「笠碁」談義
昨日の落語っ子連の稽古での、百梅さんの「笠碁」。
あの後LINEで、笠を被って歩く場面の仕草に着いて談義しました。
要は、絵で描けばこんな形になるのでしょうが、百梅さんがどういうな仕草にするか。
プロの噺家さんたちの画像も研究しないと。先代小さん師匠。
先代馬生師匠。
談志師匠。
当代馬生師匠。
権太楼師匠。
さすがに、師匠方がそれぞれの個性でポーズを決めています。
この仕草だけ見ても、先代と当代の馬生師弟が綺麗ですよね。
この噺の見せる部分です。
権太楼師匠は、首を大きく振ることで笑いを取っています。
それから、碁盤の大きさ辞めたって厚さ(重さ)を意識したり、石を置くときの場所や高さ(位置)をしっかり固めないと、板の上に石を置くように見えません。
こんイメージ。
それから、舞台設定をしっかりさせるのに、こんな略図を作ってみました。
旦那の家の前を通り過ぎる時、往路は旦那は進行方向の左側、復路は逆に右側になりますから、横目で覗き込む時も左右変えないといけません。
それから、旦那が今にも入って来るかと期待してニコニコするのは、往路も復路も真ん中までで、その後は期待外れになるからがっかりする。これを視線と表情で表現出来ると大喝采です。
この噺は、台詞や語り以上に仕草と視線と表情が主役ですから。
だから難しい噺だと言われるんです。
本当はこれに、年寄り同士の枯れた雰囲気が出せるとね。
・・なんていうお喋り。
楽しいものです。
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