噺家さん・芸人さん

2020年8月11日 (火)

圓朝忌

今日は、三遊亭圓朝の120回目の命日。
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コロナの影響で、奉納落語も扇子焚き上げもなかったようです。
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2020年7月23日 (木)

三遊亭金馬師匠

これは大変面白い(興味深い)。

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=C-IpITaKed8https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=C-IpITaKed8

「オンライン版えどはく寄席」の配信で、三遊亭金馬・金時親子の対談です。

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金原師匠の芸談として、とても参考になる、貴重な内容だと思います。

 

2020年7月 6日 (月)

【朗報】九代目春風亭柳枝誕生!

(新サイトに投稿していますが、ここにもまだいくらか容量が残っていますので)
    ⇒ https://ameblo.jp/motch-10413 
最近のビッグニュース。
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62年もの間空席になっていた、大名跡「春風亭柳枝」復活と言う朗報。
八代目の遺族が、後継者の襲名に首を縦に振らず、直弟子の1人「三遊亭圓彌」師匠も襲名が叶わなかった・・・。
圓生・志ん生・柳枝の落語協会の大名跡の復活はもうないのか・・と思っていた部分もありましたから。
この点も踏まえて、九代目を襲名することになった春風亭正太郎さんの師匠の正朝師匠が、詳細にツイートしていました。
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正太郎が真打に昇進することが決まりました。
来年3月下席より、九代目春風亭柳枝を襲名する運びとなりました。
ツイッター、フェイスブックに書きましたところ、思いがけず多くの人からお祝いのメッセージ等をいただき、少々驚いています。
少し遅くなりましたが、このブログで謹んでごあいさつ申し上げます。

実は、正太郎の真打昇進が内定したのは、昨年の秋のことでした。もう半年以上前です。
落語協会から連絡を受けた私は、すぐに正太郎に知らせました。

当然、嬉しい知らせには違いありませんが、さほどの感動も無かったように思います。
言うなれば、二人とも「来るものが来た」という感じだったでしょうか。

弟子の真打昇進が決まって私がすぐに考えたのは、名前のことです。
正太郎は平成18(2006)年4月、私のところに来ました。
私にとっては最初の弟子です。
その時に正太郎と名づけて以来、ずっと正太郎のままです。
真打になるに当たって、正太郎ではいささか軽すぎるでしょう、前座名前ですから。と、そう思いました。
師匠として弟子に良い名前をつけてやりたい。なにか良い名前はないかと、ここ何年も考えていました。
実は、我が落語協会には春風亭柳枝という名跡があります。

説明しないと分かりませんが、普通、噺家の名前は遺族がその権利を持つものです。
と言っても大相撲の年寄株のように、お金で売買するようなものではありません(今は相撲界も少々事情が違うようですが)。
権利と言うのは、言わば「誰に継がせるか」という決定権です。

大名跡になればなるほど、その権利者(持っている人)は明確です。
「圓朝の名前は、藤浦さんが預かっている」というように。
八代目春風亭柳枝師匠は、本名が島田勝巳「お結構のかっちゃん」と呼ばれた昭和の名人です。
弟子は、三遊亭圓窓師匠春風亭栄枝師匠、亡くなった三遊亭圓彌師匠がいます。三人とも前座のうちに、八代目は亡くなってしまいました。
命日は 昭和34年10月8日。この時、私は小学校1年生でした。当然、生の高座は知りません。

娘さんが居ます。
柳枝の名跡は、本当なら遺族である娘さんが持っているはずですが、落語協会にその権利を預けられました。
正式に「落語協会が保有している」ということになったのです。

私も、そのことは知っていました。
実はもう十年以上前に、ある寄席関係者の方から「正朝さん、柳枝を襲いだらどうだ」と言われたことがあったのです。
私も一瞬その気になりかけましたが、やはり無理だと結論づけました。
その後、何人かが「柳枝になりたい」とか「柳枝を欲しがっている」という噂は聞きましたが、いずれも具体化するまでは、いきませんでした。

