大嘗祭
色々と難しい議論もあるようですが。
今日は天皇即位の関連行事のクライマックス「大嘗祭」が挙行されます。
大嘗祭は、皇位継承に伴う一代一度の重要祭祀。
5月1日に行われた、剣や勾玉など三種の神器を承継される「剣璽等承継の儀」、即位を内外に宣言される10月22日の「即位礼正殿の儀」に続く、新天皇のみが行うことができる儀式。
先の2つの儀式で「即位の礼」は終えており、大嘗祭は天皇になるための儀式ではない。
大嘗祭の意義は、天皇が即位後初めて、皇祖である天照大神に新穀を供え、五穀豊穣と国家の安寧を祈ること。
儀式の途中に宮内庁職員ですら立ち入ることができず、中身も公表されない「秘儀中の秘儀」。
謎に包まれた祭祀であるため、「天皇が何を行うのか」についてこれまでさまざまな説がまことしやかに語られてきた。
天皇が即位して初めて行う「新嘗祭(にいなめさい)」のことを大嘗祭と呼ぶ。
新嘗祭とは、毎年秋に開かれる収穫祭のこと。
大嘗祭は、飛鳥時代の673年に即位した天武天皇の時代から始まったとされる。
当時の日本は常に戦争が絶えず、天武天皇は皇室の力を強くし、国を治めようと考えました。
そのためには、即位を宣言するだけでは足りないと考え、古来からある「新嘗祭」という行事を利用して、日本でいちばん偉い神様である天照大神に食料を捧げることで、天皇の権威を示した。
大嘗祭は、祭祀の舞台「大嘗宮」を皇居東御苑に新設して行われる。
大小三十余りの建物が今年7月の着工から約3か月で建設。
設営・解体関連費19億700万円を含めた全体の費用は約27億円にのぼる。
終了後は、11月21日~12月8日の一般公開の後、取り壊される予定。
大嘗宮で行う儀式は、大きく「悠紀殿供饌の儀」と「主基殿供饌の儀」に分かれる。
大嘗宮の東側に「悠紀殿」、西側に「主基殿」。
儀式は悠紀殿、主基殿の順にそれぞれの建物で行われる。
天皇陛下は、まずは北側の「廻立殿」に入られ、心身を清める「潔斎」の後、最も格式高い神事服とされる真っ白な「御祭服」に着替え、儀式に入られる。
悠紀殿、主基殿に入られない皇后さまは、廻立殿に入られて純白の十二単に着替えられ、南側の「帳殿」で拝礼をされる。
悠紀殿での儀式を終えると、天皇陛下は廻立殿に戻り、再度潔斎を行い、新しい御祭服に着替えられる。
潔斎や着替えだけでかなり時間がかかるうえ、儀式は明け方まで続く。
朝からの準備の時間も含めると、陛下に休む時間はほとんどない。
・・・お父っつぁんから身代を譲ってもらうのも大変なんですね。
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