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2019年7月 2日 (火)

「キモノ」と「サウスポー」

言葉、日本語と言うのは難しいものです。
海の向こうでは、下着の商品名に「KIMONO」という名前をつけて問題になっています。
「KIMONO」(キモノ)という言葉を冠した補整下着ブランドを先週発表し、日本などから批判が相次ぎ、反対運動の高まりを受けて、名称を変更することになったようです。
「KIMONO」は商標登録も申請されており、「日本文化の盗用」などと反発が広がった。
インターネット上では「#KimOhNo」(キム、オーノー)のハッシュタグ(検索用の目印)を付けた反対運動が展開され、商標登録への反対を呼び掛けるネット上の署名への賛同者は13万人を超えた。
KIMONO=着物と下着、それも海外の・・・、確かに必然性もは感じない代わりに違和感を感じてしまいます。
日本人のメンタリティからは、ちょっと許容できないと思います。
表現の自由というのは大切ですが、何でも許されるものではなく、リスペクトや配慮が必要だと思います。
だから、先日の「ドサ周りin仙台」にも腹が立ったんです。
自分だけでなく、相手(受け取る側)がどう感じるか・・・。
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もうひとつは、中日ドラゴンズの応援歌「サウスポー」使用中止の問題。
言葉は、言う(書く)側と聞く(読む)側で、また一人ひとりの思いも違いますし、シチュエーションも多様ですから、多くの感じ方があるのは仕方のないことです。
個人的には、差別や虐待や攻撃をする意図も状況でもなく、他の場面でも使われている言葉ですから、何も使用を禁止することもなかろうと思いますが・・・。
言葉の語源や歴史、その変遷を考えても、ここまで縛られると、にっちもさっちも行かなくなりますよ。
落語で「お前さん」なんて言えなくなる?
三遊亭圓生師匠の「御前公演」も駄目?
私にすれば、それならば、例えば「ヤバい」だとかの汚くて下品な言葉や、変なイントネーション言葉をこそやめてもらいたい。 
https://www.youtube.com/watch?v=5-sgV-nElZ0
こんな動画がありました。
   2019y07m01d_212621142
もう一つ解せないのは、この与田監督のコメントです。
そもそも与田監督が、違和感や問題ありと言ったんですよね。
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それなのに、「使用禁止になってしまいました」はないでしょう?
それならば、正しい日本語は「使用禁止にしていただきました」とか「使用禁止とさせていただくことにしました」でしょう。
不倫の前科で、ちょっと頭が上がらないかもしれませんが、奥様はアナウンサーだから、正しい日本語を指導してもらって欲しい。
これは最近の日本語の悪い傾向の一つです。
これは、「コーヒーになります」だとか「禁煙になっています」というのと同じ、責任回避や曖昧にする表現ですよ。
「おい与太(与田)、”お前”そんなことを言ったらダメじゃないか」と、大家さんが注意(中日)してました。

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