6月16日 (土)

時事なぞかけ

baseballスポーツ関連で考えてみました。
・「オリンピックの金メダル」とかけて
 「酒を飲んで体調の悪い親父に意見する娘」と解く
  その心は「伊調馨(胃腸治り)にくいから吉田沙保里
(よしなさい)」
・「優勝を狙う日本ハム」とかけて
 「糖質制限している甘い物好き」と解く
  その心は「斉藤祐(砂糖湯)は斉藤佑(再投入)出来ない
中田翔(身体ででしょう)」
・「弱い巨人」とかけて
 「言うことを聞かないらくだの長屋の大家さん」と解く
  その心は「かんかんのう(菅野)が唯一有効でしょう」

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