千公さん
千公さん、あの豪雨の中でも「芝浜」の稽古をしていたそうです。
素晴らしい、その心意気やよし、しかし・・・。
千公さんが面白いのは、稽古のお知らせをすると「謹んで(稽古に)参加します」というメールが返って来ました。
ところが、稽古での師匠や周囲からの意見やアドバイスには、かなり頑ななところがあります。
全然謹んでいないのが愉快です。
何か、噺の解釈や演じ方に、オンラインでない部分を感じます。
演る側の欲求や独り善がりの部分を通すことも大切ですが、聴き手の側のことを考えるところまでには至っていない感じがします。
あれも入れたい、これがやりたいで、全部乗せラーメンみたいになって、トッピングばかり多くて、ラーメンそのもののコアな味が分からなくなったり、本筋とは関係のない部分が残っていたり、長講ゆえに削ぎ落とすべき部分が目について、とても残念です。
自分だけが拘って、結果焦点のぼやけた噺になってしまわないかが心配です。
トリの噺なので、この一席ではなく、落語会の全体のイメージにも繋がりますから。
それが人情噺の難しいところなんです・・・。
頑張ってください。
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