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2019年10月29日 (火)

楽しい落語会の作り方

立川談笑さんの「立川談笑、らくご『虎の穴』」というのに掲載されているそうです。
ご近所や会社にうかがいます 楽しい落語会の作り方
Photo_20191029110201
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO51385660V21C19A0000000/
一部(高座設営のところ)を抜粋すると・・・。
ハードルが高そうに思われるのが、高座の作り方。
意外なくらいに「高さ」が必要です。
目安は「お客の目の高さと落語家の膝の高さが同じになる程度」。
客席に勾配がない平らなところで、椅子席なら高さ120センチメートル。
座布団に座って鑑賞する場合でも高さ80センチメートル以上は必要です。
広さは、最低で座布団よりちょっと広いくらい。
できればたたみ1畳。
最初に作るのが基礎。
ダイニングテーブルか長テーブル(×2)を使うのが最も簡便ですが、強度に不安が残ります。
簡易で丈夫なのは、ビールケースを使う方法です。
多数を積み並べて、粘着テープで補強します。
1ケースが横45センチメートル、奥行き35センチメートル、高さ30センチメートルとして必要な数を計算してみます。
客席が座布団席なら→広さ4ケース分×3段=12ケース
客席が椅子席なら→広さ4ケース分×4段=16ケース
と、こうなります。
高座に上がるためのステップも忘れずに。
これは目立たない場所に、ダイニングチェアや折り畳み椅子などを置けばOK。
さらに、高座の見栄え。特別なルールはありません。
あえて手を加えるなら、基礎部分を赤い布(紺でもいいのですが)で覆い隠すのが一般的です。
「緋毛氈(ひもうせん)」だと大歓迎ですが高価です。
安くあげるなら、寝具用のシーツだとか、ただの赤い布でも十分です。
ここまでが高座設営のお話。
さらに高座の横に「メクリ」というものを置きます。落語家の名前が書いてあるあの大きい紙のことです。
落語会らしさがあって、見栄えのするものです。
落語家は、たいてい何枚か自分で持っています。
・・・プロもアマも同じですね。

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