三井越後屋のビジネスモデル
今日の"積ん読蔵書"は、珍しくビジネス本です。
5年ぐらい前の本ですが、恐らく師匠が三越劇場開場88周年で創作して公演した「三井の貸し傘」を演らせていただくのに、少し越後屋のことを勉強したので、この時に買ったものだと思います。
「江戸の三井、大坂の鴻池」と言われた豪商。
その「現金掛け値なし」などの商法は、今で言えば、最先端のビジネスモデルでした。
ピーター・ドラッカーに「世界最古のマーケティング」とまで言わしめた越後屋のマーケティング。
江戸時代から現在まで続き、一大財閥・三井グループを形成した越後屋のビジネス・モデルのイノベーションを辿ることで、現代の日本企業の原型が成り立つまでをひも解く。
・・本にはほとんど折り目などがついていませんから、本当に積ん読だったんだと思います。
師匠の「三井の貸し傘」も、とても良い噺です。
越後屋の旦那(三井某)の役を演じる(台詞)時は、少し緊張しました。
・・・しかし、いずれも以前から言われていたことですが、残念ながら、銀行と百貨店のビジネスモデルは、ほとんど破綻しつつあります。
鴻池善右衛門が出て来る噺もやらないとなぁ。
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