厄除け・護摩祈祷
信者や信徒だけでなく、私のような者も含めて、満員の大本堂で「厄除け・護摩祈祷(護摩修行)」を。
護摩の修行は、奥深い内容を秘めた哲学的な意義と、真言宗という、正しい密教の教理に裏付けられた荘厳な宗教儀式だそうです。護摩と言うのは、梵語でホーマ(homa)といい、〈焚く〉〈焼く〉などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくすことを表わす。
護摩は、御本尊のご宝前に設けられた護摩壇の周囲に香華をはじめ五穀、お供物をそなえ、斎戒沐浴して心身を浄めた導師が、中央の炉の中に護摩木を焚いて、御本尊厄除弘法大師のご供養をすることにはじまる厳粛な秘法。
合掌して、弘法大師の宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を唱える。
この護摩によって、煩悩を焼き浄め、大厄を消除し、家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をするという訳で。
祈祷が終わると、お屠蘇をいただき、お札を受け取って、一連のお参りが終了。