署名運動?
よく、政府や役所や会社や団体に対して、不満や異論や抗議などがあると、署名を集めることがあります。
最近は少なくなりましたが、以前はよく、駅頭や街頭で署名を求められたりすることもありました。
私は、街頭での署名や募金には、仮にその主張に賛同していたとしても、応じないことにしています。
そんなことはともかく、例の「高輪ゲートウェイ」の騒ぎが続いているそうです。
JR東日本の新駅の名前で、批判が渦巻いているという・・・。
ネット上で始まった命名撤回を求める署名には、開始から約2週間で4万人超の賛同が集まったそうです。
単なる「ダサい」「選考過程が不透明」といった指摘にとどまらず、「恥ずかしく
て言いたくない」、「この国が高輪ゲートウェイ化する」などと批判の内容も激しいようで。
一連の森友学園や加計学園、公文書改ざん問題に通底するのを「高輪ゲートウェイ化」と言うんだそうですが・・?
(1)誰が決めたかわからない(責任者不明)
(2)一応、公募している(見かけだけの民主主義)
(3)もう、決まったんだから仕方がない(あきらめ)
(4)今は炎上しているけど、すぐに忘れるさ(忘却)
(5)その駅名に慣れるよ(慣れ)
・・・
の5つのステップを指すそうです。
また、JR東日本には900件の「意見」が寄せられているそうです。
まぁ、新駅名に対して、期待はずれだったり、好き嫌いがあったり、幻滅したりはあるでしょうが、でもそこまで目を三角にして騒ぐことなのかなぁと思います。
確かに、公募の形式を取りましたからややこしいですが、要は、公共性があるとは言え、一企業が自分の新しい拠点(施設)に名前をつけるだけのことでしょう。
隣の家の子の名前にケチをつけても、その家のことなんだから。
「寿限無寿限無・・・長助」でも、「父はもと京都の産にして・・」でもいいじゃないですか。
噺家さんなんて、特に前座さんなんて、師匠の趣味?で、不思議な名前がありますよ。
「三遊亭ごはんつぶ」だとか、「三遊亭ありがとう」や「台所鬼〆」「横目家助平」など・・・。
「五街道雲助」なんて、最初はとんでもないと思いましたが、実力のある人が襲名すれば、今や斯界を代表する大看板です。
私も、駅名を良いとは思いませんが、本人(会社)がこれで良いと言っているんだから、外野が必要以上に騒ぐこともなかろうと・・・。
まぁ、どうでも良いじゃないの。
名前なんて、そのうちに自然に慣れるか、嫌ならそのうちに自然に使わなくなるから。
だから、そもそも公募もどきをしなければ良かったんですよ。
みんなに支持されなければ、一昔前の「E電」と同じになる。
それだけのことですよ。
最近でも、「都電荒川線」なんて「東京さくらトラム」、「東武野田線」に至っては、地元の人さえ恥ずかしがる「東武アーバンパークライン」って言うんですよ。
そうそう、「渋谷センター街」のメインストリートも「バスケットボールストリート」って・・・ちっとも知りませんでした。
「八五郎」か「八公」か「八」か・・・、みんな同じですよ。
私はそれよりも、駅名が「芝浜」にならなくて良かったと思います。