落語専門誌「落語」創刊号
今日の"積ん読蔵書"は、昨日の落語専門誌「落語」が面白かったから、その増刊号を引っ張り出しました。
1979年夏ので刊行です。
今から41年前のことです。
この年にはどんなことがあったかと言えば、"国立演芸場」がオープンしたんですね。
東京では、昭和の名人たちから、四天王(談志・圓楽・志ん朝・圓鏡)の時代に世代交代。
そうそう、「笑点」のハワイ(公演)ツアーの広告があったりで、当時の世相も垣間見ることが出来ます。
それから、裏表紙に感動しました。
演芸評論家の山本益博さんの名キャッチコピー。
「明治の人は志ん朝を聴けなかった」。
当時は、今よりもずっと古典落語重視で保守的、頑固な明治の人たちもご存命で、圓朝やら、三代目小さんやらが礼讃されていました。
しかし、圓朝が名人だったと言われて、勿論否定はしませんが、その明治の老人たちとて、生の圓朝や小さんを聴いたことがない。
それなのに「圓朝・小さんは名人だ!」って。
確かに、我々は圓朝・小さんは聴けなかったが、その代わり古今亭志ん朝を生で聴くことが出来る。
明治の人たちは、こんなに素晴らしい名人志ん朝を聴くことが出来なかった。
・・・至言ですよね。
我々は、志ん朝を行くことが出来ました。
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