80歳以上の噺家さん
東京かわら版の「東都寄席演芸家名鑑」が刊行されたからか、長老の一角の三笑亭笑三師匠が亡くなったからか、東京の4つの団体の噺家さんで、80歳以上の師匠の一覧表がツイートされていました。
最高齢の桂米丸師匠(93歳)から三升家小勝師匠(80歳)まで。
この中で、橘家圓平師匠以下の落語協会の師匠は、全員が1973年(3月・9月)に真打昇進された方々です。
前年まで落語協会の会長だった三遊亭圓生師匠から柳家小さん師匠になったタイミングで、一挙に20人が真打に昇進して話題になりました。
これが、数年後の分裂騒動に繋がって行くのですが、約45年の時間は、この時の新真打の方々を長老にしてしまいました。
だから、今やほとんどの師匠方が、真打というのが、芸が出来上がっている人の地位ではなく、これから芸を高めて看板を大きく出来る可能性のある人(と親孝行の人)の地位になってからの人たちになったということです。
相変わらずお元気で、寄席だけでなくテレビでも活躍している師匠、寄席をきっちり勤めていらっしゃる師匠も多いのですが、中には、最近拝見しない(拝見する機会が減った)師匠もいらっしゃる。
噺家さんの場合は、生涯現役ということですから、いつまでもお元気でご活躍いただきたいものです。
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