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2018年11月21日 (水)

社名変更

某会社の社名から、由緒ある旧財閥の名前が消えるそうです。
戦後の財閥解体の際には、三菱銀行が千代田銀行になって、財閥の名前が消えたたこともありましたが・・・。
生命保険会社の「三井生命」の名前が変わるそうです。
「三井生命保険」は2019年度にも、社名を「大樹生命保険」に変更する方針を固めた。
15年度に「日本生命保険」の傘下に入ったことで「三井」の名を冠することが難しくなり、新しい社名を検討していた。
90年以上続いた伝統ある商号を変えて再出発する。

・・・そうか、既に三井グループを離れていたんですね。
来週、正式決定して発表されるようですが、何で「大樹生命」?
新社名は三井生命が約50年前から展開している「大樹」シリーズにちなんで決めた。
大樹は顧客からの知名度も高いと判断した。
社名に「日生」はつけず、コーポレートカラーは引き続き緑とする。

・・・そうか、「富士重工」が「スバル」に変えたのと同じパターンか。
日本生命傘下になったので、大樹生命にしたんだと思いました。
だって「寄らば大樹の陰」と言うじゃありませんか。
ところで、旧財閥の商号は、非常に厳しいルールがあるはずです。
「三井」の商号は三井商号商標保全会が管理している。
三井グループの企業が株主構成を変えた際には同会が商号の見直しを検討することになっている。
三井生命は日本生命が三井住友銀行などから約8割の株式を買い取り、15年度に買収(子会社化)。
三井グループのルールでは商号変更が必要になるが、三井グループの顧客との関係や従業員への影響などを考慮。
同じ社名を使い続けていたものの、買収から3年が経過し、三井グループから商号変更を求められていた。
三井生命は1914年に銀座の商店主らが発起人となって発足した高砂生命保険が前身。
26年に三井合名が経営権を取得、翌年に三井生命に商号変更。
その後は三井財閥傘下の企業との強いつながりを生かし、団体保険や個人保険の契約を伸ばしてきた。
バブル崩壊後には財務内容が悪化し、契約者に支払うお金が運用益を上回る「逆ざや」に陥った。
現在は日本生命との運用ノウハウ共有などのテコ入れを進める。

・・・三井グループの中では、ごく新しい会社だったんですね。
昔、担当していたことがあり、大手町の本社を何度も訪問しましたが、ゆったりした企業風土の会社でした。
昭和がまた一つ消えますね。

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