« プラスチックごみ | トップページ | 新入生顔見世落語発表会 »

2019年6月 4日 (火)

踏み間違い?

落語に「文違い」という噺がありますが、最近は「踏み間違い」が流行っているようです。
また、大阪で高齢者運転の車の暴走事故。
20190603oyt1i500691-1
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と言っているそうです。
内藤新宿の飯盛女のお杉は、「お父っつぁんが無心してきたので、20両を用立ててほしい」と嘘をつき、なじみ客の半七に色っぽくねだるが、半七はその半額程度しか持っていないため、応じることができない。
そこでお杉は、同じくなじみ客で、隣の部屋に待つ田舎者の角蔵のもとへ行き、「おっ母さんが病気で、高い薬の人参を買ってやりたい」と嘘をつき、角蔵が取引のために持っていた預かり金をせしめ、あらためて半七に足りない分をせびって20両を得る。
お杉は半七に「お父っつぁんに渡してくる」と言い残し、半七や角蔵の部屋から離れた一室に向かう。
そこには目を布で押さえている男が座っている。
男は芳次郎という名の、お杉の本当の恋人で、なおかつ、お杉に金を無心した本当の相手だった。
金を受け取った芳次郎はそそくさと帰る。
お杉は置き忘れられた手紙を見つける。
読んでみると、小筆という名の別の飯盛女が芳次郎に宛てたもので、「田舎の大尽の身請けを断ったが、代わりに50両を要求されている。眼病と偽り、お杉をだましてしまえ」という意味の内容が書かれている。
お杉は悔し泣きをしながら、半七の部屋に戻るために部屋を出る。
そのころ、半七もお杉が落としていった手紙を見つけ、読むと芳次郎の名で「眼病をわずらい、このままでは目が見えなくなるので、薬代として20両がいる。父親に無心されたと偽り、半七をだましてしまえ」と書かれていたので、怒り狂う。
お杉が半七の部屋に戻るやいなや、互いにだまされ合って気が立っているふたりは、「7両かたりやがったな」「なにさ、そんなはした金。あたしは20両だよ」とすさまじい口論を経て、喧嘩になる。
お杉と半七の口論を壁越しに聞いていた角蔵は、店の者を呼びつけ、「早く止めてこ! 間夫から金子を受け取ったとか渡したとかで、お杉が殴られているだ。あれは色でも欲でもなく、お杉のかかさまの病のために、おらが恵んだものだ」と言うが、すぐに向かおうとする店の者を押しとどめ、「いや、やめておこう。それを言ったら、おらが間夫だとわかっちまう」。
・・・文違いも踏み間違いも、実に間夫ない(あぶない)もので。

« プラスチックごみ | トップページ | 新入生顔見世落語発表会 »

テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」カテゴリの記事