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2018年11月24日 (土)

乱志「短命」

開口一番は、不肖私めの「短命」です。  
  乱志「短命」
今まで何十回も高座に上がっていますが、開口一番で出たことはほとんどありませんでした。
人情噺志向で、あまり前座噺をやっていないので、どうしても浅い場所で上がる機会は少なくなります。
今回は、軽めの噺をネタ出ししたこともあり、開口一番を勤めさせていただきました。
開口一番は、まず客席を暖めるのが最大の仕事です。
羽織は着ずに、着流しで高座に上がります。
「短命」は、いつものような長講ではありませんから、折悪しく腰と膝を痛めているので、ちょうど良かったかもしれません。
ところで、実は昨夜、とても変な夢をみました。
開口一番で「お江戸あおば亭」の高座に上がって喋っているのですが、気がつくといつまでたってもマクラばかりでなかなか終わらず、本題に入れません。
そのうちに、お客さまがいらいらして席を立ち始めたところで目が覚めました。
・・・やはり、開口一番に力が入っていたのでしょう。
夢は五臓の疲れ・・・、疲れてもいるのかなぁ。
落語会は、個人プレーの塊ではなくて、全体としてチームプレーだと思っていますから、出番それぞれの”役目”があります。
「始め(終わり)良ければ全て良し」と言うとおり、始め(開口一番)と終わり(主任・トリ)の位置付けは大きいものがあります。
勿論、別のポジション(中入り前、食いつきなど)もしっかり大事な位置付けですが。
後で、お褒めいただいたので、ミッションは遂行出来たようです。
本人も、自由に喋れたし、とても楽しく出来ました。

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