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普段なら、行列が出来る老舗も、幸い空いていました。店内に入ると、明治の世界がありました。こんな額も飾られていて、古今亭志ん朝師匠の名前もありました。名物の蕎麦は、日高昆布を練り込んだという、名前どおり真っ黒な麺に驚きましたが、蕎麦と昆布の香りが相俟って、とても美味しかった。店を出た直後ぐらいから、行列が出来始めまていました。早く行って大正解。