四代目三遊亭圓歌襲名披露
いよいよ「三遊亭圓歌」の四代目誕生です。
四代目襲名披露パーティが、帝国ホテルで開かれたそうです。
3月下席、鈴本演芸場の芝居から襲名披露興行が始まります。
【三遊亭歌之介改め四代目三遊亭圓歌】
鹿児島出身。1959(昭和34)年4月8日生まれ。
誕生日が来て満60歳。
78年(昭和53年)3月先代圓歌に入門、前座名歌吾。
82年4月きん歌で二ツ目、87年10月真打昇進し、歌之介。
19年(平成31年)3月圓歌を襲名。
師匠の三代目圓歌は2017年4月23日に亡くなった。
師匠の遺言を受けて四代目襲名が決まった。
落語協会・柳亭市馬会長は「この場所で亡くなる4か月前、3年前の暮れの総寄り合いの時に隣でグッと手を握りまして、真剣なまなざしで『俺が死んだら歌之介を4代目にしてやってくれ』とおっしゃった」と・・・。
歌之介さんは「気持ちの中では400メートルリレーのアンカーの覚悟で師匠のバトンを受けました。師匠がものすごい速さで第3コーナーを駆け抜けてくれたので、恩返しは全力疾走しかない」と決意を語った。
例によって、襲名披露は3月下席(21〜30日)の鈴本演芸場から、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場を経て改元後の5月中席では国立演芸場と50日間行う。
4月8日生まれの四代目は期間中に還暦となり、三代目の3回忌、さらに改元もある。
「師匠は最短距離で笑わせろと言っていた。なるべく笑わせる噺をしたい、常連さんも多い
のでネタを代えたい」と話した。
以前は50日間ですべてネタを代えると公言していたが「そういう気持ちもあったんですけど…」と言葉を濁して笑わせていた。
・・・順調に、名跡が継承されるのはいいですね。
最近の噺家さんは、ほとんどが地方出身者ですが、東京で活躍していても、郷里との繋がりもしっかりしていて、観光大使などを務めたり、お祝い事は、地元の応援も物凄い。
町興しの頼もしい存在でもあるのでしょう。
歌之介さんも、「幕末竜馬伝」とか「B型人間」などのオリジナルの爆笑ネタもあり、さらに大きな看板になることと思います。
« 乱志十八番「名人」三題 | トップページ | お江戸あおば亭へのエントリー »
「噺家さん・芸人さん」カテゴリの記事
- 圓朝忌(2020.08.11)
- 三遊亭金馬師匠(2020.07.23)
- 【朗報】九代目春風亭柳枝誕生!(2020.07.06)
- 林家正雀 正本芝居噺の会(2020.06.28)
- オンライン寄席の時代?(2020.06.26)