「元犬」のイラスト
このイラスト・・・、ちょっと引いてしまいましたが。
「元犬」でいいんでしょうか?
ただ、ほとんどが人間になっていますが、白くないのが・・?
まぁ、絵のことを言うのが趣旨ではありませんから。
この噺も、女性や若い人に人気がありますね。
動物が出て来るので、親しみやすいのでしょう。
私は・・・、気味が悪いと思いますが。
「白犬は人間に近く、信心すれば来世には人間に生まれ変われる」。
近くに住む(人間の)ご隠居からそんな話を聞き、一念発起して蔵前神社にお百度を踏みに来た白い犬。
「できれば、今生のうちに人間になりたいと思います」 満願の日、一心不乱に祈っているとにわかに毛が抜け、あっという間に人間の姿になった。
大喜びした犬は、たまたま通りかかった件の隠居に事情を話し、「ただ四郎」という名前を付けてもらって仕事の世話をしてもらう。
奉公をすることになった彼だが、つい犬の習性が出て失敗ばかり。
「焙炉(ほいろ)を火にかけてくれ」と言われ、「吼えろ」と聞きちがえて「ワンワン!」。
そのうち、女中のお元さんに用事ができ、旦那が「お元はいぬか?」と声をあげるとただ四郎が勘違いして
「元は犬でございましたが、今朝がた人間になりました」。
・・・やや分かりづらいのは、「焙炉」と「吠えろ」・・は、「焙炉」があまりお馴染みではないこと。
それから、「もと」というのは固有名詞なので、「おきよ」では成り立たないというのは・・・?
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