千早亭永久「花色木綿」
「扇子っ子連・千早亭」は、正式スタートの半年後、早くも大きな試練にぶつかりました。
「第2回千早亭落語会」は2011年3月13日(日)の予定でした。
私は、学生時代の持ちネタの「花色木綿」をネタ出ししていました。
・・・ところが、その前々日に「東日本大震災」が起こりました。
東京でも、交通機関が乱れるなど大混乱。
「東京落語会」など、ほとんどのイベントが中止されました。
「千早亭落語会」についても、メンバーの間で議論されました。
私は、震災対応で自宅にも帰れず、会社に泊まらざるをえなかったので、開演する場合には休演せざるをえない状態でした。
結局、「中止」を決めて、師匠のところに報告に行ったところ・・・。
https://ensou-rakugo.at.webry.info/201103/article_2.html
https://ensou-rakugo.at.webry.info/201103/article_7.html
https://ensou-rakugo.at.webry.info/201103/article_8.html
・・・師匠とのやり取りがあり、「延期」することになりました。
余談ですが、この時のことがきっかけで、師匠が創作したのが「揺れるとき」です。
2ケ月後の5月15日に「第2回千早亭落語会」が開催されました。
「花色木綿」は、学生時代に一番多く高座にかけた噺ですから、まぁ無難には出来たと記憶しています。
思えば、2年生の最初の噺、自身として3番目の演目に選んだのが「花色木綿」。
五代目柳家小さん師匠の「出来心」、八代目春風亭柳枝師匠の「花色木綿」をベースに、マクラの部分は五代目春風亭柳朝師匠の「やかん泥」など、色々な音源を参考にさせていただきました。
不思議なもので、今でもすぐに出来るというのは、若い時に覚えたからでしょう。
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