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2019年10月11日 (金)

狩野川台風に匹敵?

気象庁の会見の中で、こんな内容コメントがありました。
「1958年の狩野川台風に匹敵する恐れ」があるため大雨特別警報を出す可能性もあるとしており、最大限の警戒が必要。
「狩野川台風」・・・。
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狩野川と言えば、伊豆半島の根元を流れる川です。
私は記憶はありませんが、「伊勢湾台風」と並び、静岡県中心に甚大な被害のあった台風だと言うのは、問わず語りに聴いています。
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新聞の見出しを見ると、鶴見川が決壊、荒川が決壊寸前で板橋一帯に避難命令、死者行方不明964人・・・。
伊豆では、死者行方不明750人と伝えています。
あの台風に匹敵する・・・。
狩野川台風は、1958年9月21日にグアム近海で発生した台風で、静岡県伊豆半島の狩野川の氾濫や、首都圏でがけ崩れや浸水被害が相次ぎ、死者・行方不明者1269人、床上・床下浸水合わせて50万棟以上となった。
狩野川台風は、24日に中心気圧877ヘクトパスカルを観測するなど大型で猛烈な台風となった。
26日午後9時過ぎに、静岡県の伊豆半島の南端をかすめ、27日午前0時ごろに神奈川県三浦半島、同1時頃に東京を通過した。
本州に近づく前に勢力が急に衰えたため、風による被害は少なかったものの、日本列島の南海上にある前線が活発化しながら北上した影響などで、東京都心で日降水量371.9ミリを観測するなど、東海地方と関東地方で大雨となり、土砂災害や河川の氾濫が相次いだ。
ちなみに、東京都心のこの日降水量の記録は現在に至るまで更新されていない。
特に伊豆半島中部では集中して雨が降り、大量の水が流れ込んだ狩野川が氾濫。
伊豆地方だけで死者・行方不明者1000人を超えた。
また、神奈川県や東京都でも、市街地の浸水や造成地のがけ崩れなどが相次ぎ、大きな被害があった。
勿論、当時とはインフラも整っているはずですから・・、でも台風も変わって来ているから。

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