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11月は色々ありました。
前半は引き続き暖かった気がしますが、下旬は雨降り、寒い日が続きました。
富士山も遅ればせながら雪化粧。
そして月末になって、やっといつもの美しさになりました。
今月は何と言っても「樂醉寄席」と「お江戸あおば亭」に尽きます。
11月10日(日)は2回目の「樂醉寄席」。
「子ほめ」と「火事息子」でご機嫌をお伺いしました。
楽しいし、勉強にもなる、貴重な機会になりつつあります。
11月23日(土・祝)は「お江戸あおば亭」。
創部60周年記念、雨降りにもかかわらず、大勢のお客さまにご来場いただきました。
大先輩のリクエストで「算段の平兵衛」にチャレンジしました。
自分では選ぶことのないであろう噺に触れられたのは、これまた貴重な勉強の場になりました。
おかげさまで、先輩からもOKが出てひと安心。
次回(来年5月)は、いよいよ深川江戸資料館に進出です。
落語会は、13日(金)は東京落語会。
14日(土)は「学士会落語会」。
古今亭菊志んさんを久しぶりに聴きました。
21日(木)は、「菊之丞文菊兄弟会」を楽しみました。
25日(月)は、「紀伊國屋寄席」。
24日(日)は、東京国立近代美術館で鏑木清方の絵を鑑賞しました。
幻の「築地明石町」と「三遊亭圓朝像」・・・。
稽古は、「落語っ子連・三流亭」と「稽古っ子連・演読亭」に参加しました。
まず、三流亭の公開稽古を2~3日に小江戸佐原で。
初めての試みでしたが、なかなか楽しい稽古会になりました。
私は、9年ぶりに「子ほめ」をやってみました。
三流亭は10日と24日に「火事息子」と「江島屋怪談」。
演読亭は4日と18日に「花筏」と「有馬の秀吉」。
演読亭では、師匠から「なぞかけ」の話をしてくれということなので、簡単なレジュメを作りました。
また、23日の「お江戸あおば亭」の会場で、OB落語会報「あおば亭」の創部60周年記念号を配布しました。
さて、来月21日(土)は「深川三流亭」です。
プログラムも出来上がり、あとは本番を待つのみ。
また、1月26日(日)は、第3回の「樂醉寄席」をやらせていただきます。
落語徘徊はまだ続きます。
中曽根康弘元総理大臣の訃報。
享年101歳の大往生。
群馬県出身。
東京帝国大学法学部政治学科卒業後、内務省に入省。
海軍短期現役制度で戦時中に海軍主計士官に転じるも、終戦後には内務省に再勤。
退官後、衆議院議員に当選。
以来、中曽根派を形成するなど自由民主党内で頭角を現し、科学技術庁長官をはじめとして運輸大臣、防衛庁長官、通商産業大臣、行政管理庁長官などの閣僚経験を経て、1982年(昭和57年)から1987年(昭和62年)にかけて内閣総理大臣を務める。
国鉄、電電公社、専売公社、日本航空の民営化を達成した実績が特に知られる。
またアメリカのロナルド・レーガン大統領と「ロン・ヤス」関係と呼ばれる信頼関係を構築して日米安全保障体制の強化にも努めた。
2004年(平成16年)7月19日に鈴木善幸が亡くなったことにより最年長の首相経験者となり、昭和時代の歴代総理大臣の中で最後の存命者となった。
歴代総理大臣の中では東久邇宮稔彦王(死去時102歳48日)に次ぐ長寿の首相経験者であり、現行憲法下で首相就任を果たした人物としては最高齢である。
2018年(平成30年)5月27日には満100歳を迎えた。
これも首相経験者としては東久邇宮稔彦王に続く2人目、現行憲法下で首相就任を果たした人物としては初となる。
・・・私が印象に残っているのは、直接ご本人ではなく、学生時代の「憲法」の教授の発言です。 憲法の講義中に、憲法解釈の議論の中で、教授は「近頃の政治家は、憲法に限らず、本当に勉強をしていない。分かりもしないで騒ぐだけだ。
そんな中でも、私が感心したのは中曽根康弘氏だ。大変な勉強家だ」と。
ちょうど、通産大臣から幹事長を歴任されている頃ですが、学者の目からもずっと存在感があったということでしょう。
「へぇぇ、権謀術数の中で生きているような政治家でも、しっかり勉強をしている人はいるんだ」と思いました。
それから、旧制高崎中学(現高崎高校)から静岡高校(現静岡大学)を経て、東京帝大に進んでおられる・・ということは、3年間は静岡県にも縁があった訳ですね。
・・・んっ? 私も一応「法学部」卒でした。忘れてました。
こんな本があるそうです。
桂竹丸さんのお弟子さんの竹千代さん著。
神社に行けば、私たちは神様にありとあらゆることをお願いしますよね。
商売繁盛に合格祈願に延命長寿に縁結びに厄除けに……。
でもちょっと待って。
こんなに頼りにしてる「神様」のこと、ちゃんと知ってますか?
神様について書いてあるのが「古事記」です。
歴史の教科書でも最初の方に出てくるので、「古事記」について聞いたことのない人はいないと思いますが、でも何が書かれているかまで説明できる人って、少ないんじゃないでしょうか。
そこで、大学院まで古代史を専攻していた落語家の桂竹千代さんに、「古事記」を楽しく解説していただくことにしました。
爆笑注意ですから、静かな場所では読まないようにしてくださいね!
キャラ立ちすぎ! 情熱的すぎ! 自由すぎ! 神様の世界は、奔放で愉快でミステリアス。
〇国の歴史書なのに、1人の部下の記憶力に頼って書かれていた!
〇スサノオは「女の獲り合い」で、大蛇と大ゲンカ。
〇神様同士の「殺神事件」が、たびたび勃発。
〇娘の恋人を“斬新なイタズラ"でイジメ抜いた有名な神様とは?
〇「何代も前のご先祖様と出会って、恋に落ちて、結婚」もアリ!
〇まるで、古典落語「粗忽長屋」。葬式で生き返る!?
〇「相撲」は、もともと神様同士のケンカが始まりだった。
〇「乙姫様」の正体は、サメ。
騙し合いに殺し合い。禁断の恋とエロス。ホラーにミステリーにSF。
――古事記はエンタメの詰め合わせだ!
・・・これ、落語の本?
しかし、いい時代ですね。
今年売れた本・・・。
出版物の取り次ぎをしている「日販」が、11月23日までの1年間に販売された本の部数をまとめました。
最も売れた本は、去年9月に75歳で亡くなった俳優の樹木希林さんのことばを集めた「一切なりゆき~樹木希林のことば~」でした。
固定観念にとらわれないポジティブでユーモアにあふれたことばが共感を呼んで女性を中心に幅広い層に読まれ、発行元の文藝春秋によりますと、去年の発売からの累計発行部数は150万部を超えています。
同じく樹木さんのことばを集めた「樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」も3位に入っています。
・・・私は、本はあまり読まないなぁ。
1 一切なりゆき ~樹木希林のことば~
2 おしりたんてい かいとうと ねらわれた はなよめ
3 樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ
4 医者が考案した「長生きみそ汁」
5 新・人間革命(30・下)
6 メモの魔力
7 妻のトリセツ
8 日本国紀
9 FACTFULNESS
10 そして、バトンは渡された
・・・自慢にもなりませんが、このベスト10を1冊も読んでいない。
聴いた落語の数は、そこそこだと思うんですが・・。
先日の「お江戸あおば亭」の会場で配布した、OB落語会報「あおば亭」を、落研にも送付しました。
落研(現役部員)とOBとのコラボ「ホームカミング寄席」について寄稿してもらってもいたので。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2019/11/post-b58669.html
お礼のメールが届きました。
OB会報「あおば亭」をお送りいただきありがとうございます。
部員にも配布したいと思います。
また今年度の現役部員の活動にも多くのページを割いていただきましてありがとうございます。
近日の現役部員の活動で主だったものとしましては、先日11/16(土)に開催し「第170回古典落語発表会」があります。
初めての会場という不安要素はありましたが、多くの方にご来場いただき、お陰様で盛会の後に終えることができました。
次回発表会は2020年3月1日(日)に、「エルパーク仙台(https://www.sendai-l.jp/center/lp/)」にて「第171回卒業生追い出し落語発表会」を開催予定です。
近くなりましたら改めて詳細をご案内させていただきたいと思います。
お時間がありましたら是非ご来場下さい。
・・・そうか、3月1日(日)に「追い出し落語発表会」か。
会場は「エルパーク仙台」、以前ここでOB落語会を開催したことがありました。
一番町の「141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5階・6階」です。
よし、予定に入れておこう。
60周年を機に、現役部員たちとの接点も強くして行きたいから。
こんな偶然もあるんだなぁと・・・。
仕事で、単純なチェックをするのに、BGM代わりに”らじる”で、NHKの第一放送を聴きました。
平日の午前中は、古今亭菊之丞さんの奥さんの藤井彩子アナがアンカーで「すっぴん!」という番組が放送されています。
この番組の1コーナーに「日本一早い!大喜利コーナー」というのがあって、聴取者からの投稿を競わせるという。
今日のお題は「ボクシングのセコンドが選手を勝たせたすぎてとってしまった驚きの行動とは?」。
おバカで刺激的なみなさんのボケを紹介します。あなたの投稿で大喜利をもりあげよう!
そんなにしっかり聴いている訳ではなく、聞き流していると・・・。
「新潟県の"イノセンティ ポンポコ"さんから・・・」というのに「んっ?」。
実は、以前にも一度聞いたことがありました。
「ボクシングのセコンドが選手を勝たせたすぎてとってしまった驚きの行動とは?」
「なんだ、あの技は・・・」
これ、字に書いてしまうと訳が分かりませんが、藤井アナにとても受けて、今日の他の多くの投稿を抑えて「藤井賞」でした。
・・・この人、落研OBの「井の線亭ぽんぽこ」君に違いありません。
彼は、確か地元の市役所に勤務しているはず・・・。
最近は、「お江戸あおば亭」に出演してくれていませんが、こういう笑話を作るのが好きなんですよね。
そうか、活躍しているなぁ。
負けていられませんね。
昨年4月、仙台の寄席「花座」がオープンして1年8ケ月。
残念ながら、この間、仙台には3~4回行きましたが、「花座」には行っていません。
花座で「個人協賛募集」が行われるようです。
協賛期間 2020年4月1日〜2021年3月31日までの1年間
協賛価格 各30,000円
ご協賛いただいた方には、花座入口前または室内に設置の「提灯への名入れ」をご用意いたしました。
平成30年4月1日の開場から、皆様のお陰を持ちまして花座も来年4月で3年目に入ります。
2年目の現状は、初年度の賑わいからだいぶ集客が落ち着いてきております。
東北仙台の演芸の聖地としての大きな役割を改めて感じ、気持ち新たにより一層精進していく所存です。
現在の取り組みを紹介いたします。
•顔付けの充実
(芸術協会人気者、落語協会、立川流、上方落語協会、
講談ほか)
•東北芸人・新規プログラム充実(漫才カーニバル、
津軽三味線、和太鼓、民謡、ジャズ、クラシック、
シャンソン、舞妓、劇団、詩人、琵琶、かまぁ~ず、
フラ・タヒチアンダンス、マジックほか)
•社会人、こども落語会実施
•落語教室、講談教室、花座落語まつり(8月6・7・8日)
VR落語体験
•学校公演、各種施設へのPR などを実施中です。
・・・仙台で立ち上がった寄席ですから、長く続いて欲しいもの。
落語芸術協会が中心になって、様々な企画が展開されているのは、ツイッターなどで知っています。
しかし、40席で木戸銭2000円で、東京から芸人さんをお呼びするというのは・・・、かなり厳しいと思います。
やはり、どこか大きなスポンサーが要ると思います。
私も、宝くじに当たればねぇ。
協賛金などと言わずに・・・。
あまり風呂敷を広げて当たったら・・・困る。
よそう、夢になるといけねぇ。???
