落語の聴き手
私などは、落語の聴き手としては異端だとは思いますが。
プロを聴いてもアマを聴いても、純粋に楽しむというよりも、演じる視点、演じる前提で、フィルターがかかっています。
だから、基本的には、静かに、正面から聴きたい。
これは、落研に入って以降ずっとそうです。
しかし、寄席の客席にいると色々な人がいて、辟易するような人もいます。
スポーツ観戦でヤジを飛ばすように大きな声を出す人もいる。
噺家さんの言った台詞を自分で繰り返して声に出す人もいる。
噺家さんのくすぐりに過剰に反応する人もいる。
隣の人と普通の声で喋っている人もいる。
あれだけ言っているのに、携帯を鳴らす人もいる。
庶民の芸能だから・・・ということで、マナーだと何から何まで縛るつもりはありませんが、村の祭りの余興ではなく、お互いに木戸銭を払って聴きに来ているのですから、一定の節度は要ると思います。
ホール落語、寄席、独演会でも客層や目的も違うかもしれないし、会場の大きさなどによっても違うかもしれませんが。
それにしても、昨日の鈴本演芸場の最後列に座っていた田舎者集団は酷かった。
周りが見えないんでしょうね。
村のお祭りの見せ物と一緒にしていているんでしょう。