乱志十八番「お店噺」三題
「お店噺」・・というか、舞台背景が大店(おおだな)になっていて、そこにいる(関わる)人々の悲喜こもごもが描かれます。
いずれも、笑いと涙の大作です。
店(たな)と言っても、扱っている物は違っています。
「帯久」は、帯屋と和泉屋いう日本橋の2軒の呉服屋。
この2軒の旦那に、大岡越前のお裁きが下ります。
「文七元結」は、近江屋という横山町の鼈甲問屋。
お店はあまり表には出ませんが、重要なポイントになります。
ストーリーでは、奉公人の文七と、道楽者の左官の長兵衛のやり取りがクライマックス。
歌舞伎の狂言にもなっている名作です。
「火事息子」は、伊勢屋という神田の質屋。
家出して町火消になった若旦那に父親と母親の思いが交錯します。
お店噺の超大作と言えば、やはり「百年目」「ちきり伊勢屋」あたりでしょうか?
「百年目」は、そうですねぇ、何か記念になるようなタイミングで、演ってみたいですね。
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