デパートや銀行のビジネスモデルが陳腐化しているというのは、もう何十年も前から言われて来ました。
特に、銀行業界は・・・、低金利が長く続いているということもあって、目を覆うばかり。
大学生の人気ランキングでも、トップレベルだったのも今は昔・・・、凋落ぶりが激しい。
地方では、地元の官庁(公務員)以外では、地元の全国レベルの企業、電力会社、地方銀行が"御三家"と言われました。
例えば、愛知県なら、トヨタ自動車、中部電力、東海銀行(当時)という・・・。
地方銀行がもがき苦しんでいるようです。
伝統のある地元の有力銀行が、新興の銀行(証券)に出資を仰いだり、提携したり。
旧来のビジネスモデルは、もはや"武家の商法"になってしまっているんでしょう。
今までの古い体制や古い頭、妙なプライドなど、ただ邪魔になるだけということ。
地方銀行同士の経営統合や提携の動きが盛んになっているようですが・・・。
提携はするが、経営統合はするが、合併はしない、ということ。
21世紀になって、当時の都市銀行が合併してメガバンクが誕生しましたが、これもグローバルに戦うには「規模」が必要だったからで、損保会社や製薬会社なども同様です。
地銀9行が集まって単純に合算しても、メガの1/4・1/5にしかならない。
抜本的にビジネスモデルを変えないと、もう銀行は立ち行くことは出来ないと思います。
これだけ、ペダルの踏み間違えなどの事故が頻発すれば、機械(車)の方で何とかしないといけない・・・。
政府は、国内で販売される新車に衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の取り付けを義務づける方針を固めた。
歩行者に反応する自動ブレーキなど、国際基準を満たす性能を求める。
新型の乗用車は早ければ2021年度から、既存の車種はその数年後から義務づける方向で調整している。
高齢ドライバーによる事故が相次ぐなか、政府は6月の緊急対策で、自動ブレーキの基準づくりと新車への義務づけについて、年内にも結論を出す方針を示していた。
国土交通省が定める告示を改め、新たな基準を書き込む予定だ。
義務化で安全性が増す一方、メーカーの開発状況によっては販売価格が上がる可能性もある。
義務づけの対象になるのは、乗用車や軽自動車、軽トラックなど。乗用車以外についてもこれから時期を調整する。
大型トラックやバスは14年以降、自動ブレーキの取り付けが順次義務づけられている。
自動ブレーキの性能については、6月に国連の専門部会で国際的な基準が決まった。
この基準では・・
①時速40㎞で走行中、前に停車している車にぶつからずに止まる
②60㎞で走っていて、前を20㎞で走る車にぶつからない
③30㎞で走行中、時速5㎞で前を横切る歩行者にぶつからずに
止まる ・・という三つの条件を備えることが求められる。
世界一安全な車と言われるのが、私も欲しがっているメーカー。
こういう安全装置も含めて、車の運転が自動化されるのも、それほど遠い未来ではなさそうです。
何と言ったら良いのか・・・、悪意はないんでしょうが、どうにもセンスのない広報や宣伝が多いこと。
人生の最終段階でどのような対応をしてもらうことを望むのか、家族ら大事な人たちと話し合っておくことに、「人生会議」と愛称をつけた厚生労働省。
その「人生会議」を広めようと作られ公表されたPRポスターが、がん患者団体や遺族から猛反発を受けているそうです。
ポスターは「人生会議」のキャンペーン事業を受注した吉本興業が作成し、「人生会議」という愛称の選定委員にもなったお笑いタレントを起用。
このタレントさんは50代だった母親を亡くした経験があるそうです。
ポスターでは、タレントさんが死を目前とした患者として酸素チューブを鼻につけ、ベッドに横たわりながら、心の声を明かしている内容になっています。
青ざめた暗いイメージで撮られた写真に重ねられているのは、自身の望みを伝えることができなかった家族に対する不満の言葉です。
《まてまてまて
俺の人生ここで終わり?
大事なこと何にも伝えてなかったわ
それとおとん、俺が意識ないと思って
隣のベッドの人にずっと喋りかけてたけど
全然笑ってないやん。
声は聞こえてるねん。
はっず!
病院でおとんのすべった話聞くなら
いえで嫁と子どもとゆっくりしときたかったわ
ほんまええ加減にしいや
あーあ、もっと早く言うといたら良かった!
こうなる前に、みんな
「人生会議」しとこ》
タレントさんの胸の上には、心電図モニターのような波状の線が平らになったところが重ねられており、死の直前であることを強く匂わせています。
・・・何が言いたいのか。
そもそもこの「人生会議」、最初に愛称が決まった時も、がん患者団体からは違和感を抱く声が多く聞かれていました。
その違和感の正体が、今回のポスターでますますはっきりしたと話す人がいます。
「家族と話し合う内容が、どうやって死ぬのか、となっているのに違和感があるのです。患者の立場になれば、どうやって死ぬかを話し合いたいのではない。その瞬間までどう生きるか、どう過ごしたいかということを話したいのに、『死』に焦点が当てられているのです」
死について語るのに、笑いや冗談の風味がまぶされていることに違和感を抱いている人も多いはずです。
人の生き死には洒落になりません。洒落にしてはいけません。
まぁ、人のことを何とも思っていない企業が作ったものですから、こんな所に頼むのが悪い。
厚労省は予定していた自治体への発送をやめ、ホームページへのPR動画の掲載も見合わせた。
・・・タレントさんには申し訳ありませんが、気色悪いし、余計なお世話でしょう。
「算段の平兵衛」を演るに際して、米朝師匠の公演筆記を参考にさせていただきました。
しかし、そもそも上方落語、上方弁で、音源を聴いても江戸弁とはリズムやトーンが微妙に異なるので、ほとんど聴きませんでした。
この噺について、こんな説明文があります。
やり手がなく滅んでいた噺を、昭和の戦後に三代目桂米朝が先人から断片的に聞き集め、復刻した大ネタ。
くすぐりが非常に少なく、なおかつ人の死体やエゴに満ちた登場人物を陰惨に感じさせずに描写する必要があり、演者にとっては技量が試される。
三代目米朝は「悪が栄えるという内容なので、後味が悪くならないように演じるのが難しい。平兵衛をどこか憎めない男とか、共感するようなところあるように描かないと落語として成り立たない」と論じている。
実は、落語っ子連の稽古では、演読で2度、しかも1度目は前半だけしかやれませんでした。
2度目の時に、蝶九さんから「陰惨な部分のある噺だから、軽くコミカルにした方がいい」とのアドバイスを受けました。
・・・確かに、高座本を愚直に追いかけると、言葉で「死骸」だとか「首を吊った」とか「崖から突き落とす」とか、そのまま表現すると、本当に重たくなって、全体が陰惨になってしまう。
そこで、本番の約10日前に高座本を追うのをやめました。
幸いにも地語りの多い噺なので、私のトーンを少し上げて、テンポも少し上げて、話しかけるような地語りにしようと。
ストーリーは覚えているので、それ以上はあまり考えず、自分の頭の中の言葉の引き出しに賭けることに。
・・・そして、何とか本番をこなし、リクエストくださった大先輩からも"合格"をいただくことが出来ました。
そこで、そこでです。
上方弁の「算段の平兵衛」を改めて聴いてみようと、恐る恐る、米朝師匠とお弟子さんの南光さんと米團治さんを聴いてみました。
そうか、元々そんなにコテコテと笑いを誘う噺ではないから、これでいいんだ。
ユーチューブで落語を聴いていて、ふと耳に止まった映像。
https://www.youtube.com/watch?v=9y7C3iANCUY&list=PL400624F4776E8FB5&index=3
何か・・・耳に残るので。
「それは恋」。
「近松心中物語」という芝居の劇中歌だそうです。
えっ?あの東芝が?
まだ生きていたんですね。
あ、失礼なことを言って東芝(どうしま)しょう。
その東芝が、「1滴の血液から13種類のがんいずれかの有無を99%の精度で検出できる技術」を開発し、2020年から実証試験を始めると発表。
大学などとの共同研究に基づく成果で、数年以内の実用化を目指すそうです。
血液中に分泌される「マイクロRNA」と呼ばれる分子の種類や濃度を検査し、乳がんや膵臓がん、食道がん、胃がん、大腸がんなど13種のがんについて、ごく初期の段階でも発見できる。
実用化すれば、生存率が高まることが期待される。
東芝はRNAを短時間で簡便に検出できるチップや小型機器の開発に成功。
2時間以内に結果が判明するという。
・・・早期発見が重要だと言われるがんですから、これは素晴らしい、ありがたい。
こういうのって「ノーベル賞」ものなんじゃありませんか?
亡くなった父が、昔よく「ハゲの薬(ハゲない・育毛)が発明されたらノーベル賞だ」と、少なくなった頭髪を見ながらよく言っていたものですが、これもそうだと思いますねぇ。
これはもう「乾坤一擲」ではなくて「健康一滴」です。
化けの皮が剥がれた?
弱り目に祟り目?
泣きっ面に蜂?
貧すれば鈍する?
藁打ちゃ手を打つ?
厠に行けば誰かいる?
・・・いやはや、森田千葉県知事に対する風当たりは相当なもののようです。
フライデーの記事がさもありなんで面白い。
「森田知事は議会中にしょっちゅう居眠りをしています。議員が質問を読んでいる間に寝てしまうこともある。そのうえ答弁は事務方が書いた原稿を早口で棒読みするだけです」
・・・まぁ、居眠りは、森田知事に限ったことでもありませんが。
9月に房総半島に上陸した台風15号は、千葉県に甚大な被害をもたらすとともに、森田千葉県知事の無能ぶりを露にした――。
台風が直撃した翌日の午後3時ごろ、森田知事は公用車に乗り込んで、県庁から約30㎞も離れた「私邸」に戻っていたことが明らかになった。
森田氏の邸宅は「青春の巨匠」と呼ばれた昭和スターにふさわしく、門構えからして荘厳だ。
「災害時に最前線でもっとも重要な役割を果たすのは地方自治体の首長です。にもかかわらず、森田氏は私的な理由で県庁を離れてしまった。この時点で県民の生命、財産を守る職責を放棄しています。しかも、11月7日の記者会見では、自宅に立ち寄ったことについて『私的な視察』という意味不明な言い訳をし、謝罪をきちんとしなかった。さらに公用車の運転日誌が不正確だった理由を、事務方のせいにもしました。これは論外ですよ」
森田氏は今年で知事就任11年目。
よくこれまで県政に支障がなかったものである。
前出の議会関係者は、「(無能ぶりが)ついに日本中に知られることとなった」と苦笑し、こう続ける。
「議会が始まる前に知事は、各会派に挨拶回りをするのですが、そのときですらペーパーを読み上げます。千葉県では、学校教育の一環で、中学生が県議会を疑似体験する行事があります。そこで当初、森田知事が原稿ナシで挨拶したときは、まとまりのない内容が延々と続き、中学生が唖然としていました。そのため翌年からは原稿が用意されました(笑)。ただし、森田知事は県庁職員の支持率は高いんです。うるさ型だった堂本暁子前知事と違い、職員に指示を出すことがほとんどない。『ハンコを押すだけの人』と呼ばれ、『ラクでいい』と評判です」
長年にわたり県政の情報公開に取り組んできた元県議が語る。
「’15年度の知事の行動記録を見ると、年間の休日が151日。たとえ登庁しても勤務時間が1時間未満という日も珍しくありません。忙しいはずの4月と12月でも、月17日しっかり休んでいる。5月はGWをフルに満喫し、月末から海外視察に1週間行って、帰国後は3日間の休暇をとっていました。休み明けや海外視察の後は業務が溜まっているはずなのに、ほとんど仕事をしていないんです。周囲に諫める人もほとんどいないのでしょう」
森田氏の知事としての’18年の給与所得は2464万6993円。
時給に換算したら、さぞかし高額になるだろう。
「森田知事は4期目も出馬する気マンマンでしたが、今回の件でさすがに諦めたそうです。ただし、いまの任期途中で辞任するつもりはまったくないでしょうね」
任期は’21年4月まで。
この知事のままで県民は本当にいいのか。
いい訳はありませんよ。
冗談じゃない。
肝心な時に頼りにならない知事なんて、カレーがかかっていないカレーライスみたいなものですよ。
カレーがかかっていないのに、どうしてカレーライスだって分かるんだろう?
