満月の夜のご褒美
今夜は今年最初の満月。
「自分へのご褒美」なんて言われ始めています。
私も、昨日で無事に人間ドックに備えた"禁断"生活(ラマダン)が明けたので、ちょっと大食いをしようと。
週末に、大好きな落語を聴いた後で、腹一杯ラーメンを食する細やかな贅沢、この解放感の嬉しさ。
概ね半年に一度だけ行くラーメン屋があります。
人間ドックや他の検査などから解放された一瞬、今夜限りと"バルブ"を開放する時に。...
そして、オーダーは必ず「特製塩ラーメン」。
この店には、もう十数年通っています。
かつてデブの頃は頻繁に行きましたが、メタボからの脱出と維持のために、半年に一度と決めて数年です。
とにかく、この店では塩ラーメンしか食べません。
マスター(大将?)とおぼしきお兄さんも、通い始めた当座は、まだ二十代だったと思いますが、今やそれなりになりました。
今夜、食べ終わって「ごちそうさま」と言って席を立つと、「いつもありがとうございます」という言葉が返って来ました。
「また半年後に塩ラーメンを食べに来るからね」と心の中で囁いて店を出ました。
まるで「紺屋高尾(幾代餅)」の久蔵の了見です。