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2019年3月18日 (月)

やはり思い上がり・・?

瀬古利彦さんは、我々世代の英雄でした。
ピークの時にモスクワ五輪ボイコットで、結局メダルを獲れずに引退しましたが。
山下泰裕さん、高田裕司さんと3人はヒーローでした。
当代の三遊亭圓楽(当時の楽太郎)さんにも似ていたし。
今のご自身の立場は、まずは来年のオリンピックのマラソンが最優先だと言うのも分かります。
やはり思い上がり・・?
「貴方は、オリンピックが全て、何よりもオリンピック優先だからね」。
日本陸上競技連盟の長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦さんが、2「サンデーモーニング」(TBS系)に生出演して、公務員ランナー川内優輝選手に「喝!」を入れた。
東京五輪選考レース「MGC」の出場権を獲得しながらもこれを辞退し、世界陸上出場の意志を表明している川内に苦言を呈したもの。

案の定、ネットでは瀬古さんの発言に批判の声が続出しているそうです。
ずいぶんと高いところからの発言、決めつけた発言だこと。
「ドーハは困りますよねぇ」
川内選手は、先日の「びわ湖毎日マラソン」で、2時間9分21秒で日本人2位の8位に入った。
このレースはドーハ世界陸上の代表選考を兼ねており、世界陸上出場はほぼ確実。
世界陸上の男子マラソンは10月6日スタート予定のため、9月15日開催のMGCの掛け持ちは現実的に不可能。
このため川内選手は、世界陸上を優先させる発言をしており、これに対して瀬古氏が「喝!」を入れたもの。
瀬古さんは「我々だってね、オリンピック目指してるわけですよ。MGCだって盛り上げなきゃならないのに、ドーハは困りますよねぇ」と、川内選手の選択に苦言。
さらに川内選手が世界陸上を選んだ理由について「彼は暑さに弱いんですよ。ドーハは夜中の12時にスタートなんで。砂漠ですから、朝晩涼しい、砂漠ですから。だからそっちを選んだという」と説明した。

・・・いいじゃないですか。
素晴らしい選択だと思います。
ネットでも、批判が殺到しているようです。
「こういうのがパワハラ。自由を奪ってはいけない。」
「こんな暴走発言を放置してよいのか?」
「川内選手の自由だと思う。喝は瀬古さんの方」
「むしろ陸連の幹部なら『世界選手権頑張ってこい』と背中を押してやるべき。」

川内選手は4月からプロに転向し、公務員ランナーからプロランナーとして活動の場を広げていく予定で、しかも、今般同じマラソンランナーと婚約したそうです。
彼の人生に、余計なことを言う資格はありません。
それでなくても、過保護の選手ばかりで、全くの不成績の時に、川内選手は孤高を貫いて、国内のひ弱なエリートランナーを凌ぐ素晴らしい成績を上げていた、マラソン界の救世主です。
彼に1億円をあげたいぐらいでいすよ。
自分の立場や価値観でとやかく言うのは、やはり思い上がりだと言われても仕方がないと思います。
もう、どの世界でも、オジサンの価値観を押し付けるのはやめましょう。
ダイバーシティの時代なんですから。

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