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2019年6月10日 (月)

入船亭小辰さん

最近売出し中というイメージの「小辰」さん。
若手落語会だけでなく、ラジオにも露出が増えています。
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2008(平成20)年2月    入船亭扇辰に入門
2008(平成20)年91日 前座となる 前座名「辰じん」
2012(平成24)年111日 
二ツ目昇進 「小辰」と改名
師匠の「入船亭扇辰」さんは、好きな噺家さんの1人だった「入船亭扇橋」さんのお弟子さんで、師匠譲りの「ねずみ」「鰍沢」は、参考にさせていただきました。
扇辰さんの魅力は、非常にオーソドックスな芸風で決して派手さはないのに、「春風亭昇太」さんや「柳家喬太郎」さんなどの派手な人たちに負けていない点です。
その扇辰さんのお弟子さんの「辰じん(当時)」さんの評判が高かったのを覚えています。
「たつじん」だなんて、素敵な名前だなと思っていると、二つ目で「小辰」だなんて、冬にしか売れなさそうな名前になったような・・・。
生で聴かせていただくのは初めてかもしれない。
「市弥」さんのような、明るさや愛嬌はなく、笑顔もない低い声で始まると、ラジオのイメージとも違う。
しかし、聴き進むと、口調にも昭和やレトロなものが感じられる。
あぁ、噺の口調はこれだ!
時々、平成や令和の若さが出て来ますが、間違いなく古典落語に誘ってくれる。
三夜コンプリートプレゼントで、出演者の名前の一文字を色紙にと言われて、迷わず「辰」にしました。
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まだ墨が乾いていなかったから、こうやって手に持って、雨の中を帰りました。
小辰さん、ちょっと追いかけてみようか。
ストーカーじゃありませんから、ご安心を。

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