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2019年4月 5日 (金)

1人稽古

味をしめたというのか、今日も1人カラオケで稽古を。
今月21日の「おひろめ寄席」で「長短」を演ることになっているので、浚っておこうかなと軽い気持ちで。
"15分以内厳守"と言われていますので、ちゃんと収まるかどうかも確認しておかないと。
「長短」は、元々が短い噺ですから、どのようにも出来るのですが、「時間オーバー!」なんて言われたくありませんから。
この噺は、いつでも高座本がなくても浚うことが出来ますから、タブレットに録音しようということでした。
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ところが、いつものように"個室"に入った瞬間に、「あぁ、まだ本番は先だよなぁ」と思い始めました。
そして「落語っ子連の稽古は明後日だ」、ちょっとやっておこうか。
急遽「長短」の浚いから「百川」の読み稽古に変更しました。
稽古では、前半だけ2度ほど演読をしていますが、まだ通して読んだことがありません。
ということで、まずは、録音をしないで通して読んでみました。
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この噺、師匠の高座本は丁寧なので、かなり長くなっています。
自分なりにはカットしていますが、それでもかなり長い・・・。
一度通してみて、喉の調子も出て来たので、ちょっと休憩した後に、録音しながら通して演読。
「・・・たんとではねぇ、一字だ」とオチになって録音を止めると、所要時間は31分余。
しかも、"四神剣"の説明などのマクラを入れずにですから、まだ最低5分以上はカットしないといけません。
1時間30分の予定で入室したので、噺を2回通してやって、中間の休憩時間と録音を聴き始めると、もう時間いっぱい。
録音再生をイヤホンで聴きながら、カラオケ店を出ました。
すぐ向かい側の上野の山はお花見が最高潮で、駅も大混雑。
カラオケ屋さんも、週末だということもあって、いつもよりかなり混雑していました。
思えば、ちょっと前は、このカラオケ店で「長屋の花見」の稽古をやっていました。
「銭湯で 上野の花の 噂かな」ではなくて、
「カラオケで 上野の花の 稽古かな」でした。

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