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2020年1月29日 (水)

落語の聴き方

寄席でも時々目にしますが、開口一番から数人聴いただけで出て行ってしまう人。
途中から入って来て、ほんの何人も聞かないうちにまたすぐに出て行ってしまう人。
「時間があるので、ちょっと寄席で時間を潰そう」
「贔屓の芸人さんだけ聴こう」   ・・・なのかなぁ。
しかし、貧乏性でもある私には、ちょっとの時間潰しには寄席に入らないだろうし、いくら贔屓が聴きたいと言っても・・・、寄席の木戸も安くはないんだから・・と解せない部分があります。
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百歩譲って、寄席ならばありかもしれません。
しかし、ホール落語でも時々見られます。
昨日もそうでした。
数人で来たグループは、何故か中入り前で帰りました。
彼らが座っていた並んだ数席が空いてしまい、客席はぽっかり穴が開いたようになってしまいました。
・・・事情や都合はあるのでしょうが、そんな聴き方をして欲しくないと思います。
出来れば、最初から最後まで聴いて欲しい。
満席の落語会なら、この人たちのために、本当は最初から最後まで聴きたかった人のチャンスが摘まれてしまうことになります。
芸人さんに対しても申し訳なく思わないのかなぁ。
それから、このグループとは別に、中入りで帰ろうとしている2人組のおばあさんたち。
どうやら、中入りで終わったものと思ったらしい。
正蔵さんもさん喬師匠も出演しましたから。
スタッフに「後半もありますよ」と言われて、「後はどなたが出るんですか?」と尋ねていました。
このお2人は、落語の公演の形(パターン)を知らないようでした。
この落語会の主催者は、プログラムを配布しません。
確かに、この落語会ではネタ出しをしていないので、演目の入っていない受け取った段階では、プログラムとしては完璧ではないかもしれませんが、やはり必要だと思います。
プログラムだと思って受け取ると、全部他の公演のチラシだったりすると、ややがっかりします。
私は、「お江戸あおば亭」も「深川三流亭」も「樂醉寄席」も、公民館などの出前落語会でも、必ずプログラムを作ります。
自分たちの活動の記録でもあり、お客さまへのアピールでもあり、お客さま自身の鑑賞記録でもあるはずで・・・。

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