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2019年6月 9日 (日)

「問題」と「課題」

若い頃、会社のトップに言われたことで、印象に残っていることがあります。
生来の天邪鬼ですから、あまり納得することは多くありませんが、これは残っています。
何事も、目標を決めてやっても、なかなかイメージ通りに行かないものです。
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その時に、出来ていない事実だけを「問題」だと騒ぎ立てる、当事者感覚のない“評論家“のような人がいます。
問題点を指摘しただけで勝ち誇ったようにしています。
しかし大切なのは、その「問題」を解決する方法を考えることです。
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例えば、「落語が下手」というのは「問題点」。
同じ状態でも、「落語が上手くなる」と言えば「課題」になる。
要するに、このトップは、「"限界(ネガティブ)"を語らず、"可能性(ポジティブ)"を語れ!」と言いました。
問題を認識したら、決して評論家にはならず、自ら率先して解決に当たれと。
何事も、ボロを探してケチばかりつけるのではなく、自分も当事者としてその解決策を考えること。
「柔軟に物事を進める(考える)」というのは、こういうことだと思います。
評論家は、自分の狭い視野にある景色だけを盲信して、他への配慮もなく自説を主張します。
時には、「後出しじゃんけん」も平気。
そんな論理は到底支持されるはずもなく、客観的かつ常識的な事実の前で論破されます。
しかし、かの評論家は、それでも自分の誤解を認める訳ではなく、訂正もせずただ沈黙する。
今までの饒舌が嘘のように黙り込む。
そして、この評論家の元からは、どんどん人が離れて行く。
しかし、評論家は、その原因が自分にあることには、一生気がつかない。
こういう人って、時々いるみたいです。
金も出さない、仕事もしない(身体を動かさない)で、口だけ出すなんて、ダメですよね。
こういう人にはなりたくない。
こういう人には関わりたくない。

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