45年前の3月1日
先日、3月1日(日)に仙台に行きました。
帰ってからふと思い出しました。
今からちょうど45年前の1975年3月1日、私が初めて仙台を訪れた日です。
友だちと2人で、大学の入学試験を受験するためです。
当時の国立大学は、一期校と二期校に分かれていて、それぞれの大学独自の試験が行われていました。
共通一次試験やセンター試験が行われる前です。
入学試験は、3月3日から5日までの3日間5教科でした。
そこで、試験前々日の1日に仙台に行きました。
当時は、東北新幹線は開業しておらず、東北本線の特急「ひばり」が一番早い電車でした。
上野駅から仙台駅まで4時間20分かかりました。
今なら、東京から函館まで行くことが出来る時間です。
田舎者の私は、長旅の経験が全くありませんでしたから、一緒に行った友だちに、切符や旅館の手配などすべてお任せでした。
仙台駅は、新幹線開業を控え、新駅舎の工事が行われていましたが、まだ古い駅舎のままでした。
駅の様子はほとんど覚えていませんが、寒くて暗い駅だった気がします。
改札口を出た所には、後輩たちを迎えたり励ましたりするために、「〇〇高生、頑張れ!」などと書かれた札や紙を持った学生たちが待ち受けていました。
すると、「富士高生の健闘を祈る」というのを見つけて、2人で喜んだのも束の間、それが「都立冨士高」だったことを知って落胆。
早速、予約している旅館に向かおうとしましたが、全く地理不案内なので、どうやっていいか分からず、2人でオロオロしていたら、大きなカメラを持っている男性2人に声をかけられました。
「2人は受験生だよね。ちょっと話を聞かせてもらえますか?」
NHK仙台放送局の記者でした。
私が、詰め襟の学生服を着ていたので、カメラ映えすると思ったようです。
・・・旅館に行くことを告げると、旅館に案内するので、部屋に着いたところまで取材させて欲しいということでした。
田舎者の2人は、見知らぬ人から声をかけられた不安もありましたが、旅館が分からない不安には敵わず、案内してもらうことにしました。
駅に着いて、旅館に向かって歩いて、旅館について、部屋に入って落ち着くまで撮影して、色々と尋ねられました。
その日の夕方のニュースに出ていました。
それが私のテレビデビューでした。
・・・あの日からちょうど45年。
同じ時間に、奇しくも仙台駅の改札を通っていたんです。
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