飲酒(運転)の咎
飲酒のルール違反で世を騒がせる輩が後を絶ちません。
落語でも、名作の「芝浜」でも「子別れ」でも、主人公はどうしようもない飲んだくれです。
師匠に言わせれば、芝浜の魚勝はアルコール依存症だと。
特に子別れの左官の長兵衛は、酒に加えて女郎買いの合わせ技ですから、とても按配が悪い。
そんな2人よりも悪質な2人が断罪されました。
まずは、元アイドルの女。
飲酒運転をしてひき逃げをしました。
懲役2年(執行猶予5年)の判決。
もう1人は、JALのパイロット。
事前検査をすり抜けた挙句、英国の法令に定められた値を超えるアルコールが乗務前に検出されました。
彼の地で禁錮10ヶ月の実刑判決。
人として、プロとして、もう言語道断です。
しかも、副操縦士はよりによって海外で大恥を晒して。
酒を飲まなければいられないような環境(プライベート、仕事)に置かれているなんていう言い訳は、同情の余地はない。
落語のように、これも「人の業」だと言うなら「業」だとして、多くの人の命と安全を守るために、酒癖の悪い人は事前に自由を制限(免許を取り上げる)とか、補欠人員を常に確保しておくとか、しっかり対策を取っておかないと、善良な市民がたまりません。
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