乱志十八番「酒飲み」三題
ほとんど下戸の私が、酔っ払いを演りました。
まぁ、とにかく演っていて、面白いのなんの・・・。
「一人酒盛」「二番煎じ」「試し酒」ということですが、登場人物の酒の強い順で行くと、ダントツで「試し酒」の清蔵さんでしょう。
それから・・・、次は、番小屋に集まった町内の旦那衆ですかねぇ・・?
「一人酒盛」は、飲んだ酒の量は5合です。
「二番煎じ」は、個人差があると思いますが、どれぐらいの酒量になるのでしょう。
「試し酒」の清蔵さんは、5升(旦那の前で飲んだ分)+5升(試しに酒屋で飲んだ分)で、何と1斗を飲み干した勘定になります。
酒量に差はあっても、みんな酒を飲んで上機嫌、都々逸が出て来ます。
「一人酒盛」では、定番を入れました。
この酒を 止めちゃ嫌だよ 酔わしておくれ
まさか素面じゃ いいにくい
葱の間に肉を挟んで食べようという、「二番煎じ」では・・・、
明けの鐘 ごんと鳴るころ 三日月形の
櫛が落ちてる 四畳半
・・・よく意味が分からない?
田舎者の清蔵が、「試し酒」では粋な都々逸を披露します。
三味線の 三の糸ほど 苦労をさせて
今更切れるとは 罰当たり
・・・これもよく分からない・・?
・・・酔った勢いで、都々逸を歌う(叫ぶ)ところは、何れの噺でも痛快でした。
お酒飲みが演るよりも、下戸の方が、酔っ払いは上手いかもしれません。
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