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2020年3月27日 (金)

李下の冠

「李下の冠」という言葉があります。
 李下に冠を正さず・・・、《スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、実を盗むのかと疑われるから、そこでは直すべきではないという意から》人から疑いをかけられるような行いは避けるべきである と言う意味です。
Photo_20200327163001 
コロナウイルス拡大防止の一環で都内で花見の自粛が呼びかけられている中で、安倍首相夫人がタレントらと花見をしていたと報道されました。
内容以前に、耳を疑うような話でした。
首相は、この真偽を問われ、会合の後、桜をバックに写真を撮っていたことを認めた。
夫人をめぐっては、桜を背景にタレントやモデルらと記念撮影に応じる様子の写真が、「私的な『桜を見る会』をしていた」と、ネット上で報じられていた。
首相は、夫人が滞在したのは公園ではなく、場所は「都内のプライベートなレストラン」で「知人と会合を持った」と述べ、会合に出席していた事実は認めた。
さらに「(会合後)みんなで記念写真を撮影する際に、(敷地内の)桜を背景に写真の撮影をした」と、苦しい釈明をした。
その上で、「東京都が自粛を求めている花見のような宴会を行った事実はない」と述べ、報道の内容の一部を否定した。
今回の夫人の行動は、新型コロナウイルス感染拡大防止に国全体が奔走している中、ファーストレディーの行動として適切なのか、疑問の声が出ている。
ウイルスの感染に、プライベートも何もありません。
しかも、どう考えても、「不要不急」ではありませんか。
レストランであろうと、公園だろうと、「3密」を厳に慎むように要請が徹底され、感染が広がらないように国民みんなが忍従を強いられている。
常識を疑われるような、常軌を逸した、デリカシーのかけらもない、自己中心な行為を「桜下のかみさん」と言う。
これは怒りますよみんな。
この人、はっきり言って本当にバカですね。
軽挙妄動を遥かに超越しています。
もう昭恵て(呆れて)ものも言えない

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