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2019年2月11日 (月)

流三

稽古会では、時々、稽古時間の関係で出来なかったり、カットしなくてはならないこともあります。
しかし、我が落語っ子連には遠くから参加してくれているメンバーが多いので、遠隔地のメンバーを優先しています。
一方、メンバーの都合で参加者が少ない時には、一通り稽古が終わっても時間が余ることもあります。
こういう時には、もう1席稽古をしていただくことでバランスを取っています。
他の連では1人何分と決めて、みんな中途半端な稽古になる場合もあるようです。
一度、他の連の稽古で、オチまであと1・2分という所で、「はい時間です」と言われて中断させられたことがありますが、通しでやらないと意味がありません。
今回は前回と同様時間があったので、「長屋の花見」の通しと、「百川」の前半の演読をさせていただきました
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演読は、録音することにしています。
師匠から、活字で覚えないようにと言われていますし、もう覚えようという気力や力もありません。
師匠の高座本を、自分なりに演読する訳ですが、これは本息(本番と同じ)を心がけています。
そして、この録音した音源がバーチャルの高座本になって、いつでもどこでも聴き稽古。
英語を覚える"何とかラーニング"と同じです。
本息でやっていますから、スピード、リズム、トーンは、そのまま身体に覚え込ませます。
この段階では、覚えようとしていませんから、言葉は読まないと出て来ません。
聴いていて、直すところなどがあれば、次回の稽古で録音して、バーチャル高座本を更新します。
だから、演読(=稽古)は、いつも本番と同じです。
こうやって自分の噺にして行くのですが・・・。

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