行列に並ぶ人の心理
こんな記事を見つけました。
人気のあるメニューなどを求めて、大行列に並んでいる大勢の若者が多いそうです。
しかし、こういう人たちは、単に美味しくて流行っているからだけではないという分析もあるようです。
社会性動物である人間は、情報が不確かな時ほど、他の人間の行動や言動に影響されやすく、行動規範の参考にしやすい特性を持っています。
ネットをはじめとする情報があふれ、人は何が本当で何が真実でないのかもわからないほどです。
そのような中で、情報を絞り込んでいく過程で大きな影響力を及ぼすのが「多くの人が良いと支持すること」です。
特に、若者世代は、学校などの狭い世界をすべてと思いがちで同世代の人たちの言動の影響力は絶大です。
さらに、自分の価値観をはっきりと自覚できていない、もしくは、自信がない人ほどその傾向は強く表れます。
そして、「並ぶ」という実際に行動を起こす人たちが作る「行列」は、信憑性を増し、「みんなが選んでいる」という安心感によって、自分自身の行動が間違っていないことへのある種の証明が行われるというのです。
これは、「自分の価値観への自信のなさ」を補完します。
並ぶことにより、多くの人と同じ価値観を共有でき、自己肯定感を満足させることができるからです。
また、はやっているものを手に入れることで、SNSなどの拡散材料にもなり、「いいね!」をもらうことで、さらなる自己満足を得られる自己肯定の相乗効果も望めます。
・・・なるほど。
これは若い世代ばかりではありませんね。
各地の寺社で起こっている、令和の「ご朱印」騒動も、群衆(パニック)心理とともに、自信のなさの裏返し、自己肯定感の充足なんでしょうか。
野次馬っていうのも、こんな人たちの一部なんでしょうか?
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