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2019年7月11日 (木)

顧客不在のノルマ主義

日本人の昔ながらの馴れ合いと閉鎖性のなせる不祥事だと思います。
こんなバカなことがまかり通ることこそがおかしい。
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郵政とか農協というのは、昔の栄光(特別扱い)から抜け出すことが出来ず、未だに自分たちだけは別だという妄想に駆られている気がします。
生命保険の分野で言えば、業界全体が保険金不払い問題で批判されて、こんなことは一掃されました。
顧客優先、説明責任、それから明朗会計。
それを、未だに現場にノルマを過大に負荷して・・・。
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と言って、心から詫びている顔でないのは、収監する男に逃げられた時の検察正と同じです。
これは本当に膿を出さないと・・・。
金融庁は業務改善命令など行政処分の検討に入る。
顧客を軽視した販売実態の詳細を調べた上で、厳しく追及する方針だ。
かんぽ生命の社長は会見で、不利益販売の全容解明に関し「顧客一人ひとりの意向を丁寧に確認していく大変時間のかかる調査になる」と述べ、実態解明や顧客対応に相当な時間がかかるとの考えを示した。
親会社の日本郵政とかんぽ生命、日本郵便の3社合同で、独立した第三者委員会を早急に設置する方針だが、肝心の調査範囲や期限については全て「未定」と答えるのみ。
当事者意識を欠いており、自浄作用は到底望めない状況だ。
保険業法は、契約者に虚偽の内容を伝えたり、不利益となる事実を告げずに既存の契約を解約させて新たな契約を勧めたりすることを禁じており、今回発覚した営業行為は該当する恐れがある。
金融庁幹部は、顧客を軽視した一連の営業姿勢を問題視している。
第三者委による調査の進展を見極めながら、厳格に処分するとみられる。
親会社の日本郵政の監督責任も問う構えだ。
・・・当然厳罰です。 
立川志らくさんは、「かんぽ生命不適切販売ではなく、かんぽ生命詐欺って言った方が分かりやすいですよ」と指摘。
そして「そのくらい罪深いこと。だって郵便局の人は絶対にだましたりしないって、みんな安心して行くんだもの。かなり(処分を)厳しくしないと、許せないですよね」と強い口調で話した。

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