竹の花が咲くと
突然ですが、竹の花の話題。
よく考えてみると、竹の花を見たことはありません。
実家は、筍の産地で、竹林は多くありますが・・・。
というより、竹の花が咲くのはよくないことの前兆だと言われています。
確かに、竹はめったに花を咲かせることはないそうです。
そして、一旦花が咲くと一面に広がっていた広大な竹林が一斉に枯れてしまうそうです。
これは、地上に出ている部分は、1本1本独立しているように見えますが、土の中では全て地下茎でつながっていてることもあるそうですから、一斉に枯れてしまう訳です。
竹が一斉に花を咲かせると、地下茎も一斉に枯れてしまいます。
枯れた翌年には回復笹と呼ばれる小さな笹状の地上茎が多数発生し、次第に大きくなり回復していきますが、完全に回復するまでに約10年かかるといわれています。
・・・なるほど、竹の花が咲くと、竹林全体の竹が枯れ、元の状態に回復するまでに長い年月が必要だったことから、昔の人は、竹が花を咲かせると、開花病、十年枯病などと呼び、気味悪がり、天変地異など不吉なことの前触れだといって恐れたということですね。
竹なだけに、あながち妄想(孟宗)ではなかったんだ。
・・・竹なんて、身近なものですが、不思議な生態なんですね。