落語っ子連稽古会グラフィティ
「深川三流亭」の翌日、私などはそのまま疲れを背負い込みながらの稽古。
南房総の2人をはじめ欠席するメンバーもいたので、5名の参加でした。
牛久から通う学津さん。
今月の学津さんは、「牛久亭落語会」「牛久味わい亭」そして「深川三流亭」と、3度目の高座でした。
やはり若いので体力があるんでしょうか?
「四人癖」「洒落番頭」「真田小僧」「崇徳院」「親子酒」・・にチャレンジして来て、今回は「釜泥」の仕上げでした。
そして心機一転、今日は「松山鏡」を。
彼がどういう基準で演目を選んでいるのか知りませんが、誰かが演っているのを聴いて・・「自分も」ということになるんでしょうか?
どうしても同じようなパターンを選んでしまったりとか・・・。
その学津さんと希望の演目が重複し、年の功で先に「ちりとてちん」を始めたのは百梅さん。
前回の「笠碁」は、やはり年輪も必要な噺ですから、このまま大切にして、何度も高座にかけて欲しいものです。
「ちりとてちん」も、仕草の多い噺ですから、かなり手強い噺ですが、丁寧に仕上げて欲しいと思います。
くすぐりを丁寧に表現すれば、これは受けますよ。
越児さんは、これまた仕草が身上の「片棒」。
高座本を見ながらの読み稽古(演読)ですが、もう息は出来上がっている感じです。
演目の選び方も巧みで、十八番のストックはバラエティに富んでいます。
毎月2回、新潟(柏崎)から稽古に通い、落語会にも精勤されて、やはり桁外れの落語好きです。
いつもなら、私は最後で、時間調整役なのですが、今回は時間的に余裕があるので、蝶九さんより先に演らせていただきました。
「江島屋怪談」は、この第ネタを何とか仕上げたいのと、前日の「深川三流亭」で、私も着物が綻んで慌てましたから、如何物の花嫁衣裳が出て来るこの噺を選びました。
師匠の高座本ではないので、一通り聴いてくださると、様々なアドバイスが飛んで来ます。
昨日の「花筏」は、意図的に相撲部屋の親方を喉を潰し気味に演じたこともあり、まだイガイガしていましたが、この噺も老婆が叫ぶところなんぞは、かなり喉に負担がかかる・・・。
前回指摘されたオチは、特にコメントがなかったから、あれで良いのかな?
蝶九さんは、前日打ち上げが終わって香取の自宅に戻ったのは深夜になったはずですが、今朝も早朝に起きてバスで参加してくれました。
これまた若さの成せる業ですね。
蝶九さん、何をやろうかと迷っていましたが、結局、師匠創作の「来ぬ人を」を。
蝶九さんも、有難亭や天祖亭、地元での自主企画や町興しの落語イベントなど、とても精力的です。
さぁ、時間が30分余りありましたので、誰か・・と誘いましたが、誰も手を挙げないので、「それでは」ということで、再び正座して。
「ねずみ穴」も何度か、師匠の前で「演読」しているので、是非とも仕上げたい噺です。
かなり腰や膝に疲れが来ているんですが、「えいや!」で再び正座して。
写真を見ると、髪の毛が立っています。
そんなに髪を振り乱すほどの熱演をしたはずはありませんが・・・。
「江島屋怪談」と「ねずみ穴」の長講2席を通しで稽古しましたから、通算で1時間は優に超えました。
とにかく疲れました。
それを聞いてくださった師匠はもっとお疲れでしょう。
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