歳を取ると・・・
先日、ショーケンの訃報がありました。
堀ちえみさんががんの手術をしました。
今日は、宮本亜門さんが前立腺がんを公表しました。
「人生50年」を考えれば、ターンをしてからでも相応の時間が経ってはいるのですが、思うことが多くなります。
私の身体も、随分変化して来ました。
「華麗なる変身」なら良いのですが、私の場合には「加齢なる変容」ですから、実に情けない。
人間ドックの結果から、色々指摘や悪い数値が出て来て、定期的にチェックするようになったり。
加齢が要因の身体の不都合ばかり。
昨日は、歯医者でも、厳しいご指導を受けました。
・・・実は、ここのところ、新たな心配事がありました。
以前から時々、食べ物や飲み物が喉を飲み込んだ時に、むせることはありましたが、最近頻度が高くなって来たかなぁと思っていたところ、1ケ月ぐらい前にも・・。
その後、何となく、喉から胸にかけて違和感が出て来ました。
喉や食道の辺りも、がんなどの心配もあり、誤嚥性肺炎などという病気もあるので、生まれて初めて、病院に電話をして、症状を言って、診療科目を聞いて予約しました。
・・・今朝は、正直なところ、とても憂鬱でした。
「人間ドックでは異状がなかったから大丈夫」
「でも、喉や食道は、見つけづらいと言われるし」
楽観天使と悲観悪魔が、頭の中をぐるぐると回っていました。
耳鼻咽喉科を受診しました。
ファイバースコープを耳鼻咽喉科だからか、鼻から入れられて、喉の辺りをつつかれました。
そして、医師から「はい、特に問題ありません」と言われて一安心。
それでも、食道と気管の分岐点周辺に少し炎症があるということ。
これは、胃液(胃酸)が逆流して来るのが原因のようで、炎症を抑える薬を処方してもらいました。
特に、何かをする、してはいけないということはなさそうですが、
「患部辺りに筋肉をつけてください」と、トレーニング(体操?)方法を教えられました。
喉の筋肉を鍛える・・・んですよ。
それから、「脂肪分の摂取を控えてください」と。
それじゃあ、ロースからヒレにしないといけない。
「食後すぐによこにならないでください」とも。
あぁそう言えば、昔、子どもの頃、ごはんを食べた後にすぐ寝ると牛になるぞ(角が生えるぞ)と脅かされましたが、行儀だけではなくて、こういうことなのか・・。
「先生、大きな声を出したりするのもダメですか?」と尋ねると、
「いえ、問題ありません。むしろ大きな声を出してください」と。
・・・あぁ良かった、まだ暫く生きられそうです。
1人カラオケで、大きな声で稽古したり歌ったりも出来ます。(良かったぁ。)
病院からの帰り道は、行く時よりもずっと足取りが軽くなりました。
これからは、元の(正常な)状態に戻すというよりも、今よりも悪化しない治療や、現状維持のための方法の指導なんですよね。
やはり、病気になったり、機能が低下して初めて、今まで何のこともなく出来ていたことや普通の健康状態がいかに尊いものか、痛感させられます。
とにかく健康が大事です。
健康ならば、命なんて要らない。