冗談はともかく、県民は本当に怒っているし、こんな無能で無責任な知事を選んでしまって後悔していますよ。
元々そんなに頭が良いとは思えないから、それこそ愛想良く如才なくが肝なのに・・・。
走らない(動かない)車はただの箱です。
これはやはり「自業自得」ですね。
森田知事は「おれは男だ!」という青春ドラマで世に出ましたが、続編に「おこれ!男だ」っていうのもありました。
みんな怒ってますよ。
「第17回 お江戸あおば亭」の主任は、喰亭寝蔵師匠の「死神」。
ほぼ毎回聴きに来てくださっているご贔屓の方からのたってのリクエストだそうです。
私ととん平師匠も、落研OBの先輩からのリクエストでした。
リクエストに応えるというのは、やはり相応の技量と持ちネタがないと出来ないし、リクエストしてくださる方も、我々のことをよく知ってくださっているということで、とてもありがたいものです。
この「死神」という噺は、落語に詳しい人はもとより、初心者でも知っていて、よくリクエストされる噺でもあります。
フランスの戯曲をベースに圓朝が作った噺ですから、幅広い人気につながるようです。
今回、寝蔵師匠のオチの演出を手伝いました。
①「ほうら・・・消えた」と言って、ぱたりと倒れる
②会場の照明を全て消灯する
③リンを鳴らす
④会場の照明を点灯する
⑤額に三角頭巾を付けて観客を見送る
・・・ぶっつけ本番でしたが、そこそこ受けたと思います。
こういう遊びも楽しいものです。
「算段の平兵衛」をリクエストくださった大先輩に、お礼のメールをしました。
会場で「どうもご苦労さま」と、結構な物を頂戴したので。
昨夜は、頂戴したボトルに、ミニボトルも付いていたので、自宅でロックでちびりちびり。
恐らく、自宅でロックを飲むなんて、初めてかもしれない・・・。
その大先輩から、返信をいただきました。
乱志さん、
お疲れ様。
良かったですよ。
サゲを含め、上々出来でした。
貴兄の持ちネタのジャンルを広めるには面白い趣向だったと思いますよ。
生きているうちやって貰えれば、と思っていたので(本当に)happyです。
以後、貴兄は算段の乱志ですな。
・・・ということで、お褒めのお言葉を頂戴しました。
確かに、リクエストされた時に、「(お前は)筋で噺が進められるから」、「さらに新しいジャンルにも挑戦して欲しいから」と、仰っていましたから、一応クリア出来たかもしれません。
そういう眼、厳しい聴き手の眼で見てくださるのは、本当にありがたく思います。
「長い」「暗い」「つまらない」と言われたところから、少しずつ脱皮することが出来ればと思います。
明日の「お江戸あおば亭」のことを少し・・・。
◆「稽古屋」 破れ家笑児さん
笑児さんは、明るく穏やかで軽妙な芸風。
まさに、私とは正反対です。
今回の「稽古屋」は再演です。
ご自身も、三味線や俗曲の稽古をしていますから、まさにうって
つけの演目です。
◆「狂歌家主」 南亭蕪生師匠
落研四天王の蕪生師匠。
落語の演目に多い、大晦日の長屋が舞台になっている噺。
落研OBの重鎮では唯一の現役?
この噺は狂歌をいくつも覚えないといけませんが、恐らく艶の
ある声で楽しませてくださるでしょう。
◆「算段の平兵衛」 金願亭乱志
長老落研OBからのリクエストで、上方落語を舞台を江戸に移し
ご機嫌をお伺いいたします。
上方弁を江戸弁に”翻訳”するのは、意外に難しいものでした。
まぁ、出来映え云々でなく、取り敢えずお聴きください。
◆「弥次郎」 杜の家とん平師匠
高座名を口語訳すると「仙台の東北大学」という意味です。
杜(仙台は森の都)、とんぺい(東北大学のニックネーム)。
恐らく、私の次に心配(すみません)。
しかし、軽妙な語り口で笑わせてくださると思います。
◆「大山詣り」 談亭志ん志師匠
この度、寝蔵師匠・とん平師匠・私と同様、圓窓師匠の指南を
受けることになり、ますます意気盛んです。
そんな中での満を持した志ん志師匠の熱演が楽しみです。
私の知人で、翌日に本当に大山詣りを予定している人がご来場
されるかもしれません。
◆「死神」 喰亭寝蔵師匠
寝蔵師匠は、ご贔屓からのリクエストに応えた「死神」。日本橋公会堂は1・2階ともほぼ満員。
◇「狸札」 古今亭まめ菊
お嬢ちゃんが一生懸命の高座で、なかなか面白い口調でした。
特に、古今亭の伝統なのか、素人にも多いですが、「えっ?」がどっさり入って聴きづらい。
それから、角帯(男着物)で出ていましたので、少し襟のあたりの緩みが気になりました。
◇「あくび指南」 古今亭文菊
◇「二番煎じ」 古今亭菊之丞
◇「紙入れ」 古今亭菊之丞
◇「甲府ぃ」 古今亭文菊
私の持ちネタの「二番煎じ」と「甲府ぃ」を、それぞれで聴くことが出来て大満足。
特に「甲府ぃ」は、ご当地ネタで、私の結婚披露宴の時、余興の最初に新郎自らが演ったという、思い出の人情噺ですから。
とても、とても参考になりました。
私も、何事もぎりぎりにならないとやらない"モラトリアム人間"を自認していますが、「もっと早くに決めれば」と思うのは素人の浅はかさでしょうか?
ちょっと脅かせばすぐにびくついて言うことを聴いていた国が、今回はいつもと違うので慌てている部分もあるようですが。
日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの失効が23日に迫る中、韓国大統領府は、21日午後に予定していたNSC=国家安全保障会議を前倒しして午前中から開き、対応を協議している模様。
韓国メディアはGSOMIAの失効を回避するための外交努力が続いていると伝え、NSCの結果に関心が集まっている。
上方弁で言うと、「もう明後日やんか。もうどっちゃでもええから、GSOMIYA(急ぎや)」。
横山たかし・ひろしの漫才のように。 「笑えよ」
私(おぼっちゃま)は、これが言いたかっただけ。
あぁ無情。
今朝、大阪のオフィスの席に着いてメールを確認すると・・・。
12月11日(水)の午後に大阪での会議が新しく入りました。
この日は、9時から2時まで、珍しく会議が入っていて、東京で出席することにしていました。
これらは、東京・大阪の本支社を繋いだテレビ会議なのですが、新しく入った会議は大阪の子会社の会議。
・・・ということは、前日に大阪入りしておかなくてはいけない。
・・・それで。
チケットを買っておいた、この落語会に行くことが出来ない!
あぁぁ、無情ぉ~っ!
仕方がないので、チケットを誰かに譲ろうと思います。
ということで、せめて今夜の落語会は、大阪から必死のパッチで帰って聴きますよ。
ただし、席は2階席ですが。
これはねぇ、やっばり楽しみですよ。
オーストラリアでは、南東部で続く森林火災の影響で、80キロ離れた最大都市シドニーでも一時、大気が汚染され、州政府は健康への影響も懸念されるとして、煙がひどい時は外出を控えるよう呼びかけているそうです。
へぇぇ、大火事はアマゾンだけではないんですね。
オーストラリアでは、今月に入って南東部のニューサウスウェールズ州で森林火災が多発し、住宅300棟以上が全焼して4人が死亡するなど被害が広がっています。
州政府は先週、1週間にわたり非常事態宣言を発令して警戒を呼びかけましたが、今週に入っても各地で火災が続き、一部の地域では煙が立ちこめて、大気の汚染も深刻になっています。
この影響で、80キロ離れた最大都市シドニー周辺では、大気汚染の基準となる指数が19日、6段階のうち最も悪い「危険レベル」に達しました。
これは人の健康に重大な影響を及ぼす危険があるレベルとされ、州政府の保健当局は、煙がひどい時は外出を控えるよう呼びかけています。
森林火災が起きている地域では、21日以降も、乾燥した熱風が吹くと予想され、火災が広がるおそれもあるということで、警戒が続いています。
・・・うわぁぁ、これはシドニー(酷いねぇ)・・。
これが言いたかった。
学生時代、仙台駅前の「エンドーチェーン」という量販店に、東北放送のサテライトスタジオがあって、毎週、東京の若手の噺家さんが司会をする番組がありました。
その噺家さんの名前は「古今亭寿輔」さんでした。
今や、落語芸術協会の重鎮、寄席で大人気の大看板です。
その寿輔師匠のことに触れた一文を見つけました。(東洋経済オンライン)
75歳の落語家・古今亭寿輔が紡ぐ「寄席」の躍動
一期一会のライブ感を展開する野心満々の男
落語家というのは「職業」であるとともに「生き方」でもあるとしみじみ思う。
刻苦勉励を旨とし、日々精進に励んでいる落語家もいれば、肩の力を抜いて飄々と生きている落語家もいる。それもまた見事な芸人のありようと言えよう。
今回紹介する古今亭寿輔との出会いは、強烈なものだった。
池袋演芸場の平日の夜席、六分ほどの入りで、まったりした空気の客席。
「シャボン玉飛んだ」の出囃子に乗って、ちょび髭を生やし、レモンイエローの布地に銀箔を散りばめたド派手な着物で高座に上がった寿輔は、少し客席をいじったあとで「今日のお客様は反応があまりよろしくないなあ、あ、そこの坊っちゃん、笑ってくれた! じゃ、おじさん今日は、坊っちゃんのためだけに落語をやりますからね」と上手の客席の2列目あたりにいた小学生のほうを向いて、落語を始めたのだ。
客席は一瞬戸惑ったのちに、爆笑である。
演目は「猫と金魚」。
「のらくろ」で知られる漫画家、田河水泡の作。
「舌で描く漫画」とも言うべき笑いの多い噺だ。
軽やかな口調の寿輔は、この噺にぴったりだが、演じながらも「坊っちゃん、聞いてますか?」と時折くすぐりを入れる。
小学生は困ったような表情になるが、客席は沸く。
寿輔はそのまま演じきって、大喝采の中降りていった。
紋付羽織で高座に鎮座ましまして、古典落語を滔滔と口演するのも見事な落語家の姿だが、ここまですかして一座のお客を喜ばせるのもまた「芸」の姿だと言えよう。
古今亭寿輔は1944年5月5日、山梨県甲府市に生まれる。
「小学校4年生の頃、ラジオで落語を聞いて、“こんなに面白いものがあるのかな”と思って、小学校で林間教室があって、そこで落語をやったんですね。そしたら先生が“お前、そんな話どこで覚えたんだ?” “NHKのラジオを聞いて1回で覚えましたよ”って」
高校を出たらすぐにでも落語家にと思ったが、家族の反対で4年間、一般の会社で働いた後に、23歳で三代目三遊亭圓右に入門した。
「僕は新作が好きで、あちこち聞いていて、(五代目古今亭)今輔師匠がいいなって思ったんですが、おっかなそうだったんで、(実際はそうじゃなかったんですが)お弟子さんの(三代目三遊亭)圓右師匠に入門したんです」
五代目古今亭今輔は、名人と言われた初代三遊亭圓右の弟子であり、古典落語も手がけたが、戦後、「お婆さんシリーズ」の新作落語で人気になった。
