« 落研HPリニューアル | トップページ | 虎ノ門界隈 »

2019年3月15日 (金)

桂小文枝復活

上方落語の名跡「桂小文枝」が復活しました。
桂小文枝復活
桂きん枝師匠が、四代桂小文枝を襲名し、披露公演が「なんばグランド花月」で開かれたそうです。
師匠で「上方落語四天王」の一人、故五代目桂文枝師匠が長く名乗っていた名跡で、師匠の命日に襲名。
「あと何年、小文枝でいられるかわからないが、師匠に一歩一歩近付くよう、これから精進してまいります」と。
桂小文枝復活
小文枝師匠は、1969年に三代目桂小文枝(当時)に入門。
大阪の人気テレビ番組だった「ヤングおー!おー!」にレギュラーで出演して、一躍売れっ子になりました。
途中、色々あったようですが、昨年まで上方落語協会の副会長を務め、演芸場「神戸新開地・喜楽館」の設立準備などを担当。
師匠の五代目文枝(三代目桂小文枝)師匠は、58年の落語家人生のうち38年間「小文枝」を名乗っていたので、お弟子さんたちにとっても思い入れの強い名前。
トリの高座では、師匠も得意とした「天神山」を演じたそうです。jj
・・・テレビ番組「ヤングおー!おー!」は懐かしい。
大阪のテレビ局の番組でしたが、静岡放送でも放映していて、確か土曜日の午後で、学校から帰って視聴していた記憶があります。
この番組の中で結成された若手落語家4人のユニット「ザ・ぱんだ」のメンバーでした。
きん枝さんのほかのメンバーには、「月亭八方」「桂文珍」「林家小染(四代目・故人)」さんたちがいました。
写真を見ると、何となく面影が残っていますが、左端の文珍師匠だけは、誰だか分からないほど変わっています。
個人的には、やや弟分的な存在だったきん枝さんと、残念ながら亡くなってしまいましたが、いかにも大阪の噺家さんという雰囲気だった小染さんが好きでした。
記憶が確かなら、「きん枝」という名前は、本名(苗字)が「立入」さんだったので、「立入禁止」から来たはずです。

« 落研HPリニューアル | トップページ | 虎ノ門界隈 »

噺家さん・芸人さん」カテゴリの記事