落語DEデート
先週は聴くのを忘れた文化放送「落語DEデート」。
ところで、昨夜は物凄い雨だったようで、鉄道にも大きな影響が出たようですね。
自宅で暢気に「鈴本演芸場チャンネル」などを聴いていて、全く知りませんでした。
そうか、もし鈴本演芸場が通常通り興行を行っていて、聴きに行っていたら、帰りはずぶ濡れだったかもしれません。
◇「六尺棒」 五代目古今亭志ん生
今朝も志ん生師匠です。
1955年、今から65年前の録音です。
この時、64歳だったはず。
https://rakugonobutai.web.fc2.com/165rokusyakubou/rokusyakubou.html
典型的な落語のパターンで、商家親子のドタバタ噺。
https://rakugonobutai.web.fc2.com/165rokusyakubou/rokusyakubou.html
放蕩している息子(若旦那)と父親(旦那)の関係は、表向きは親子喧嘩で、この噺は(悪い?)若旦那の勝利?になり、ちょっと旦那がかわいそうだと感じる向きもあるかもしれません。
しかし、落語が描く親子関係は物凄く深く、要は、旦那だって、今は常識をかざして説教しているが、かつて(若い頃)の 旦那も、今の若旦那と同じで、親不孝ばかりしていた。
歴史は繰り返される。
だから、噺全体も、実は旦那自身も、「しょうがないなぁ」と、若旦那を許している。
ここまで読んで聴いてもらうと、さらに面白くなる。
落語は人間の業を肯定して成り立っています。
勧善懲悪ではない。
「不孝者」「親子茶屋」なんていうのも。
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