今輔は「これからの落語は現代も描くべきだ」と考え、惣領弟子の桂米丸を「古典をやらない新作一本」の落語家に育てた。
米丸の兄弟弟子の三代目三遊亭圓右はスキンヘッドで、高座に上がるなり「日本のユル・ブリンナー」「月からの使者」などのつかみで笑いを取った。
愛嬌のある明るい芸風だった。
またエメロンのCMでも人気を博し、新作派として寄席の人気者になった。
寿輔は新作派の人気が急上昇している時期に、その本家筋に入門したのだ。
「圓右師匠は、弟子使いは荒くはなかった。間違っても顎で弟子を使うなんてことはありませんでした。明るい芸風ですね。圓右師匠の師匠の今輔師匠も、高座ではおっかなかったけど、いい師匠でした。もう50年も前ですが、圓右師匠、今輔師匠に教わったことは今も忘れていません。大事にしています」
新作落語が難しいのは「受けなければお蔵入りになる」ということだ。
そういう点は古典落語より厳しい。しかも新作は自分で作らなければならない。
「新作派の一門に入ったわけですし、自分を表現するには自作がいちばん早いだろうということで、新作落語をやりました。4、5回やったらやめたっていうのも入れたら結構つくりました。ほとんど駄作だったんですけど」
掛け捨て、掛け捨ての中から作品が残っていく。
しかししばらく経ってから、古典落語も手がけるようになった。
「入門して6年ほど経って一人会をやるようになったんです。お客さんはなかなか来ないけれども、1人で三席やっていたんで。新作を三席やるというのは、若手の実力のない者にはものすごくつらいんですね。そこに一席古い話を挟むと、まあなんとか1時間30~40分もつんじゃないかということで古典も覚えるようにしたんです」
新作とは異なり、古典落語は、お客の多くもストーリーをわかったうえで聞くから安心感がある。
前述の「猫と金魚」は新作落語だが、演者も多く「擬古典」とでも言うべき名品だ。
「僕は前座のときに教わったんですよね。みんながやりたいネタなんで、でも難しい噺だとは僕も知っていた。10回ぐらいやって、これはもう俺にはできないと思ってもうずっとしなかったら、お弟子さんが入って、いきなり“師匠、来月『猫と金魚』教えてください”“バカやろう、お前。そんなの20年以上やってねえネタ急にできるわけねえだろう、ひと月待ってろ”って言って。原稿を書き直してギャグを入れたんですよ。6カ所ぐらい、いろいろ自分なりの。そしたらそれがドンピシャに客にはまったんです。だから前やってた人よりグッと面白くなったんです」
自分でペンを入れることができる新作派ならではの工夫だろう。
筆者は古今亭今輔の古典落語も何本か聞いたが、予想以上に「いい」のである。
「死神」は、明治の大師匠三遊亭圓朝がグリム童話から翻案して作った落語だ。
六代目三遊亭圓生、五代目立川談志など、古典落語の本格派が手がける名作だが、古今亭寿輔の「死神」は、趣がかなり違う。
古典派の演じる「死神」は、不気味で重たい印象に仕上げるのが普通だ。
人の生殺与奪を握る力がある死神が登場するのだから、当然ではあるが、話全体が陰鬱な印象になるのはやむをえないところだ。
しかし寿輔の「死神」は、妖気は漂うがほかの演者よりも軽い。
飄々として無責任な印象さえある。
主人公の男も気楽で軽くて、軽やかな印象のままストーリーが展開するのだ。
「落ち」はオーソドックスだが、ほかの師匠の「死神」よりも軽くて、しかも今っぽいセンスのようなものが横溢している。
一言で言えば「洒落た逸品」になっているのだ。
「『死神』は50歳を過ぎてからやり始めました。この年になってからですから、誰からも教わらなくて、自分で工夫しながら作りました。ほかの方のはかなり重いですが、私はあっさり、明るく演っています。話に聞けば、今は爆笑ネタの『野ざらし』なんかでも、昔は仏教から来た噺で重たくて、つまらなかったといいます。それを後世の落語家が手を加えて変えて、あんなにいい『野ざらし』になった。だから落語って、みんなそうやって変わっていくものなんですね」
今、落語を生で聞く場所は、大きく分けて2つある。
1つは「ホール落語」。
立派なホールが会場だ。
出演者の数は少なくあらかじめ「演目」が発表されている。
1本当たりの口演時間も30分以上。
お客はお目当ての落語家の噺をじっくりと堪能する。
もう1つは「寄席」。
毎日昼前から夜まで興行がある。
演者の数は多いが、1人当たりの持ち時間は15分前後。
何を演るかも事前には決まっていない。
演者はほかの演者との兼ね合いや、お客の様子を見てその場で演目を決める。
団体客が客席で弁当を広げたりもする。落ち着かない雰囲気のときもある。
「ホール落語」を名のあるシェフが腕を振るう「レストラン」だとすると、「寄席」は、気楽に入るざっかけない「定食屋」ということになろうか。
しかし「寄席」でお客に受けるには、腕がなければならない。
ふらっと入る「定食屋」のお客のほうが厳しいのだ。
古今亭寿輔は「寄席」をホームグラウンドとして、毎回大きな笑いを取っている。
派手な高座着でまず度肝を抜くが、当の寿輔はやる気がなさそうに、のらりくらりと話し始めるのだ。
「ど派手な衣装を着てから1、2年経って自然と気がついたんですね。あんなちんどん屋みたいな衣装で、ジャンジャジャーン! って出て行ったら、客によっちゃ“こいつ、ほんとのバカじゃねえのか”と思う。まあ、利口じゃないですけど(笑)、本物のバカだなと。そうなるとお客は引きますから、ここは『陰陽の理』で、陽の衣装で出ているのだから陰でいこうと。正直、楽なんです、この年になると。小さな声でやるから。時々マクラでいうんですが“こう見えたってお客さんね、日本に落語家が800人いる中で私はベスト3に入ると思うんです。『芸が』って言いたいんだけどそうじゃない。ごまかすのが!”前座さんなんかあきれてるかもしれませんけど(笑)」。
しかし、脱力して高座に上がるのは、かなり「怖い」ことのようにも思う。
「そうなんです。脱力して高座に上がって、1回すべったら残り14分地獄なんですから。取り返せない。お客さんは離れちゃう。もうクソ度胸ですよ。いわゆるハイリスクハイリターンですから」
寿輔の場合、高座に上がってからが勝負。
客席に向けて当意即妙の返しで客席を沸かせる。
「昨日までお江戸上野広小路亭に出ていたんですけど、客席の真ん前で、男性がなんかうつむいて袋からモグモグ食べてるんですよね。私は頭下げて10秒ぐらいずっとその人を見てたんです。で、“何食べてるの? 飴? お菓子。いいなあ”って言ったら、横の人がそのお客に“あなた態度大きいんじゃないの?”って言った。そう返されたらチャンスです。“いえ、この方の席が広小路亭のいちばんいい席なんです。この方の席はグリーン車で、あとはみんな普通車です”って、それで笑いを取る。その場その場が勝負です」
最近は「待ってました」と声がかかることもある。
そう言われたからと言って寿輔は張り切ったりはしない。
飄々と演じきる。
「たまに言うんですが、“お客さんね、寄席というのは主役は私じゃないんですよ。あなた方が主役なんですよ。私は子どもの壁当ての塀みたいなものです。子どもが塀にボールぶつけるのを跳ね返してるだけのことなんです。だから主役はあなた方。落語家は脳みそいらないの。跳ね返すだけだから”(笑)」
師匠の三代目三遊亭圓右は、五代目古今亭今輔の娘婿で、「今輔」の名跡をあずかっていた。
寿輔に襲名の話があったが受けなかった。
「僕は昔から名前はどうでもいいという主義なんです。今輔も圓右も、欲しいなと思ったことはないです」
一門の総帥、桂米丸からも「君が継ぎなさい」と言われたが継がなかった。
「みんな『ありがとうございます』って喜んで継ぐんだ。君何だよ、継ぎたくないとかって」と怒られたが、受け付けなかった。
「一本筋が通っているんですね」と筆者が言うと寿輔は、「かっこよく言うと筋が通ってる。もっとわかりやすく言うとバカですよね。そっちで書いといて」と切り返した。
結局、六代目古今亭今輔の名跡は、寿輔の弟子の錦之輔が襲名した。
弟子の襲名披露の口上で、寿輔は「大師匠古今亭今輔の大名跡を弟子の錦之輔が継ぐことになりまして、自分を追い抜いてしまって面白くないですな」とやって客席を沸かせた。
名跡よりも「一夜の笑い」を大事にする、古今亭寿輔の面目躍如というところか。
今日も古今亭寿輔は寄席の高座に上がっている。
毎日のように客層が変わる客席で、ごひいきもいれば、寿輔のことを知らないお客もいる。
団体客が高座の途中で席を立つような慌ただしい場所で、寿輔は客席をいじり、一期一会の15分の高座で、お客の笑い声を浴びている。
今年75歳だが、一見枯れたように見えて寿輔は野心満々である。
「私の家系ってだいたい長生きなんです。父は90歳で、母親は5、6年前に95歳で身まかりました。そのDNAを受け継いでいるのか、月並みですけども元気な間は落語をやってお客さまに喜んでいただけたらいいなあと思いますね」 (文中敬称略)
■古今亭寿輔(ここんてい・じゅすけ)
1944年5月5日、山梨県甲府市生まれ。
1968年、三代目三遊亭圓右に入門、三遊亭右詩夫を名乗る。
1972年 二つ目に昇進し、師匠の前名の古今亭寿輔を名乗る。
1983年 真打昇進
公益社団法人落語芸術協会 理事
〇出囃子「シャボン玉」
「これを出囃子に使ったのは私がはじめてでしょう。私、どうもひねくてるのか逆をやりたいんですよね。陽気な衣装に陰気な話術、出囃子は哀愁のある曲で」(本人談)
〇持ちネタ
「杉良太郎の世界」「老人天国」「男はつらいよ」「妻の酒」「川中島の合戦」「尻取り都々逸」「地獄巡り」「薮入り」「お見立て」「小言念仏」「ラーメン屋」「名人への道」「文七元結」「猫と金魚」「ぜんざい公社」「死神」「親子酒」「代書屋」「釣りの酒」「生徒の作文」「自殺狂」など。「50くらいでしょうか? いつでも高座にかけることができるのは10本くらいです。“師匠の噺は毎回変わるから、持ちネタ多いんじゃないの”と言われます」(本人談)
・・・そうですね。寿輔師匠は寿輔師匠ですね。
私などは、今輔(五代目)のイメージが強いから、寿輔のままで良かったと思います。
山梨県出身の噺家さんは、古今亭寿輔・林家正雀・三遊亭小遊三の各師匠が御三家でしょう。
3人とも、物凄い個性があり、存在感のある師匠です。
「第14回 深川三流亭」の番組を考えました。
12月21日(土)14時より、いつもの江東区古石場文化センター。
今回も9名と師匠のお楽しみですが、中入りを2度入れようかと。
