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2018年12月10日 (月)

3億円事件

あの「3億円事件」から、今日で50年になるそうです。
東京都府中市の路上で、現金約3億円が輸送車ごと偽の白バイ警官に持ち去られた「3億円事件」の発生から、10日で50年となる。
窃盗事件として捜査され、迷宮入りのまま1975年に時効が成立。
現在の価値で30億円ともされる被害額の大きさや、大胆不敵な犯行手口は社会に強烈なインパクトを与え、数々の小説や映画、マンガの題材にされてきた。

とにかく、まるで映画の中の出来事のようで、しかも3億円という天文学的な金額に驚くばかりでした。
「モンタージュ写真」なんていう言葉も初めて知りました。
     3億円事件50年
 
事件は1968年12月10日朝に発生しました。
東芝府中工場で働く従業員のボーナス2億9434万1500円を運搬していた日本信託銀行国分寺支店の現金輸送車(ニッサンセドリック)が、東京都府中市の府中刑務所の塀沿いの通りで、“白バイ”に乗って現れた男に停車を命じられた。
制服姿で白いヘルメットをかぶった男は「支店長宅が爆破された。この車にも爆弾が仕掛けてあるかもしれない」と言い、運転手ら4人を車から降ろした後、輸送車の下に潜り込むと、「ダイナマイトだ。逃げろ」と叫んだ。
車の下から煙が上がり、4人が避難すると、男は輸送車を乗っ取って逃走。
約1.3キロ北の史跡に隠しておいたトヨタカローラに3億円の入った3つのジュラルミンケースを積み替え、走り去った。
輸送車の下から出た煙は、発炎筒によるものだった。
3億円事件50年
カローラは約4か月後、さらに北東に約5キロ離れた小金井市内の団地駐車場で発見された。
ジュラルミンケースは車内に残されていたが、現金は消えていた。
この車は事件直後に乗り捨てられていたことが、その後の捜査でわかった。
白バイ警官を装った男の言葉を、輸送車の銀行員らが信じたのは布石があったからだ。
事件の4日前、この支店に「300万円を女子事務員に持たせろ。言うことを聞かないと爆破する」という脅迫状が届いていた。
・・・社会人になって、事件の現場、関係する会社や銀行、金額(3億円の物理的な量や重さ)を認識するにつけて、事件の重大さを感じたものでした。
世界で一番優秀な日本の警察の手を以ってしても解決することが出来なかった事件。
あれから50年も経ったんですね。
しかし、一つだけ言えることは、この事件の犯人は「鼠小僧」ではなかったと言うことです。

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