紙切りの神業
紙切りの林家正楽師匠の名人芸。
寄席の人気の色物「紙切り」は、客席から注文を受けて、一丁の鋏だけで、白い紙を切り抜くという、究極の即興芸。
正楽師匠は三代目だったかな?その第一人者です。
注文は本当に多岐に渡り、季節・時事・イベント・キャラクター・・・。
中には「闇夜のカラス」なんていう意地悪な注文もあります。...
それを、限られた時間で切る訳ですから、中途半端な芸ではありません。
注文の中で、人物も多いかもしれません。
正楽師匠が凄いのは、人物の注文にも、しっかりその人の個性を出して切っているところ。
噺家さんの師匠方を切ったのも、それぞれの特徴が出ていて、誰だか分かります。 私の部屋には、数年前に鈴本演芸場に行った時に、その芝居の主任(トリ)だった古今亭志ん輔師匠を注文した作品が飾ってあります。
そっくり・・・。
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