メンバーがキャリアを積み、レベルも上がり、それぞれの演目が大きな噺になって来ていますので、前半と後半の2回では、お客さまの方が疲れてしまいますから。
◆釜泥 学津さん
◆花筏 流三
◆厩火事 夢学さん
中入り
◆弥次郎 新参さん
◆笠碁 百梅さん
◆寝床 越児さん
中入り
◆桃太郎 蝶九さん
◆不動坊 窓口さん
◆芝浜 千公さん
◇お楽しみ 師匠
・・・笠碁と寝床が"お店噺"で少しつくかもしれませんが、お許しいただきましょう。
師匠は、次のスケジュールなどのご都合により、前回と同様に、適宜の場所にお入りいただきます。
通算4時間近くの長丁場になりますので、各自それぞれがなるべく短めにを心がけないといけません。
今回は、千公さんの、旬でもある大ネタ「芝浜」がトリになりますので、チームプレーで盛り上げて行こうと思います。
無事でよかったけど・・・。
「こっちは何もやっていないんですよ。石も投げていませんし、ただ見に行っただけなのに」
・・・それがまずいでしょう。
観光の目的で香港を訪れていて、九龍地区の香港理工大学の抗議デモを見に行ったところ、警察に逮捕された。
パスポートはホテルに置いていて、財布の中に大学の学生証が入っていた。
「暴動って言われたんですよ、罪は。捕まった経緯としては、囲まれて帰れなくなって、記者が出る場所に僕が行って出ただけなんで、僕も分からない。何で捕まったのか」
・・・何事も様子も分からないまま近づくのは危険だということ。
日本のような自由な国でなく、相手はとんでもない国なんだから。
このことで、多くの関係者に迷惑をかけたり、危険にさらされたりしたはずです・・・。
理由は色々あるかもしれませんが、物見遊山は危険です。
(火事場見物で)「野次馬の助」という尻尾のない馬が、「邪魔だ邪魔だ~!」と言って飛び出す。
てめぇの方がよっぽど邪魔なんですが。
まぁ、無事でよかった。
「ひのとり」と言うから、熊本の話かと思いました。
大阪では、それなりのニュースになっています。
近鉄は、大阪と名古屋を結ぶ新型特急「ひのとり」を報道陣向けに公開。
後ろを気にせずに背もたれを倒せるシートを全席に採用し、ゆったりと快適な旅を楽しめるようにした。
新幹線より安くて乗り心地が良いことをアピールし利用者の取り込みを狙う。
運行は2020年3月14日から。
赤色の外観と流線形のデザインで、座席間隔は前後が116センチのレギュラーと130センチのプレミアムがある。
電話や小さい子どもの世話などに使えるベンチや有料のコーヒーサーバーも備えた。
全席指定で大阪難波-近鉄名古屋間を約2時間で結ぶ。
新幹線より時間はかかるが料金はレギュラーが4540円、プレミアムが5240円で安く利用できる。
・・・来春になったら、一度大阪出張の時に乗ってみようか・・・。
大阪でも、何も特別なことはなく、今朝はカフェのモーニング。
ベーコンエッグのホットサンドとアメリカンコーヒー。
ところで、大阪では、小学6年生の女児が日曜日から行方不明になっているというニュース。
顔写真が公開されて、情報提供が呼びかけられているようです。
あの、山梨県道志村のキャンプ場で行方不明の女児は、未だに見つかっていませんし。
公開されているので、女児の名前は「彩葉」さんと書いて「いろは」さんと読むそうです。
外国人で「ABC」っていう名前の子はいますかねぇ。
しかし、「一二三」で「ひふみ」さんもいるからなぁ。
・・・確かに読めなくもない。
母親と本人を含めて兄姉の4人家族だそうです。
母子家庭なんでしょうかねぇ。
大阪に移動中。
ところが、また大ボケをかましてしまいました。
颯爽と新幹線に乗って、さぁ寝ようとしていたところ、品川を過ぎた辺りで、車掌さんから声をかけられました。
「えっ?席を間違えていますか?」と、座席指定の利用票を見せると・・。
「あぁ(お客さん)、列車の便が違いますよ」
「ええっ?いつも乗ってる便のはずだけど・・」と思ったものの・・
「あぁぁそうだった、先月予約したときに、今回は1時間遅いのにしたんだった!」
すっかり忘れていました。
「すみません。この便に変更出来ますか?」☀️😵💦
「出来ますが・・・、この席は予約されてますので、別の席に・・・」
・・・ということで、13番Dから5番Dの席に移らされました。
慌てて、荷物を持って車内を移動。トホホ(;´д`)
なぞかけをやってしまいました。
「乗る電車を間違えて席の変更をした」とかけて
「セブンイレブン」と解く
その心は「空いてて(開いてて)良かったぁ!」
色々なランキングがあるもので。
どういう根拠で、確からしさも分かりませんが、こういう一覧表になると気になります。
上位では、九州と北陸の県が目立つ気がします。
あ、山梨県も凄い凄い!
ワーストランキングではないベストランキングで12位なんて。
ますます信憑性が・・・?
静岡県が意外に低い。
下位には東北と関東の県が目立ちます。
何でだろう・・・?
静岡県も宮城県も良いところなのに。
※アンケートはインターネットにて実施。
1万5925人から回答を得た(一部を除き各都道府県から約340人)。
調査時期は2019年7月12日~19日。住民に対し「あなたは幸せですか」という問いを投げかけ、「とても幸せ」「少し幸せ」「どちらでもない」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」の5段階から1つ選んでもらった。
回答はそれぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全回答の平均を「幸福度」とした。
幸福度1位は、宮崎県で72.4点となった。
2位は熊本県の71.0点。そして3位は「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」(〈一財〉日本総合研究所)でもトップの常連になっている福井県(70.6点)だった。
一方で、40位以下に目を移すと、東北地方の5県が並ぶ(40位宮城県、43位青森県、福島県、46位岩手県、47位秋田県)など、東北各県の幸福度が低い結果となった。
また、関東も40位以下に神奈川県(41位)、東京都(45位)。
このことから、東日本の順位が総じて低いのに対し、西日本の幸福度は相対的に高い結果となった。
6時半過ぎに稽古場に到着。
今日の参加者は私も入れて4名でした。
◇「金魚の芸者」 千川亭小三九
◇「道具屋」 日野亭哲笑
◇「鹿の巻き筆」 広場亭原葉
◇「有馬の秀吉」 三流亭流三
いずれも師匠の創作落語の演読です。
その後で、「なぞかけ」について簡単に説明して、お題を決めて創作・・・。
お題は、哲笑さんの「道具屋」に因んで「大道」。
なかなか難しい。
落語だけでなく、こういう話題も楽しいものです。
小三九さんは、「金魚の芸者」でした。
「金魚」とかけて
「デパートのバーゲンセール」と解く
その心は「どちらも飼(買)いたくなります」
素晴らしい!
私は「有馬の秀吉」で。
「有馬温泉」とかけて
「甲子園球場のアルプススタンドの応援団」と解く
その心は「どちらも太閤(太鼓)のおかげで賑やかになったでしょう」
頭の体操になりました。
年賀状の準備もしなくては。今年も郵便局へ。
もう2ヶ月ぐらい前にDMが届いていたのですが、「まだ先だから」と思っていたのですが、気がつくとそろそろ準備をしなくてはという。
印刷を注文をしてから2週間弱かかりますから。
尤も、実際に宛名書きをするのは押し迫ってからで、元旦に届くかなぁというタイミングになるのが例年です。
今年もきっとそのパターンでしょう。
私の分と母の分を一緒に注文しました。
以前は、自分の高座写真などを入れたりした手作りの年賀状でしたが、最近は完全に手を抜いています。
出す枚数も、受け取る枚数も、随分減りました。
極力絞ったことと、インターネット(メール)や個人情報などの世の中の変化と。
その代わり、せめて宛名ぐらいはと、手書きで出状しています。
勿論、今年も同様です。
あんまり騒ぎにもならなかったし、興味もありませんでしたが、「プレミア12」で「侍ジャパン」が優勝したそうです。
野球日本代表「侍ジャパン」は、国際大会「第2回WBSCプレミア12」決勝で韓国に5―3で逆転勝利を収めて初優勝。
2009年の第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来10年ぶりとなる世界一をつかんだ。
2015年の第1回大会準決勝で敗れた宿敵・韓国に雪辱。
主要国際大会では日韓戦4連勝となった。
韓国にやっとのことで勝つことが出来ました。
韓国内の自国チームに対する怒号が聞こえて来るようです。
優勝はまことに結構です。
それにしても、以前のWBCの熱狂ぶりを考えると、私もそうですが、この目立たなさは何?・・・。
サッカーやバスケットボールなどの人気が、今や完全に野球を凌駕しているから?
そうかもしれませんね。
とは言え、おめでとうございます。
大相撲九州場所は、どうもひどいもので。
休場力士も多いし、序盤から勝ちっぱなしがいないとか。
特に、関脇、大関は目を覆うばかり。
高安は今場所負け越せば大関から陥落する角番ですが、昨日まで3勝4敗と負けが先行。
今日は、幕内の土俵入りで土俵に上がった後、支度部屋で取組に向けて準備を進めていたようですが、突然腰を痛めてしまい、付け人の肩を借りないと歩けなくなったということです。
にわかには信じられませんが。
先場所負け越して関脇に陥落した栃の心は、既に休場してしまい、大関復帰出来なくなりました。
高安は角番ですから、このまま出て来て勝ち越さなければ大関陥落ということになります。
豪栄道も休場していて、来場所は角番。
唯一まともな貴景勝は、今年は大関昇進→休場→関脇陥落→大関復帰と、怪我とは言え大忙し。
しかし、大関はまるで野戦病院です。
インバウンド対策もあって、インパクトや見映えを狙っているのでしょう。
最近、名所(自然・地域・建物・植物など)のライトアップが増えています。
華厳の滝のライトアップを始まるようです。
岡山後楽園もライトアップされています。
確かに、真っ暗な中に浮かび上がる映像は、ある物は美しく、ある場所は幻想的になり、明るい時とは違う素晴らしさはあります。
でも、それで良いのかなぁ・・・?
これからクリスマスや新年で、街路樹などにイルミネーションが施されますが、これで良いのかなぁ・・・?
「暗闇の美」・・だって、暗いから見えないけど、あるような気がしますが。
いくらLEDだからといっても、電気は消費する訳だし。
「生(のまま)」というのはダメなのかなぁ?