「正太郎に柳枝を襲名させてやりたい」と思いました。
去年の暮れ、ある先輩に恐る恐る話しました。
「ごくごく内々の話ですよ。誰にも言わないでください。あくまでも私の個人的な気持ちだけです。まだ、誰にもこんな話はしてないんですから」と、妙にもったいをつけて、このことを打ち明けました。

すると先輩は 「いいじゃないか。やれやれ。それはいい話だ。俺も後押ししてやる」 と、大賛成してくれたのです。
すぐに正太郎に聞きました。
再来年3月真打になるということだけを承知していた正太郎は、突然「柳枝を襲名する覚悟はあるか」と聞かれ、明らかに驚いていました。
狼狽と言っていいかもしれません。
彼にしてみれば、まさに青天の霹靂だったかもしれません。

しかし、すぐに「許されるなら、襲ぎたいです」と、はっきり言いました。
それからは、トントン拍子でした。
会長の市馬さんも大賛成してくれました。

協会預かりとは言え、娘さんご夫婦は健在です。
仁義として、ご遺族に筋を通さなくてはいけません。
2月、まだコロナ騒動になる前の寒い日でした。落語協会事務局長と三人で、神奈川県のお宅にごあいさつに伺いました。
事前に電話でお話を聞いていてくださったご夫妻は、歓待してくださいました。
「正太郎さんなら、嬉しいです」とまで言っていただきました。 すべてOKです。

3月の理事会で正式に決定して、本来なら4月1日に発表する予定でした。
ところが、このコロナ騒動で、今年の真打披露もゴタゴタしてしまっています。8月から披露興行のやり直しという状況です。
発表のタイミングが延び延びになって、先日の7月1日に正式発表となった次第です。

由緒ある名跡の62年ぶりの復活です。
はっきり言って、正太郎はまだまだ未熟です。今は、とても柳枝と言える芸はありません。すべては、 これからです。
よく言われることですが、真打になるのはゴールインではありません。ようやくスタートラインに立ったということです。

正太郎にとっては九代目柳枝の名前を、これから大きくしてゆくのが使命です。
それにはお客様のご贔屓お引き立てが、なによりも肝腎です。
どうぞ温かい目で見守ってやってください。

新しい九代目春風亭柳枝を、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

・・・改めて、正太郎さん、おめでとう。

2020年6月28日 (日)

林家正雀 正本芝居噺の会

今月初・・・というか、本当に久しぶりの生の落語会です。
落語界で唯一「芝居噺」をやっていらっしゃる林家正雀師匠。
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落語会というより、この芝居噺を記録に残すための撮影会です。
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コロナウイルスの影響もあり、20名限定という、大変贅沢な会でした。
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当然、昼・夜の両方に申し込みました。
【昼の部】
◇「真田小僧」       金原亭馬久
◇「真景累ヶ淵・水門前」  林家正雀
【夜の部】
◇「近日息子」       金原亭馬久
◇「鰍澤」         林家正雀
・・・いやぁ、実に良かった。
何か、歴史的な企画に立ち合えた気がします。
幕末の三遊亭圓朝から明治・大正の三遊一朝、昭和の八代目林家正蔵(彦六)師匠から平成・令和の林家正雀師匠へと連綿と受け継がれた芝居噺。
やはり、いつまでも残して欲しいものです。

2020年6月26日 (金)

オンライン寄席の時代?

これから、生の寄席や落語会だけでなくて、有料動画配信落語会が増えるんだろうなぁ。
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確かに、会場整理だとか、現金を扱ったりとか、主催者側の負担もかなり省略出来ますから。
それに、噺家さんにもよりますが、ホールなどよりもオンライン視聴者の数の方が格段に多数になる。
オンラインの入場料(視聴料や投げ銭)が安くても、数で稼ぐことが出来る。
何よりも、今まで寄席や落語会に馴染みの薄かった地方の人たちを取り込むことが出来る。
そのうちに、客席がなくて高座(舞台)しかない、動画配信用セットだけの施設も出来るかもしれません。
(無観客)動画配信専門高座なんて。

2020年6月23日 (火)

柳家三壽師匠の訃報

柳家三壽師匠がお亡くなりになったそうです。

享年74。

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まだまだお若いのに。

宮城県気仙沼市のご出身。

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高座は聴いたことがありませんでしたが。

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闘病生活を続けていて、昨年の今頃、本を出していたようです。

ご冥福をお祈りします。

会場変更?

