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2019年3月29日 (金)

新元号フィーバー

「フィーバー」なんて古いフレーズは、今時使われてはいませんが・・・。
まぁ、巷では、新元号の発表を間近に控えて、無責任に大騒ぎしています。
今朝のテレビのニュースで、自分の住む町名が前評判が高いというので、イベントや名物作りを一生懸命にやっている町が紹介されていました。
素朴に、そんなことをしたら、仮に採用されそうになっても、それを理由に回避されるに決まっていると思うのですが・・・。
そうしたら、朝日新聞にこんな記事が出ていました。
平成に代わる新しい元号について、政府は民間の元号予想ランキングで上位となっている案をなるべく避ける方針だ。
4月1日の有識者による「元号に関する懇談会」などに提示するのは5案以上とする。
新元号は同日正午までをメドに菅義偉官房長官が発表し、その後に安倍晋三首相が首相談話を発表する方向で最終調整している。
複数の政府関係者が明らかにした。
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元号選定手続きの要領で定める六つの留意事項は「国民の理想としてふさわしいような、よい意味」「漢字2字」「書きやすい」「読みやすい」「これまでに元号またはおくり名として用いられたものでない」「俗用されているものでない(広く一般に使われていない)」。
政府はこれらに加え、いくつかの条件などを考慮するという。
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民間で流行している元号予想で取り沙汰されている「安久」などの案について、政府関係者は「俗用の一種に当たるので、なるべく避ける」と語る。
よくある人名や大企業名などは使わない方針だが、中小企業や小さな商店などの名前と重複することはあり得るという。
政府高官は「俗用されていても、よい意味であれば総合評価で選ばれることもある」と話している。
はい、ということで、「宮崎県都城市安久町」の皆さん、残念ながら騒いでも無駄ですよ。
何と言っても、新元号は、偉ぁ~い漢文学や国文学の先生方が考えるんですから、どう転んだって「希望」や「未来」や「羽生」なんて、俗っぽいものを選ぶはずがありませんよ。
それなら、「富久」とか「御慶」とか「長命」なんていう、落語の演目でいい。
場合によれば、「文治」「伸治」「菊寿」「百栄」「吉幸」「希光」など、落語協会と落語芸術協会の噺家さんの名前にもありますよ。
(あぁ、「文治」は既に昔あったかもしれませんが。)
いよいよ発表は3日後です。

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