佐原の有難亭真仮名さんと蝶九さんが、来年1月19日(土)13時30分から、地元佐原の小野川沿いの会場で「圓窓創作落語を聴く会」を開催するそうです。
新しく出来た「さわら町屋館」の2階の和室です。
一度、見物に行ったことがありますが、ちょうど良い広さで、ゆっくり落語を聴くことが出来そうです。
「圓窓創作落語を聴く会」の企画は、師匠から私にもあって、越児さん(寝蔵師匠)と新参さん(とん平師匠)と3人でという構想はあるのですが、佐原の2人に先を越されてしまいました。
真仮名さんと蝶九さんが、古典落語と師匠の創作落語を一席ずつやり、最後に師匠のお楽しみ一席という。
小江戸と呼ばれる佐原の街興しの企画としても、とても良いと思います。
✂️💈今日の床屋のご主人との会話の中で。
この秋の台風や豪雨のこと。
先日、親しい同業者3人で、栃木県栃木市内にある、人気の蕎麦屋さんに行ったそうです。
栃木市は、台風19号で市内の川が氾濫して、自慢の古い街並も浸水するという大被害でした。
蕎麦屋さんを出て、古い街並の方に行ってみると、まだまだ水害ゴミが積み上がっている場所が多かったそうです。
ある家のところで、80歳半ばぐらいの老人が1人で後片付けをしていたので、声をかけたそうです。
被害の様子を尋ねると、「家の中を見るかい。店がぐちゃぐちゃだから」と。
その老人に案内されて家の中に入ると、偶然にも床屋さんだったそうです。
老人が言うとおり、店内はほとんど手つかずの状態。
床屋の四代目だそうで、おかみさんは、浸水のショックで2階で寝たままだという。
後を継ぐ人はいないので、自分限りだけれども、早く店が再開出来るように頑張ると、とても元気に話してくれたそうです。
3人は、この老人に励ましの言葉をかけて別れましたが、同業者が健気に頑張っているのでと、お見舞いを包んで、1人が再び老人に会いに戻りました。
失礼ではなかったか、受け取ってくれるか・・心配していましたが、私に行った人が戻って来て、受け取ってくれたと。
ところが、3人が声をかけた時は、明るく振る舞っていた老人でしたが、戻ってお見舞いを渡した時は涙ぐんでいたそうです。
・・・辛いでしょうね。
その後の豪雨の際、地元の1人が様子を見に行ったところ、また浸水していたと・・・。
いたたまれない話ですが、ニュースにはならなくても、似たような状況は、全国各地で起こっていることでしょう。
今日は、始発から山手線の上野―品川間が午後まで運休しています。
それは知っていたのですが、松戸駅に来ると、2番線に、品川行きの上野東京ライン始発電車が停まっていました。
山手線が動かないので、上野東京ラインが代替輸送を担うため、松戸から品川行きの臨時便を設定しているようです。
だから、電車は空いていました。
高輪ゲートウェイ駅の開業に向けた大規模な工事だそうです。
今回、行われている工事は線路を移動させる「移設工事」と呼ばれる作業。
移動させるのは、山手線の内回り線と外回り線、それに京浜東北線のあわせて3本。
輸送量が多い、首都圏で3本の線路を同時に移動させる大規模な工事は、今回が初めて。
品川駅と田町駅のレイアウトが違うため、一度に3本を移動せざるを得ないそうです。
談志師匠の言葉。
型ができてない者が芝居をすると型なしになる。
メチャクチャだ。
型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。
どうだ、わかるか?
難しすぎるか。
結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ。
・・・「型」を作ることの大切さ。
「守・破・離」の「守」のプロセス。
自分の技量を超えて、過剰にあれもこれもやろうとすると、消化不良どころかメチャクチャになる。
聴いて面白い噺やくすぐりを、こういう人がやったら・・・悲惨なことになる。
これが分からないアマチュア落語家が多い気がします。
分からない人がやみくもに稽古をするのも危険で、基本的な稽古をやらないうちに、ユーチューブなどの映像ばかりを視聴した"耳年増"になると・・・、大変悲惨です。
落語っ子連の窓口さんが、来月再演予定の「不動坊」。
"アルコール"と"あんころ"を間違えるという、とても愉快な噺です。
しかし、笑えないアルコールの話題に笑ってしまいました。
中国雲南省南西部の自治州の村で、アルコール度数95%の工業用アルコールを使った酒を飲んだ住民が中毒症状を起こし、5人が死亡、14人が病院に搬送された。
結婚披露宴で、隣村の男が工業用アルコールを混ぜてつくった“自家製”の酒が振る舞われた。
飲んだ出席者は嘔吐や視力低下などの症状を訴えたという。
・・・凄いですねぇ。
中国では、そんな凄いこともアルコール(あるという)。
しかし、工業用アルコールを飲むと視力低下を起こすんですね。
あぁ、だから"目散る(メチル)"アルコールって言うんですね。
こういう事件はまた起こるかもしれません。
アンコール(アルコール)っていうぐらいですから。
色々と難しい議論もあるようですが。
今日は天皇即位の関連行事のクライマックス「大嘗祭」が挙行されます。
大嘗祭は、皇位継承に伴う一代一度の重要祭祀。
5月1日に行われた、剣や勾玉など三種の神器を承継される「剣璽等承継の儀」、即位を内外に宣言される10月22日の「即位礼正殿の儀」に続く、新天皇のみが行うことができる儀式。
先の2つの儀式で「即位の礼」は終えており、大嘗祭は天皇になるための儀式ではない。
大嘗祭の意義は、天皇が即位後初めて、皇祖である天照大神に新穀を供え、五穀豊穣と国家の安寧を祈ること。
儀式の途中に宮内庁職員ですら立ち入ることができず、中身も公表されない「秘儀中の秘儀」。
謎に包まれた祭祀であるため、「天皇が何を行うのか」についてこれまでさまざまな説がまことしやかに語られてきた。
天皇が即位して初めて行う「新嘗祭(にいなめさい)」のことを大嘗祭と呼ぶ。
新嘗祭とは、毎年秋に開かれる収穫祭のこと。
大嘗祭は、飛鳥時代の673年に即位した天武天皇の時代から始まったとされる。
当時の日本は常に戦争が絶えず、天武天皇は皇室の力を強くし、国を治めようと考えました。
そのためには、即位を宣言するだけでは足りないと考え、古来からある「新嘗祭」という行事を利用して、日本でいちばん偉い神様である天照大神に食料を捧げることで、天皇の権威を示した。
大嘗祭は、祭祀の舞台「大嘗宮」を皇居東御苑に新設して行われる。
大小三十余りの建物が今年7月の着工から約3か月で建設。
設営・解体関連費19億700万円を含めた全体の費用は約27億円にのぼる。
終了後は、11月21日~12月8日の一般公開の後、取り壊される予定。
大嘗宮で行う儀式は、大きく「悠紀殿供饌の儀」と「主基殿供饌の儀」に分かれる。
大嘗宮の東側に「悠紀殿」、西側に「主基殿」。
儀式は悠紀殿、主基殿の順にそれぞれの建物で行われる。
天皇陛下は、まずは北側の「廻立殿」に入られ、心身を清める「潔斎」の後、最も格式高い神事服とされる真っ白な「御祭服」に着替え、儀式に入られる。
悠紀殿、主基殿に入られない皇后さまは、廻立殿に入られて純白の十二単に着替えられ、南側の「帳殿」で拝礼をされる。
悠紀殿での儀式を終えると、天皇陛下は廻立殿に戻り、再度潔斎を行い、新しい御祭服に着替えられる。
潔斎や着替えだけでかなり時間がかかるうえ、儀式は明け方まで続く。
朝からの準備の時間も含めると、陛下に休む時間はほとんどない。
・・・お父っつぁんから身代を譲ってもらうのも大変なんですね。
イタリアのベネチアの心配ばかりしてはいられません。
まだ、夏の台風のイメージが残っているのに、北の方では大雪や暴風の予報が出ています。
発達する低気圧と寒気の影響で、北日本と北陸の広い範囲で非常に強い風が吹き、北海道を中心に週末にかけて猛吹雪となるおそれ。
気象庁は暴風や高波、猛吹雪による交通への影響に警戒するよう呼びかけ。
今日は北日本と北陸で非常に強い風が吹き、北海道では週末にかけて猛吹雪になるおそれ。
明日にかけて予想される最大風速は、
▽北海道で25メートル
▽東北で23メートル
▽北陸で20メートルで
最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込み。
もう、猛吹雪?
雨が雪に変わった台風ですね。
気をつけないと・・・。
以前から聞いてはいましたが、水の都も水浸し・・・。
水浸しになったら、水の都などと悠長なことを言ってはいられません。
世界遺産に登録されているベネチアの歴史地区が、高潮の被害を受けて浸水。
中心部にある観光名所のサンマルコ広場は一面、数十センチの高さまで浸水。
観光客は水上の渡し板を伝って移動する事態になっている。
12日午後10時50分(日本時間13日午前6時50分)に、187センチの高潮を記録。
1966年に記録した194センチに次ぐ高さとなった。
市の高潮対策センターによると、110センチを超えると住宅に浸水被害が出るといい、12日朝には市内に高潮警報のサイレンが響き渡った。
イタリアは低気圧の影響でここ数日、全国的に雨が降り続いていた。
ベネチアでは秋から冬にかけて、シロッコと呼ばれる南風の影響で満潮時に高潮が起こりやすい。
これに大雨が重なって被害が拡大した。
最も標高の低いところにあるサンマルコ寺院は、入り口近くの柱廊では高さ70センチまで浸水し、大理石の柱や建物のれんがが被害を受けた。
「1200年の歴史で6度目」という深刻な被害。
・・・要するに、何十年に一度というレベルではない異常気象(気象の変化)が、グローバルに起こっているんですね。
三遊亭歌太郎さんが真打に昇進と同時に襲名する「三遊亭志う歌」。
「志う歌」だけなら、古今亭の名前のようにも見えますが。
私の高座名に入っている「志」という字は面白いです。
「志」が名前の上にある場合と、名前の最下部にある場合とでは、寄席文字の書き方が違っているんです。
志ん朝師匠の頭の字「志」と、談志師匠の下の字「志」の書体の違いは明確です。
従って、私の高座名は、談志師匠のパターンになります。
恐らく、志う歌さんのを見ても分かるように、文字は2文字なんでしょう。
だから、「志う」「志ん」よりも「歌」「朝」の方が字が大きい。
ということで、上の「志」は、圧縮された字体にしたのでしょう。
筆で書きますから、字のサイズが同じではないんですね。 これなど典型的だと思います。
寄席文字っていいですね。
落語協会から、来春の真打昇進披露興行の内容がリリースされました。
5人の新真打で、襲名が3人います。
柳亭市楽改め六代目玉屋柳勢、三遊亭わん丈改め三遊亭丈助、そして三遊亭志う歌・・・。
最後まで沈黙を守っていた歌太郎さんは、とても珍しい名跡です。
「しうか」ですが「しゅうか」と呼ぶんでしょう。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2019/09/post-1e6f39.html
歌太郎さん、ツイッターで、随分前から襲名は宣言していましたが、なかなか開示しませんでした。
G1レースの名前にあるって言ってました。
・・・なるほど「秋華賞(しゅうかしょう)」がある。
おめでとうございます。
真打になっても頑張って、志う歌い(秋華い・周回)遅れになりませんように。
昨日の「樂醉寄席」で。
冒頭、席亭がお客さまに私の紹介をしてくださいました。
「圓窓師匠から指導を受けて13年。プロならそろそろ真打ということになります」と。
「おいおい、あたしゃ素人ですよ。いたずらに年数を重ねているだけですよ」と言いたかった。
・・・しかし、内実はどうあれ、外からはそう見えても無理はないのかもしれません。
それを聞いたお客さまも、ほとんどこの世界の仕組みや実態を知らない方ばかりですから、言葉そのまま受け止めるはずで、やはり期待に応えなくてはいけません。
しかも、お稽古の発表会ではなくて、立派に?「落語会(独演会)」を名乗ってやっているんですから。
「深川三流亭」も同様で、メンバーの多くはもう8年のキャリアとなり、13回も落語会を開催している訳ですから、お茶を濁すようなレベルではいけません。
さらに聴き応えのある、骨太の落語会にして行くことが大切だと思いました。
プレッシャーではなく、むしろ励みにレベルアップしながら続けて行きたいものだと思います。
千利休の言葉。
稽古とは一から二、三、四と順を追って十まで進み、その次には再び初めの一に戻り、改めて二、三、四、五と順に進むのである。
初めて一を習う時と十から元の位置に戻って、再び一を習う時とその習う人のこころはまったく変わっている物である。
たとえば初めて帛紗捌きを習った時は、先生から右の手をどこまで上げよとか、どの指を何本出せとかいちいち細かいことを教えてもらうが、そんな枝葉のことを覚えることですぎてしまう。
そんなことでどんどん進んで十まで稽古を重ねて、再び帛紗捌きの一に戻ると帛紗捌きの本当のりくつが解る。
こうしたことをくり返しているうちに茶道の真意も理解できる。
落語の稽古も同じで、これを当てはめることが出来そうです。
稽古を受ける身で、決して忘れてはならない基本は、「素直さ」と「謙虚さ」だと思います。
上達する人としない人は、既にこの段階で差がつくものです。
アドバイスや意見を聞いても言い訳をしていたら、それでいよいよ成長は止まるし、アドバイスもしてもらえなくなる。
頑固とこだわりは違う。
こだわりを通す技量もないうちに突っ張っても、絶対に成長しない。
こういう勘違いを「身の丈知らず」と言うのではないかなぁ?
