「深川三流亭」レビュー
「第14回深川三流亭」にご来場くださったご贔屓から、様々な感想やご意見も頂戴しました。
総じてお褒めの言葉や暖かい励ましで、まことに嬉しい限りです。
会場でアンケート用紙を配布し記入をお願いする落語会がありますが、「深川三流亭」でも「お江戸あおば亭」でも行っていません。
というのは、よく「印象に残ったのは誰?」「各演目を評価(◎・〇・△・×)」というパターンを見かけます。
これは全く意味がありません。
勿論、個別に技量の差は経験などによってない訳ではありませんが、我々の落語会では会全体のバランスで番組を作りますから、当然のことながら、主任や中入り前の演者や演目が印象に残るようになります。
また、素人の会ですから、ご友人などが多くご来場の人の評価が高くなる傾向になります。
さらに、「良かった」「上手になった」「面白かった」という、大変曖昧なコメントも多く、これを見て勘違いする人もいます。
だから、中途半端なアンケートは行いません。
幸いなことに、「深川三流亭」も「お江戸あおば亭」も、そういう点を理解されている方が多くご来場なので、時には耳に痛いコメントをいただくこともありますから、公平な評価やコメントを謙虚に受け止めることが出来るのです。
・・という訳で、今回もこんなコメントをいただきました。
〇三流亭の連中はなかなかのレベル(落語通からのコメント)
△よく覚えたと感心する反面、まだ読んでいる"朗読"のよう
△マイクを使わない会場で、言葉が聴き取りづらい
全員が該当してはいませんが、△はまさに核心を突いたコメント。
「朗読」「音読」「暗記」ではなく、改めて「演読」を徹底する必要性が聴き手側からも明確ということです。
また、話芸は聞こえてなんぼですから、聴き取りづらいという3番目のコメントも、ある意味では致命的なものです。
次回には、これらが改善できるように、稽古でお互いに確認して行こうと思います。
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