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2019年10月 7日 (月)

演読亭

稽古っ子連・演読亭の第1回目の稽古会でした。
既存の落語の稽古連とは少し内容が異なり、それぞれ演目(課題)を決めて演読をすることからスタート。
その演目について解説をしたり、全員で輪講をしたりする。
また、師匠が力を入れている仏笑噺に関連して、法話も聴かせてもらう・・等々。
師匠の「演読」への思いから、落語やその時代背景や舞台背景を学んだり、情報共有したり、議論したりしようという・・・。
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稽古会は夕方5時半から始まっているはずですが、私を含めて何人かのメンバーは、仕事を終えてからということで、途中からの参加になります。
メンバーは、広場亭原葉さん、千川亭八百紙さん、天祖亭咲耶さん、神栖亭南夢明さん、千川亭小三九さん、紅巣亭文具さん、そして私ということでしたが、文具さんは欠席されました。
初回の課題噺は、原葉(はらっぱ)さんが「蔵前駕籠」を演読。
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原葉さんは、江戸のことにお詳しいということで、この噺の舞台の蔵前界隈のことを、古地図を使って説明してくださいました。
私も、現地を歩いたこともありますし、幾らか知識もありますので、楽しく聴かせていただきました。
原葉さんは、江戸の街歩きをしていて、落語をやり始めてからますます楽しくなったそうです。
私は、落語の舞台になっている場所を歩いたりして、距離感などを自分の噺の舞台設定の参考にしていますから、アプローチは反対からですが、楽しさはよく理解できます。
その後、私が「井戸の茶碗」を途中まで、八百紙さんが「片棒」のお囃子の部分、小三九さんが師匠創作の「留守番小坊主」、咲耶さんが「動物の小噺」の演読をしました。
普段の稽古では、座布団に正座してやりますが、昨日は、椅子に座ったままでしたから、ちょっと様子が違いました。
その後、「留守番小坊主」に関連して、現役の僧職でもある南夢明さんから、「坊主」という言葉から、様々な仏教やお寺に関る講話をしてもらいました。
落語を深掘りをするという点で、今まで自分で心掛けていたことをグループで行うのは新鮮なことで、楽しくなりそうです。
師匠は、他のメンバーに私を紹介してくださるのに、やはり演読を最初に始めたというニュアンスで話してくださいました。
第1・第3月曜日の会です。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2019/08/post-bd530a.html
楽しみながらやりたいと思います。

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