自分自身の戒めにしながら、他の人たちを見ると、如実に表れているものです。
「守・破・離」も、それに相応しい了見と技量がないと。
本人は一生懸命やっているつもりでも、籠の中をただ闇雲にグルグル回っているだけだという。
他人のアドバイスに言い訳で答えるだけで受け入れなければ、独り善がりになるだけなのに。
昨日の「樂醉寄席」の打上げの時、ご来場(参加)の方々から、「次はいつですか?」と言う声が多く上がりました。
席亭も元々「2ヶ月に一度」と言ってくださっているので、「それじゃ1月ですね」と。
(これは第1回の時の高座写真)
もう、本当にこんなに嬉しいことはありません。
お店の営業時間は、日曜日だけ午後も営業していると言うことなので、必然的に「樂醉寄席」は日曜日の午後にやることになります。
私からは、落語っ子連の稽古が、池袋から近い千川で原則第2・第4日曜日なので、これに合わしていただくとありがたいと。
それで、第3回目は「1月26日」に決定しました。
これで、"馴染みになる"ことが出来ます。
早速、リクエストが多くあり、「二番煎じ」「初天神」「時蕎麦」「文七元結」・・・・季節柄のものが多いようです。
「二番煎じ」か「文七元結」のいずれかともう一席というパターンになりそうです。
小春日和に誘われて、虎ノ門ヒルズ方面を徘徊。
このあたりも随分変わって来ました。
かつては「マッカーサー道路」と言われ、今は「新虎通り」と言われるようになりました。
ここを新橋方面に歩いて日比谷通りの交差点まで。
南側に「浅野内匠頭終焉之地」という碑が建っていました。
元禄14年3月14日午前11時40分頃、江戸城松の廊下で吉良上野介に切りかかった浅野内匠頭は、殿中にて取り押さえられました。
その理由については、様々な推測・憶測が飛交っていますが、いずれにしても午後1時50分頃、浅野内匠頭は、芝愛宕下にあった陸奥一関藩主・田村建顕の屋敷にお預けと決まりました。
午後3時50分頃には、すぐさま田村邸への移送が始められますが、この僅か2時間の間に、五代将軍綱吉は内匠頭の即日切腹と赤穂浅野家五万石の取り潰しを即決したのです。
午後4時30分頃、田村邸についた浅野内匠頭は、着替えをし食事を済ませ座敷牢に囚われます。
そして午後6時10分頃には、幕府の正検使役から即刻切腹の儀を宣告されるのです。
宣告が終ると直ちに障子が開けられて庭先の切腹場へと移動し、磯田武大夫の介錯で切腹して果てたのです。
享年35才でした。
風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん
春の終わりに、風に散っていく花よりなお、(二度と見ることもない)この春に名残惜しさを感じてしまう私は、もはやどうすればよいのだろうか。
・・・ここでは、色々あったんですね。
先日、「新語・流行語大賞」の候補30が発表されました。
次は、「今年の漢字」です。
今年で25回目になるようですが・・・。
去年は「災」だったんですね。
「金」は何と3回・・、オリンピックの年。
さぁ、今年も・・自然災害に尽きるのかなぁ。
私なりに予想してみました。
◆「嵐」 台風そのもの。嵐が活動停止へ。
◆「洪」 洪水(おおみず)が各地に被害。
◆「氾」 各地で川が氾濫。
◆「禍」 台風や火災などの禍(わざわい)が。
年 | 漢字 | 読み | 説明 |
---|---|---|---|
2018年 | ![]() |
サイ わざわ(い) |
西日本豪雨、北海道胆振東部地震、大阪府北部地震等の自然災害。 スポーツ界のパワハラ等の人為的災害。 |
2017年 | ![]() |
ホク ハイ きた そむ(く) に(げる) |
北朝鮮ミサイルの発射・核実験の強行。 九州北部豪雨北海道産ジャガイモ不作。 北海道日本ハムファイターズ大谷選手大リーグ移籍。 |
2016年 | ![]() |
キン コン かな かね こがね |
リオ五輪で金メダル獲得。 政治とカネ。 「PPAP」ピコ太郎の金色の衣装。 |
2015年 | ![]() |
アン やす(い) いずく(んぞ) やす(んじる) |
安全保障関連法案での与野党対立や国会周辺デモ。 人質事件や同時多発テロの不安。 「安心してください、穿いてますよ」のフレーズ。 |
2014年 | ![]() |
ゼイ セイ みつぎ |
17年ぶりの消費税率引き上げ。 |
2013年 | ![]() |
リン わ |
2020年夏季五輪の東京誘致成功や東日本大震災復興に向けた輪の必要性。 |
2012年 | ![]() |
キン コン かな かね こがね |
ロンドン五輪で過去最多メダル獲得、京大山中教授ノーベル賞、東京スカイツリー開業等、様々な「金字塔」。 |
2011年 | ![]() |
ハン バン きずな ほだ(す) |
東日本大震災・新潟・福島豪雨など大規模災害で改めて感じた。FIFA女子W杯なでしこジャパン優勝で、活躍する姿に絆の大切さを再認識。 |
2010年 | ![]() |
ショ あつ(い) |
観測史上最高猛暑を記録。チリ鉱山落盤事故で暑い地中から全員無事に生還。 |
2009年 | ![]() |
シン あたら(しい) あら(た) にい さら |
民主党を中心とした新政権発足。米国オバマ新大統領就任。 イチローやボルトの新記録。 世界で新型インフルエンザ流行。 |
2008年 | ![]() |
ヘン か(える) か(わる) |
内閣総理大臣の交代、米国次期大統領交代(変革)。株価や為替等の経済変化。世界的な気象の変化による地球温暖化問題の深刻化。 |
2007年 | ![]() |
ギ いつわ(る) にせ |
食品、政治、スポーツ等様々な分野で偽り発覚。 |
2006年 | ![]() |
メイ ミョウ いのち おお(せ) みこと |
悠仁様誕生。いじめによる小中学生の自殺問題。 臓器移植事件や医者不足等命の大切さ再認識。 |
2005年 | ![]() |
アイ いと(しい) う(い) お(しむ) かな(しい) まな め(でる) |
「愛・地球博」開催。 紀宮様成婚。卓球福原選手中国で活躍。少年犯罪や親が子を殺す等愛が足りない事件多発。 |
2004年 | ![]() |
サイ わざわ(い) |
新潟県中越地震、21年ぶり浅間山噴火。過去例を見ない台風上陸による記録的災害。 |
2003年 | ![]() |
コ とら |
阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝。イラク戦争勃発「虎の尾を踏む」自衛隊イラク派遣。 |
2002年 | ![]() |
キ かえ(す) かえ(る) おく(る) とつ(ぐ) |
北朝鮮に拉致された被害者5人が帰国。日本経済バブル期前水準に戻る。 昔の歌リバイバルヒット。 |
2001年 | ![]() |
セン たたか(う) いくさ おのの(く) そよ(ぐ) |
米国で同時多発テロ事件。対テロ戦争。 |
2000年 | ![]() |
キン コン かな かね こがね |
シドニー五輪で、マラソンの高橋尚子選手や柔道の田村選手が金メダル獲得。 新紙幣「二千円札」誕生。 韓国の金大統領と北朝鮮の金総書記の初の南北首脳会談実現。 |
1999年 | ![]() |
マツ バツ すえ うら |
1000年代、1900年代、1990年代の末。世紀末。翌年の「末広がり」期待。 |
1998年 | ![]() |
ドク そこ(なう) わる(い) |
和歌山カレー事件等の毒物混入事件。 ダイオキシン等へ不安。 |
1997年 | ![]() |
トウ たお(す) たお(れる) こ(ける) さかさま |
大型企業倒産や銀行破綻。サッカーワールドカップ初出場決定。 |
1996年 | ![]() |
ショク ジキ シ く(う) た(べる) く(らう) は(む) |
O157集団食中毒多発し、学校給食等へ影響。 狂牛病発生。 |
1995年 | ![]() |
シン ふる(う) ふる(える) |
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件等天災や事件に震感。 |
またやっちまいました。
またまた電車の話題ですが。
通勤定期券の継続。
10月末で切れるのでと、気がついてはいたんです。
でも、まだ時間があると、そのまますっかり忘れてしまいました。
昨日になってふと思い出して、慌てて継続購入。
何と5日間、松戸-虎ノ門間を、都度スイカで支払っていました。
5往復で締めて5640円。
昔の定期券と異なって、パスケースに入れたままなので、券面を見ることがほとんどありません。
また、券面を見てもスイカカードの表示がほとんど分からない・・・。
しかし、定期券を使っているので、あまり意識がありませんが、交通費と言うのはバカになりません。
私はキセルはしませんよ。
元々そんな気持ちはないし、そんなシチュエーションもないし、仮にやって見つかった時の失うものの大きさを考えたら・・・愚行です。
郊外から都心に向かう電車。
始発駅よりも都心に近い駅から、逆方向の始発駅まで乗って来て、折り返し乗車する輩が増えているそうです。
始発駅に並んで待っていた人が座れないという事態も。
そう言えば、昔、千代田線でも、松戸駅始発の電車を待っていると、隣の(東京寄りの)金町駅などから乗って来て、終点の松戸に着いても下車しないままの人がいました。
対策として、一旦スタッフが全員の下車を確認して、下車を確認したらドアを閉め、改めて開扉して乗せていました。
しかし、もし、折り返し乗車する人が、逆方向分の定期券や乗車券がなければ、その区間は無賃乗車ということになりますから、やはり罪深いものです。
キセル乗車や折り返し乗車は、民事的には鉄道営業法や鉄道会社の旅客営業規則に違反する。
この場合、キセル乗車をした区間の通常の運賃に加え2倍の追加運賃を支払う必要がある。
また、刑事的には刑法246条の2の電子計算機使用詐欺罪や刑法130条の建造物侵入罪などに該当することになる。
キセル乗車や折り返し乗車により、金銭的な損害だけではなく、刑事処分を受ける可能性があるということも知っておかないと・・・。
千葉県内に大きな被害をもたらした台風15号が上陸した翌日、深刻な被害が明らかになる中、陣頭を取るはずの知事が千葉県芝山町の自宅に帰っていたことについて、知事は定例会見で「公用車から私用車に乗り換えるために自宅に立ち寄った」と釈明。
「私はプライベートで車の中からでもいいから周りの状況をみようと、そのような思いをぱっと思いまして。私、問題ないというかね、そうですし、そのようにそういうふうにやるのも、前もそういうことをやって非常に有意義だったので、ならば私の考えでやったことでございます」。
・・・そんなことしている場合じゃないだろう。
仮に、刺殺というやつを認めるならば、公用車を使い続けて、他の地域にも足を伸ばすべきでしょう。
この状況で、知事に「私」はないはずですから。
今度は、どうやら森田健作千葉県知事がターゲットになっているということです。
そもそも、千葉県の緊急事態が続いているのに、被災時から今に至るまで、全く表に出て来ず、リーダーシップを発揮していません。
過去最強クラスの台風15号が猛威をふるっていた9月10日、森田知事が被害対策にあたらず、県北東部の芝山町にある自身の別荘に公用車で訪れていた疑惑が浮上した。
・・・もし本当なら、やはりお辞めいただかざるを得ないでしょう。
