新大阪駅のタクシー乗り場
もうかなり前のことになりますが、新幹線で新大阪駅に降りて、タクシー乗り場へ行きました。
目的地は高麗橋。
タクシー乗り場は、幾つかに分かれていて、「近距離(3キロ以内)」「ジャンボ」「中型」「小型」・・・と。
慣れない大阪の街ですから、3キロがどの程度かすぐには見当もつきませんでしたが、地下鉄に乗れば淀屋橋と本町の間ですから、淀川を渡り梅田を過ぎて行きますから、どう考えても3キロ以上はあると踏み、1人でしたから「小型」の列に並びました。
やっと自分の番になってタクシーに乗り込んで行き先を告げると、「そんなら近距離の方に並んでください」と冷たく言われました。
腹が立ったので、「どう見たって3キロ以上あるんじゃないの」と言い返したら、不承不承走り始めました。
もう・・・物凄く不愉快でした。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2015/02/post-5d50.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2015/02/post-f1b8.html
その後は、「短距離」に並ぶようにしました。
そのうちに、同じようなクレームが多くあるのでしょう。
大阪以外の人が、新大阪駅からどのぐらいの距離があるか・・なんて、分かるはずがありませんから。
近距離乗り場には、市内の地図に3キロ目安の円が書かれるようになりましたが、やはり目的地は円の外です。
しかし、初めて大阪に来た人が、この地図で分かりますか?
大阪のタクシーの顧客不在の酷さには諦めました。
ちなみに、近距離乗場で乗って「高麗橋まで」と言って、「お客さん、淀屋橋から先は3キロを超えますよ」と言われたことは一度もありません。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2018/11/post-720e.html
こんな記事がありました。
JR新大阪駅のタクシー乗り場が、2020年2月1日(土)から大きく変わります。
これまで「小型」「中型」「ジャンボ」「近距離」の4か所に乗り場が分かれていたのが、「普通車」「ジャンボ」の2区分に統合され、普通車乗り場が3か所になります。
同日に、大阪地区で小型タクシーと中型タクシーの運賃が統一されることに合わせて実施されるものです。
現在の4つある乗り場のうち近距離乗り場は、「鉄道駅では新大阪ならでは」(大阪タクシー協会)という珍しいものです。
おおよそ3kmまでの利用者が対象で、範囲は乗り場の地図でも案内されています。
この乗り場、2004(平成16)年4月にできたものですが、そもそもなぜ設けられ、今回なぜ廃止されるのでしょうか。
大阪タクシー協会に聞きました。
―近距離乗り場はなぜ設けられたのでしょうか?
「近距離利用だと、乗務員に嫌な顔をされる」といったお声を受けたものです。
それならばと、お客様が気楽に乗れるよう、専用に乗り場を設けました。
―今回なぜ廃止するのでしょうか?
だんだん近距離乗り場が混雑するようになったためです。
空いている小型や中型の乗り場へ移ったお客様が、乗務員に「近距離ならあちらですよ」と乗車を拒否されるケースがあり、苦情に発展していました。
また台風や地震などの災害時、近距離乗り場にお客様がズラリと並び、タクシープールに車両がいるにもかかわらず、全然タクシーが来ないということもありました。
―近距離乗り場を廃止し、乗務員の理解は得られるのですか?
当然ながら乗務員にとっては「当たり」「はずれ」があるわけですが、それはお互い様です。
「もう後戻りはできんで」と、各事業者に対し乗務員指導の徹底を伝えています。
当面は現場巡回指導も行い、不適切な対応がないか監視します。
・・・。
全て乗務員目線ですから、クレームが出て当然です。
明日も大阪に出張しますが、「近距離」に並ぶつもりです。
来阪者への「おもてなし」でなく、利用者のことなど「思うてなし」。
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