昔の商家
先月の30日に小江戸佐原に行きました。
天気は雨が降ったり止んだりしていました。
水運で栄えたかつての街も、今はその面影はありませんが、街興しの観点から、古い建物等が多く保存されていて、何かしらホッとする気分になるものです。
雨宿りも兼ねて入ったこの店も老舗。
文化年間に創業したですから、200年以上の歴史を刻んでいます。
和装の物を中心に、商品が並んでいました。
店の奥には、昔の品々が展示されていて、昔の様子を偲ぶことが出来ます。
煙草盆だとか、算盤や勘定帳とか・・・。
さらに奥に行くと、中庭になっていて、井戸や蔵や、何と厠がありました。
さすが豪商、一戸建てのトイレです。
落語の参考になります。
ところで、このお店にはステキな"佐原小町"がいました。
店に入ると、正面の奥に座って、笑顔で「いらっしゃい。どうぞ、見てってください」と。
この店の大女将さんです。
大正14年生まれで御年94歳だそうです。
大正・昭和・平成そして令和の四代を生き抜くことになります。
平成の最終日のタイミングで、とても素晴らしい出会いになりました。