確か、かつて東京都知事も自分の別荘に行って失脚しました。
文春の詳細(執拗)な取材で、どうやら疑いは濃くなっているような・・・。
でも、ばれても仕方がありませんよ。
知事の名前は「森田健作」ですから、「モニター検索」されたら一発ですね。
これが、ノミネートされた「2019ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテン・年間大賞候補だそうです。
■ノミネート語30(50音順)■
1. あな番(あなたの番です)
2. 命を守る行動を
3. おむすびころりんクレーター
4. キャッシュレス/ポイント還元
5. #KuToo
6. 計画運休
7. 軽減税率
8. 後悔などあろうはずがありません
9. サブスク(サブスクリプション)
10. ジャッカル
11. 上級国民
12. スマイリングシンデレラ/しぶこ
13. タピる
14. ドラクエウォーク
15. 翔んで埼玉
16. 肉肉しい
17. にわかファン
18. パプリカ
19. ハンディファン(携帯扇風機)
20. ポエム/セクシー発言
21. ホワイト国
22. MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
23. ◯◯ペイ
24. 免許返納
25. 闇営業
26. 4年に一度じゃない。一生に一度だ。
27. 令和
28. れいわ新選組/れいわ旋風
29. 笑わない男
30. ONE TEAM(ワンチーム)
・・・1つもピンと来るものがありません。
足元のラグビーばっかりだったり。
興味ないなぁ。
ここ数年を振り返ると・・・。
▽平成25年「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」
▽平成26年「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」
▽平成27年「爆買い」「トリプルスリー」
▽平成28年「神ってる」
▽平成29年「インスタ映え」「忖度」
▽平成30年「そだねー」
・・・う~ん、今年は酷いですね。
ところで、今年の漢字は何になりますやら。
身近に台風19号の痕が残っているとは、全く知りませんでした。
歌謡曲や映画などを通じて知られる観光名所「矢切の渡し」の、千葉県松戸市の船着き場などが台風や豪雨で被災し、復旧作業が進められています。
「矢切の渡し」は、千葉県松戸市と東京 葛飾区の境を流れる江戸川を、船で渡すために設けられ、小説や歌謡曲、それに映画「男はつらいよ」などを通じて広く知られています。
現在は、観光用として運航されていますが、先月の台風19号に伴う江戸川の増水で、松戸市側の桟橋が流されたほか、千葉県を襲った豪雨のあとには大量の流木やゴミが押し寄せたということです。
川岸の土もえぐられていることから、松戸市の船着き場は使えなくなり現在は、葛飾区側から出発した船が川を渡らずに途中で折り返すコースで運航を続けながら、被災箇所の復旧作業が進められています。
運航会社は、今月末までの復旧を目指して作業を進めることにしています。
・・・松戸側の船着き場が使えなくなっていたんですね。
台風のやつ、連れて逃げるどころか、大きな被害を置いて行きやがって・・・。
取り敢えず、出来事を羅列してみました。
OB落語会報「あおば亭」創部60周年記念第7号。
全8ページで、今年度のOB落語会と落研の活動を紹介します。
①【第16回 お江戸あおば亭(5/25)】
②【第169回 新入生顔見世落語発表会(6/30)】
【第12回 奥羽越学生落語会(9/8)】
③【第1回 ホームカミング寄席あおば亭】
④【ホームカミング寄席 番組・現役部員コメント】
⑤【ホームカミング寄席 現役部員コメント】
⑥【ホームカミング寄席 OBコメント】
⑦【第71回 東北大学祭・川内寄席(11/4)】
【第18回 お江戸あおば亭(5/23)】予告
⑧【東北大学落語研究部60年のあゆみ】
・・・11月23日の「第17回お江戸あおば亭」の会場で配布出来ればと思っています。
キャッシュレス化が叫ばれる昨今。
私は、そこそこキャッシュレス化出来て(やって)いると思います。
現金で支払いするのは、主に使っている電子マネー(クイックペイ・スイカ)が使えない場合のみ。
逆に言うと、使えない場所はかなり少なくなりました。
昨年、大阪出張に財布を忘れたことがありましたが、ほとんど不自由しませんでした。
振込もインターネットバンキングで行っています。
今朝も、植木屋さんに実家の庭の松の剪定などをお願いしたので、登録してある口座にスマホで振込しようとすると・・・。
「振込先の口座が確認できません」というコメントが出て、振込が出来ませんでした。
とにかく、1年に一度だけの振込先ですから・・・「あれ?」。
あ、もしかすると・・・と、宛先の金融機関(信用金庫)をインターネットで検索すると、今年の7月に別の信用金庫と合併していました。
合併で、振込先の口座番号も変わってしまっているかもしれないので、フリーダイヤルで確認しました。
結局、「支店コードや口座番号は原則変わっていませんから、"新規振込先"として操作してください。」との回答。
「うん、分かった」・・・と、早速、新規振込先として振込することが出来ました。
今頃、"お金"は、東京を出て箱根を越え、富士川を渡って、振込先の口座に振り込まれているはずです。
この番組、初めて視聴しました。
普段から、落語を競うのは疑問に思っていますから。
ラグビー中継のため、放映日程が変更になってしまった「NHK新人落語大賞」。
もうとっくに(先月)結果は出ていますが・・・。
◇桂華紋「ふぐ鍋」
上方落語の人はあまり知りませんが、米團治さんの口調に似たところがある気がします。
比較的落ち着いた雰囲気でした。
◇笑福亭笑利「看板のピン」
くじ引きとは言え、上方の噺家さんが続きます。
上方の二人とも、コテコテがないので聴きやすい。
オチが惜しいなぁ。
◇露の紫「あいかぎの変」
くじ引きとは言え、また上方落語です。
が、3人目は女性で、新作です。
上方のネエチャンの新作落語・・・ギリギリです。
◇立川こはる「黄金の大黒」
前座時代に2度ぐらい聴いたことがあります。
腰高帯ではなくて、角帯の男姿でやっています。
何か暗いイメージがあって。
普段のメガネがねぇ・・。
声が太くなった?上方の新作の後だから、ホッとします。
◇古今亭志ん吉「親子酒」
前座の頃から知っているから、応援しています。
冒頭の地語りで「ございます」が多いのが気になりましたが。
今までで一番、落語の世界、落語のリズムが出来ている気がします。
それらしくなって来ているなぁ。
◇柳亭市弥「湯屋番」
志ん吉さんと同様、前座の頃を知っているから。
師匠の市馬さんを追いかけていた時に初々しい姿でした。
大人になったなぁ。
「良かった!やっと落語になった!」と権太楼師匠から褒められて、私も嬉しかった。
・・・以上で終わり。
しかし、時間は11分以内で12分を越えたら失格。
いつものことながら、文珍師匠と権太楼師匠の講評が対照的。
権太楼師匠、やや斜に構えた感じで、とても良いコメントをされていました。
そして大賞は・・・「桂華紋」さんでした。
おめでとうございます!
私は、贔屓を割り引いても、志ん吉さんだと思ったんですが。
小江戸佐原のやまゆサロンで、落語っ子連の公開稽古。
名付けて「三流亭地獄の特訓in佐原」。
◇「親子酒」学津さん
◇「子ほめ」流三
◇「芝浜」千公さん
◇「初天神」神栖亭筆斗くん
◇「笠碁」百梅さん
◇「おはぎ大好き」有難亭大小さん
◇「桃太郎」蝶九さん
◇「釜泥」学津さん
会場には、有難亭真仮名さんと大小さん、神栖亭の筆斗くんとお母さん、有難亭に参加することになった談亭志ん志師匠など、落語っ子連メンバー以外の方々もご来場くださり、高座に上がったり、意見を言ってもらったり。
勿論、小野川沿いを散策する観光客の方も立ち寄ってくださいました。
稽古と交流と町おこしにも一役買うことが出来ました。
普段の稽古で、は時間がなくて細かいことが言えないので、仕草や表情や口調などを、場面設定や心理描写を念頭にやってみるよう、私なりにコメントをさせてもらいました。
ちょっと辛口な面もあったかもしれませんが、上達に貢献出来れば何よりだと思います。
それでも楽しい時間だったと思います。
横浜北西線という道路が近々開通するそうです。
東名高速の横浜青葉ジャンクションから、横浜方面に向かい横浜北線へ、最終的には首都高に繋がるようです。
遠回りになるかもしれませんが、都を抜けずに千葉方面に抜けられるのかな?
とにかく、なるべく渋滞に遭わずに走る方法を優先しています。
自宅から都心に行くにも、水戸街道を走って首都高向島線に行くより、外環道松戸から市川向かい、小松川線から行く方が、水戸街道のイライラがなく、時間的にも払い気がして、最近は専らこの間のパターンです。
場合によっては、湾岸線から山手トンネル経由で渋谷線の大橋ジャンクションに出て東名高速には向かう場合もあります。
選択肢が広がるのは結構なことです。
昨日の東急本店の1階入口付近。
渋谷に構えた店で仮装した人の入館をお断りするという・・・、素晴らしい、思い切った判断です。
仮装した人の入店を断る掲示は数年前から実施しているという。
その理由を聞いてみると、「トイレの利用状況や、仮装のメイクをご覧になったお客様に、驚かれたというお声を頂きました。血糊のメイクとか、インパクトの強い方もいらっしゃるということで、そういうお声も少しずつ増えてきました」とのこと。
トイレでメイクをする人もおり、血糊など色のついたものが洗面所などに残り、トイレを利用したい人が使いたい時使える状況でなかった...などという意見が寄せられていたそうだ。
この掲示をしたことで大きなトラブルはなかったという。
・・・あなた方は、客ではありません。
「顧客」が驚いたり、嫌がることを避けるのも、大切なサービスですから。
これも毅然としていていい。
まぁ、混乱の極みですね。
大学入試で民間の英語試験を採用するとかしないとか・・・。
来年度から大学入学共通テストに導入される予定だった英語の民間検定試験。
文部科学相が閣議後の記者会見で、令和6年度めどに実施を延期すると発表。
実施に向けた準備が遅れる中、受験生の不安が高まっていることなどを考慮。
民間試験をめぐっては、高校現場や野党に加え、与党内からも延期論が出ていた。
文科相がテレビで「身の丈に合わせて頑張って」と発言したことも影響したとみられる。
・・・東北大学は、元々利用しない方針でした。
それで良いと思うんですが。
それにしても、政治の具にされて、一番大切な受験生のことなど、本当に考えられているのか・・と思います。
ところで、「身の丈」と言う言葉は、それ自体が差別的な意味はありませんが、あの立場のひとが、あの立場で言えば、高い所から見ている感が出て来て、差別的ニュアンスが想起されるもの。
その立場にある人には、慎重な言葉選びも必要だと思います。
落語に、「按摩」とか「めくら」とか「唖」とか、今では差別用語だと言われる言葉が出て来ますが、元々は差別的な意味はなかった。
だから、本来、落語国の人が使う分には問題ないと思います。
今世の中、過剰に自粛していながら、突然TPOも弁えず使って批判される・・・。
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