春日の文化シャッター本社にある「BXホール」では、多くの落語会が開かれていますが、新型コロナウイルス感染予防のため来年3月まで休館することになったそうです。

えっ?そりゃ大変だ!

手元にあるチケットを確認してみたら、3公演がBXホールが会場になっていました。

しかも、元々の予定を延期したものばかりで、一度は日程を変更して、今回は場所を変えるということになります。

◇「柳亭市弥・入船亭小辰二人会」

                                     3月19日→6月9日→9月7日

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◇「五街道雲助独演会」     4月8日→8月18日

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◇「入船亭扇辰独演会」     5月18日→9月15日 

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主催者も大変です。

まだまだ"コロナウイルス後遺症"が出て来ますね。

2020年6月22日 (月)

まだ自粛は終わらない

まだまだ完全に自粛解除ではありません。

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池袋演芸場は、今月末まで休席していますから、まだまだ中止を余儀なくされる落語会が続きます。

114回目の柳家小袁治師匠の独演会も。

2020年6月21日 (日)

鈴本演芸場チャンネル昼の部

鈴本演芸場チャンネル昼の部。

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昨日は、新真打が5人入っていて、やや質の問題もありましたが、今日は通常の香盤に戻った顔ぶれです。

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昼は、新作落語系の人が複数いますが、開口一番で贔屓の小辰さんが出ますから。

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昨日の志ん吉さん、今日の小辰さんは、楽しみにしている若手です。

◇「真田小僧」             入船亭小辰

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◆  太神楽曲芸               翁家社中

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◇「幇間腹」                 柳家小志ん

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◇「星野屋」                 春風亭正朝

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◆  浮世節                       橘家橘之助

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◇「野ざらし」             春風亭百栄

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◇「新聞記事」             春風亭一之輔

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◆  動物ものまね           江戸家小猫

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◇「抜け雀」                 柳家さん喬

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                    中入り

   (対談     鈴木席亭・春風亭百栄)

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◆  漫才                           ニックス

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◇「たがや」                 古今亭菊丸

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◇「猫と金魚」             柳家甚語楼

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◆  紙切り                       林家正楽

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◇「鉄の男」                 柳家小ゑん

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鈴本演芸場チャンネルを視聴して、色物さんは同じ出し物(ネタ)が多いのは分かりますが、過去の配信と演目がだぶる例がいくつかあります。

普通の興行なら気になりませんが、回数も限られ、映像も記録に残るので、噺家さんには、当日のネタ帳ではなくて、今までの分も見て選んで欲しい。

例えば、「野ざらし」は昨日の柳勢さんが、「たがや」は一朝師匠が、「新聞記事」は正蔵さんがやりましたから。

落語をあまりに知らない人には、多くの演目を聴いてもらいたいし。

昼の部も愉しく聴くことが出来ました。

今日も鈴本演芸場チャンネル

日曜日の午後から夜までは、自室で「鈴本演芸場チャンネル」ライブ配信を視聴します。

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リアルなら、お昼頃に上野広小路の鈴本演芸場に並んで、テケツで木戸銭を払って入場して、売店で助六寿司とアイス最中の飲み物を買って・・・。

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昼の部が終われば、鈴本は昼夜入れ替えがあるので、一旦追い出された後、近くのコンビニで弁当(おにぎり?)と飲み物を買って、また・・・。

夜9時前頃に打ち出しになり、歩いて上野駅まで行って電車に乗って帰宅する。

これを全部省略して、夜9時まで自室で過ごすと言う、究極の引き籠りを決行します。

10分後に、昼の部の開演です。

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